はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

祝! 藤子・F・不二雄大全集 第4期刊行決定

2012-08-24 22:40:05 | 藤子不二雄
 本日は、藤子・F・不二雄大全集の配本日。この日、公式サイトと新刊への挟み込みチラシで、現在刊行中の第3期につづく第4期の刊行決定が発表された。いや、実にめでたい。
 ここ最近、藤子ファン仲間と会うと、ほぼ必ずと言っていいほど「4期はどうなるんだろう」と言う話になっており、ここ半年ほどは「4期」が藤子ファンの挨拶になっていたような気がする。それだけ、みんな4期に期待していたし、刊行されるかどうか気になっていたのだ。
 この全集は、第3期(100巻目)までで、『ドラえもん』をはじめとする有名どころの作品は、ほぼ刊行されており、あとは初期作品しか残っていない。はっきり言って4期はよほどのマニアでないと買わないだろう。それでも4期の刊行を決めた小学館には、深く感謝したい。

 それでは、具体的にどんな作品が第4期で刊行されるのだろうか。気になったので、第1期の刊行開始を知らせるチラシを引っ張り出してきた。このチラシには「藤子・F・不二雄全作品ページグラフ」と言うグラフが載っており、各作品のおおよそのページ数がわかる。そこから、第3期までに未収録の作品と、そのページ数を抜き出してみた。


 ・ロケットけんちゃん(1,200ページ)
 ・とびだせミクロ(700ページ)
 ・ロケットGメン(500ページ)
 ・すすめぴろん(400ページ)
 ・星の子ガン(300ページ)(※A先生との合作)


 これらが、第4期のおもな作品群と言えるだろう。仮に、1冊300ページとして計算すると、上記のタイトルだけで9~10冊は出せる計算になる。あとは、『Fの森の大冒険』で紹介されている「初期合作」「初期名作物」「初期時代物」「初期絵物語」「初期メディアミックス」に含まれる各作品が入るはずだ。
 それにしても、『ロケットけんちゃん』のページ数がこんなに多いとは、驚きだ。初期の代表作の一つと言ってもいいだろう。『すすめぴろん』は、手塚治虫先生の後を継いで描かれた『ぴろんちゃん』の続編。元作品の『ピロンの秘密』はテレビドラマ化されているが、あまり知名度は高くないか。

 と、4期の予想めいた事をしてみたが、現時点では仕様(価格帯、平均ページ数、刊行ペースなど)が明らかにされていないので、きっちりした予想はしにくい。詳細は9月25日の3期最終配本時に明らかになるようなので、それを待ちたい。
 ただ、マニアックなラインナップになるのは間違いないから、一冊あたりのページ数の減少もしくは価格帯の上昇があるのではと覚悟はしている。あくまで個人的予想だが、もしかしたら石ノ森大全集のような一括購入のみになる可能性もあるのではないだろうか。まあ、第3期まで付き合ったのだから、最後まで付いていくつもりではあるが。
 小学館と全集スタッフに望むのは、出来るだけ完全収録に近づけて欲しいと言う事だ。これに尽きる。全集完結後に未発掘作品が見つかったとかなら仕方がないが、現時点で把握できている作品は出来る限り4期で収録していただきたい。そういえば、「殺し屋のお正月」みたいなナンセンス超短編漫画はどこに入るのだろう。まさか、このまま未収録と言う事はないだろうし。ちなみに、『手塚治虫漫画全集』も4期が完結編となったが、刊行開始時のチラシで「感動を一つ残らずお届けする、堂々のフィナーレです」と謳っていたにもかかわらず、未収録が多数出る結果となってしまった。F全集はこういう事にはならないと、いいのだが。

 とりあえず、今日はこのくらいにしておこう。まずは、素直な気持ちで4期決定を祝いたい。


 ところで、第3期ももうすぐ終わりなので、第1期~第3期までを通巻の巻数順に並べて本棚に入れてみた。



(一番下の段は新書判しか入らない)


 これでなんとか100巻までを収納する事は出来ないかと思ったのだが、一冊だけどうしてもあぶれてしまう。第100巻『UTOPIA 最後の世界大戦/天使の玉ちゃん』が問題だな。いっそのこと、この巻だけ額にでも入れて飾っておくか。ページ数も少ない事だし。
 それにしても、専用本棚はロールスクリーン違いで二種類とは驚きだ。ただでさえ高価格なのに、一体何を考えているのか。