極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

野球賛歌・ダル賛歌

2011年06月16日 | 日々草々

 

  廬原の 清見の崎の 三保の浦の ゆたけき見つつ 物思ひもなし

                       田口益人/万葉集   

 

46回無失点は藤川以来、ダルビッシュ(日)のシーズン連続イニング無失点は
49回でストップ。5月25日中日戦からの連続完封も3試合で止まった。46回以
上の連続無失点は06年4~7月の藤川(神=47回2/3)以来だったが、藤川の
失点は7月11日広島戦(甲子園)での暴投によるもの。ダルビッシュも同じ球
場での暴投で記録を伸ばせなかった。もっともこの日は8回を投げ自責点は1
点。今季交流戦の防御率は0.21で06年佐藤充(中)の0.91を抜く交流戦新記録
が確実となった。なおこの日のダルビッシュは3回2死後に失点したが、連続
イニング無失点記録の扱いは野球規則10.22(C)により、失点イニングの1/3
、2/3回を加算しないため46回2/3とはならないとい
う。



それにしても、記録は破られるためにあるのだとあるが、なかなか破られるも
のでもないということが了解できた試合だ。インタビューでは記録は(それほ
ど)意識していなかったというが、テレビ中継を見る限り微妙に、考えすぎ・
力みすぎが加わっていたように見受けられる。とは言えそこで委縮するような
脂漲る若武者でない。

「高めに空振りを取れるゾーンがある。ただ、そこからボールが伸びると捕手
もキャッチできない」。低めに落ちる変化球をワンバウンドさせることはよく
あるが、直球を高めにミスすることは珍しい。実は開始直後から指先に違和感
を覚えていた。白井球審が証言する。「(ダルビッシュから)もっとボールを
土でこねてほしいと言われたが、試合前にやっているのでできないと伝えた。
しっくりとこなかったのかもしれない」。ダルビッシュもボールが滑りやすく
感じていたことを認めた。「審判にお願いしたが“決められた土でないとでき
ない”と言われた。いつもとボールが全然違った」と話しているが、言い訳と
してはもっともだが、そこはプロというものだ。

Flag of Habikino, Osaka.svg

大阪は羽曳野市育ちというからには、南大阪、河内音頭と連想するが、有機EL
のオピニオンリーダ城戸淳二山形大学教授や、福島第一原発所長の吉田昌郎な
ど輩出している男気溢れる郷土風土で葡萄の産地だと記憶している。

ところで、ダルビュシュの無失点記録を阻んだ、タイガースは二桁の借金を返
し優勝できるのだろうか、例によってここまでのチーム成績を見てみた。投手
陣の防御率を3.12→2.9以下に、奪三振だけいうとチームトップで、失点平均を
3.44→3.1以下に、そして与四球が157と最悪で投手陣のコントロール悪さが目
立つ。また、完投勝利数も最低レベルでおしなべて投手陣の立て直しが必要だ。


2011 投手力


2011 打撃力

打撃成績は、盗塁数が少なく(リーグ内では中位)、併殺打がワースト二位で、
犠打も、両リーグ最低であり、走塁、打撃力、出塁時の攻撃法の工夫がいると
いう結果となっている。これは選手達の工夫となによりも監督、コーチ陣の頑
張り次第といことになる。平均年齢34.6の中日より2.7歳若く、首位のヤクルト
と同じ平均年齢だし、管理職に奮起に期待する。メジャーの盛り上がりももう
一つのなかだし、サッカーの盛り上がりから比べてもう一つという感じだしね。
それにしてもダルビッシュ有は男前やね。

【こんなのあったらいいね】 



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