2件目はこちら。
学校徴収金の未納滞納について、口座振替の普及がその遠因となっていないか、というネタの前に、ちょっと特殊な事例かもしれないけれど、民生委員がかなりつっこんだ対応をしている町があったので紹介しよう。
給食費の時効が2年なのはびっくり。でも、実際は卒業しちゃうとそれまでかなー。給食費に限らず帳尻合わせをしちゃうから、学年(学校)側も卒業後までは深追いしないのが現状なんじゃないかなあ。おかしいと思うし、そういう人たちって絶対情報交換してるような気がするんだけど。
現在の学校でははじめが大事!と電話作戦&お手紙作戦を繰り広げた結果、前任校に較べて件数が少ないのも金額が少ないのも幸いしてか今現在未納なし。えらい!自分でも感動。
2ヶ月以上の未納は民生児童委員にも連絡して協力してもらうようお願いした。
この、民生児童委員ってフレーズは意外だったので、学校独自なのか町全体としてそうなのかと確認。
感触では、町全体として、かな。もっとも学校の方で積極的にお願いするわけだけど。
受け止め方には学区・個人差があって、「そう言われてもなかなか」という人もいれば「督促状を俺が持っていくから声をかけてくれ。」と言ってくれる人もいました。
幸い今の学校は協力的な雰囲気で、先日行った顔合わせ兼授業参観兼会議(これでも意識の高さがうかがえるでしょ?)の際に私の方から生徒集金についても話題にさせてもらいました。そしたらアチラの方から「金額が大きくなってからでは遅いので2カ月以上たまったら連絡して欲しい」といってくださったので。
県外脱出するような家庭は、民生児童委員+学校側+保護者で面談しようが返済計画を立てようが、もう何しても払わない人は払わないってことを痛感しましたけどね。しかも悪びれないし。
「払いたくない」シリーズでは、未納問題の“具体的な”解決策まで探ろうと思ってるんだけど(みんなそれを望んでいるし)、でも民生委員云々は一般化は厳しいかも。
そうね。身内の民生委員にそちらの本音はどうなのか聞いてみると「学校からはなんとかしてくれって言われるんども、なかなかでぎねよ、取立てまでは。」
プライバシーについては、でもそこまで踏み込めるのは民生児童委員しかいないと思うんだけど。たしかに隣近所の友好関係もあるわけで、地区内の面倒をすべて押し付けられてはたいへんだろうとは思うものの、学校で認定にかかる状況把握ができることといったら、集金くらいしかないでしょ?
今時お粗末な服や風呂にも入ってない、学習道具が揃わないってことはそうないから。そこから切り込めないかな、多少は。事実私はそんな感じ。
それ以外の家庭状況や地区での様子(金銭面では自治会費とか他の集金もあるし、家庭訪問してるから家の荒れ方とか調度品なんかも極端な場合は目に付くでしょ)は学校で踏み込めない部分もありますので教えてください。って感じ?
まあ前回も書いたけど委員が入れば絶対OKってこともないけどね。
担任や学年主任と話してても「俺方さ何でぎんな」って感じでむしろ感知したくない雰囲気ありありだし、保護者との関係はわかるけど、むしろそっちの方でストレスがたまることも。
……出た。集金の主体者は誰なのかというおなじみの堂々巡りの論議が。これは次回以降にふれてみよう。
画像は、これ以上かっこいいヒロインは望めないボストン・テラン「神は銃弾」。貞操の危機、なんてものは過去の遺物でしかないことがわかる。