旧遷喬尋常小学校・・・

勝山のお雛まつりに行った日、旧遷喬尋常小学校にも行ってきました。明治40年に巨額の費用を投じて建てられた木造校舎。平成2年の夏、小学校の役目を終え貴重な文化財として一般に公開されています。

＜3月3日撮影＞

左右対称の重厚な校舎


校章は帆を張った高瀬舟で「久世」をデザインしているそうです。


懐かしい風情の教室。ドラマや映画のロケにも多数利用されたそうです。校長室の横に据えられた鐘は、昔は外にあり、鐘を打つ数によって始業や終業・給食などを知らせていたそうです。


二階中央にある講堂は、二重折り上げの洋風格天井となっており、鏡板はすべて無節の檜柾目板。透明ガラスは、角度によって景色が変わるものもあり、当時としても珍しい貴重な造りだそうです。


講堂の窓から眺めた教室の外観

小学校横には久世エスパスセンターがあります。
商業施設かと思っていたのですが、そうではなく、市民のための文化施設のようです。建物の中には「エスパスホール」「エスパススタジオ」「学習室」「ギャラリー」「真庭市立久世図書館」などがあります。


ちょっと変わった斜めに傾いた壁面

旧校舎が、梁と屋根による「線と面の構成」であるのに対し、エスパスセンターはより「立体的な塊」として見せています。先進的で動きを感じさせる「斜めにせりあがる直方体」を主なデザイン要素としているのだそうです。

旧遷喬尋常小学校…ここは一見の価値ありです^o^/


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