事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

港座再建計画PART4~赤いハンカチ

2009-05-24 | 港座

Minatoza02_2PART3はこちら

朝日新聞は港座復活をどう報じたか。

映画館「港座」シネマの灯7年ぶり復活~2009年05月13日

 映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)のロケ地の一つになった酒田市の旧映画館「港座」が来月、閉館から7年ぶりに復活する。米アカデミー賞など国内外の数々の映画賞に輝いた作品のおかげで酒田に注目が集まったことを追い風に、地元の人々が「映画の上映を通して地域を盛り上げよう」と結集した。(柳沼広幸)

 港座は、映画の主人公(本木雅弘さん)がオムツ姿で出た業務用ビデオ「納棺の手引き」の撮影をした場所。もともとは1887(明治20)年に建てられ、「東北一」とも称された芝居小屋だ。映画上映は大正時代から。スクリーンが大(180席)、中(80席)、小(30席)の三つあり、滝田監督は「昭和のシネコン(複合映画館)だ」と評したという。

 隣町にできたシネコンの影響もあり、港座は02年1月、115年の歴史に幕を閉じた。3カ月後に別の映画館も閉館し、市内のシネマの灯が消えた。そんな状況をがらりと変えたのが酒田市各地でロケをした「おくりびと」だった。港座を所有する阿部剛さん(47)は言う。

「おくりびと効果でたくさんの人が酒田に来ている。地域の魅力を世界に発信できただけでなく、ここで暮らす人々が地元の良さを見直す機会にもなった。映画上映で台町を盛り上げていきたい」

……なんか、大騒ぎになってます。最初にオーナーと話し合ったときは、まさかこんな大ごとになるとは思わなかったのだ。むしろ夢を語るのがオーナーの方で、素人であるわたしの方が「そりゃ、むちゃでしょー」と火消しにまわっていたぐらい

しかし「おくりびと」がベストテンをにぎわせ始めた時期だったので、

『港座で、「おくりびと」を観る』

は絶対条件だと話し合っていた。まさかその後日本アカデミー賞につづいて本場のアカデミー賞まで受賞してしまうとは思いもよらずに。

Redhandkerchiefdvd  このことで港座への注目度が上がったのは確かだが、同時にまたまた「おくりびと」は観客を集めまくり、上映開始から半年もすぎてから動員数のトップに躍り出ることになったのである。こうなると松竹も強気になりますわね。ここでは明かせませんが、ちょっとびっくりするようなお値段がついてしまったのだ。

まいった。以下次号

港座オフィシャルブログはこちらです。

http://minatoza.exblog.jp/

画像は上映予定作品「赤いハンカチ
石原裕次郎の二十三回忌にちなんで……なわけはありません。7月に石原プロはとんでもない法事(笑)をやるようだけれど、わたしが驚いたのは裕次郎も曹洞宗だったこと。
上映会の実行委員には、曹洞宗のお坊さんもいるんですよ。

わたしにとっては裕次郎映画というより、若き浅丘ルリ子を味わう映画か。

コメント (3)
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