はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

GA&シノブ伝第4回感想

2004-07-29 20:45:59 | マンガ・アニメ
 前回第3回はさぼったが、別に観逃したわけではない。先週は忙しかっただけの事だ。
 今週は余裕があるので、感想を書いておく。

 まずはGA。第4期の放送4回目にしてようやくロストテクノロジーが登場。どうも、今まで何かが足りないと思っていたが、ロストテクノロジーが出てこなかったせいだったのか。正直、今日の放送を観るまで気が付かなかった。そして、ついにパトリック・ジョナサン・ガストが顔出しで復活。エンディングで3人の名前を見た時には、妙に感動してしまった。地上波では第2期最終回以来だから、実に2年と3ヶ月ぶりか。こうなると、第1回では猫面だった事の方が不思議だ。1回目からちゃんと出してやればよかったのに。
 これらの要素のせいか、全体の雰囲気が1期・2期に近い感じで、Aパートはなんとなく懐かしく感じてしまった。Bパートは…、どうせ夢オチが芝居オチだろうなと思っていたら、そのまんまだったので、ちょっと残念。このオチを使うなら、もうちょっと徹底的にやって欲しかったところだ。

 そして、シノブ伝。CBCではOPが、第1回:効果音無し、一部作画未完成→第2回:効果音入り、作画完成→第3回:効果音増加と来たので、さすがにもうこれ以上の変化はないと思っていたのだが、まさか最後の音速丸ナレーションを変えてくるとは思わなかった。完全に裏をかかれた。このまま毎回OPは変化し続けるのだろうか。
 そして、本編。Aパートのエロさはどうしたものか。原作にもあった音速丸の妄想が、動画&声・効果音付となって、更にパワーアップ。また、Aパートでは、ついに「ゲノム」キャラが登場!。と言っても、カレンダーの絵としてだが。本編冒頭の場面だったので、何が起こったのかと思ってしまった。EDクレジットを見ると、このカレンダーイラストは古賀亮一描き下ろし。道理で原作絵なわけだ。
 Bパートの本筋は「雅、恋をするの巻」だが、惚れ薬の話の一部だけが付け加えられてしまったために、「おっばいが生意気になる薬」や、シノブが薬を飲んだ場面が無くなってしまった点は残念。
 しかし、今回は2話とも演出の切れがよくてテンポもよく、アニメとしては文句なしに楽しめた。だんだんスタッフがノッてきているのがわかる。このまま、どんどん突っ走って欲しいものだ。

エスパー魔美 第18話「サマードッグ」感想

2004-07-29 20:19:50 | 藤子不二雄
 テレ朝チャンネルの放送から二日経ったが、アニメ「魔美」を語る上で外せないエピソードだと思うので、感想を書いておく。
 名古屋テレビの再放送以来なので、約10年ぶりに観たが、やはり原作に勝るとも劣らぬ名作だ。冒頭の、バス中での高畑と老婆の触れ合い(ラストシーンにつながる部分)や、最後の駐在所での一幕など、日常を描いたアニメオリジナルシーンが、野犬の群におそわれるクライマックスシーンと好対照となって、両方の場面をより印象的にしている。もちろん、結末は原作通りで、はっきり言って救いのない終わり方だが、ここを真正面から描いた事は、非常に評価できる。残念ながら私は本放送では観られなかったが、小学生時代に「ドラえもん」などの「めでたしめでたし」で終わる動物ものを見慣れた後に本作を観たら、ラストに受ける衝撃はもっと大きかったのではないだろうか。
 また、アニメオリジナルの要素として、本話で魔美が初めてテレキネシスによる飛行(「セルフテレキネシス」と呼称)を披露した点もポイントの一つだろう。原作では、これがいつからできるようになったかは、特に描かれていない(「学園暗黒地帯」では既に飛んでいた)が、アニメ版ではOPで毎回見せている以上、はっきりと能力の習得を描こうと言う事になったのだろう。
 個人的には、本作は、藤子アニメは「ドラえもん」しか知らない人が多いであろう、今の小中学生の方々には、ぜひ観て貰いたい。「のら犬「イチ」の国」の対極にある話だし。「ワンニャン時空伝」を観た直後の子供に、この「サマードッグ」を見せたら、どんな反応を示すだろうか。