事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第三十七話「過激な転校生」

2013-09-15 | テレビ番組

Furukawaimg01_3 第三十六話「同志の誓い」はこちら

前回の視聴率はめずらしく的中して15.4%。今回の脚本は「最高の人生の終わり方」の吉澤智子。わたしが気づかなかっただけで先月から山本むつみは原作扱いということになっているのだとか。こうなるとなにかあったのかと……。

タイトルどおり今回は学園ドラマ。熊本洋学校出身者たちが大挙して転校してきたのはいいとして、予想外に優秀だったことから起こるトラブルの数々。

彼ら“熊本バンド”が、その優秀さから独善的な要求を新島襄に突きつける。そこで、襄が涙を見せることが彼らの軽蔑を呼ぶ。男らしくないと。そんなことを言ったら日テレ系青春ドラマのほとんどが成立しないのだが。

そこをひっくり返すのがのちの徳富蘇峰。八重とは後年さまざまなことがある御仁だ。蘇峰については、とにかく老年の印象が強いので、中村蒼が演じていることもあいまって彼より八重が年長であることをあらためて思い知らされる。そうかそういうことなんだ。

バンドのなかで注目株は、のちに二代目総長となる小崎弘道を演じた古川雄輝。なんでこいつだけめちゃめちゃ英語がうまいんだ!と思ったら、帰国子女だったんだね。反目が一転するこれからの展開が楽しみです。それにしてもブレイク寸前のイケメンをNHKの威信をかけてとりそろえたなあ。

さて、世情は士族の不平不満が爆発して騒然としている。そのすべてが西南の役に向かうわけだけど、ここで斎藤一(あ、いまは藤田五郎でしたね)は地獄を見ることになる。維新を成し遂げたとされる偉人たちが、しかし反目する展開。ここは、まだ歴史的総括を終えていない部分だろう。西郷隆盛が、その温情?によって神となっているここ庄内においては特に。来週は要注目。

庄内でなくても視聴率は上昇するだろう。西郷が神だからだけでなく、台風の影響で在宅率が高いだろうから。明日は娘が帰る予定なのに大丈夫か。ということで16%台はいくでしょうか。

第三十八話「西南戦争」につづく

コメント
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