極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

放射性物質の除染

2011年06月18日 | 環境工学システム論





2011/06/18-08:44  時事通信
汚染水浄化、運転停止=放射線量高く、交換早まる-福島第1
福島第1原発事故で、東京電力は18日、高濃度の放射能汚染水を浄化する処理シ
ステムが同日未明、運転を停止したと発表した。セシウム吸着装置の放射線量が
想定より早く交換基準に達したといい、東電が対応を検討している。同システム
は試運転中に水漏れが相次ぎ、17日夜に本格運転を始めたばかりだった。
東電によると、汚染水処理システムは17日午後8時に本格運転を始めたが、セ
シウム吸着装置の「スキッド表面線量率」が想定より早く交換基準の毎時4ミリ
シーベルトに達した。東電は18日午前0時54分にシステムの運転を停止したが、
水漏れなどは確認されていないという

2011/06/18-08:21 時事通信
汚染水処理装置、運転停止=放射線量高く、交換早まる
福島第1原発事故で、東京電力は18日、高濃度の放射能汚染水処理システムが
同日未明、運転を停止したと発表した。セシウム吸着装置の放射線量が想定より
早く交換基準に達したといい、東電が対応を検討している。同システムは試運転
中にセシウム吸着塔で水漏れが相次ぎ、17日夜に本格運転を始めたばかりだった

2011/06/16-12:27  時事通信
アレバ社除染装置も性能確認=17日に本格運転-放射能汚染水処理
福島第1原発事故で、東京電力は16日、新設した高濃度の放射能汚染水処理シ
ステムのうち、フランス・アレバ社の技術協力で造られた除染装置に低濃度汚染
水を流す試運転を15日に行い、セシウム134の濃度を約1万8000分の1、同137は約
1万7000分の1に低減させる効果があったと発表した。
この装置は薬剤を使って放射性物質を沈殿させる。15日深夜からは米キュリオン
社の技術によるセシウム吸着塔と組み合わせた試運転を行い、16日午前0時20分ご
ろからは、さらに塩分を除去して真水にする装置も合わせた総合試運転に入った。
17日午前まで行い、問題がなければ集中廃棄物処理施設にある高濃度汚染水を処
理する本格運転を始める


2011/06/15-20:47 時事通信
16日に全体試運転=汚染水処理システム-福島第1
福島第1原発事故で、東京電力は15日、高濃度の放射能汚染水処理システムの
うち、フランス・アレバ社の技術協力で造られた除染装置の試運転が同日午後1
時すぎから始まったことを明らかにした。この装置は薬剤を使って放射性物質を
沈殿処理する。試運転には低濃度の汚染水を使っている。16日には米キュリオン
社の技術によるセシウム吸着塔と組み合わせて試運転を行った上で、塩分を除去
する淡水化装置も含めた全体の試運転を実施する予定。順調に進めば17日中に本
格稼働に移る

2011/06/15-00:17 時事通信
セシウム3000分の1に=汚染水処理で試運転-福島第1
福島第1原発事故で、東京電力は14日、高濃度汚染水を処理するシステムのうち、
セシウム吸着装置の試運転で放射性セシウムの濃度が3000分の1程度まで低減し
たと発表した。松本純一原子力・立地本部長代理は「除染能力としては目標を達
成できた」との見方を示した



【東京電力工程表】



【Bチームの活動】

 【徐染技術の考え方】

具体的な除染技術としては、還元剤を中心とした薬剤で汚染物を溶出する方法お
よび酸化還元反応を利用する方法がある。前者はシュウ酸、クエン酸等の還元反
応で除染対象物のFe系表面酸化被膜を溶解除去する方法である。後者は主として
ステンレス鋼等Crを含む材料に適用される。ステンレス鋼ではCr系酸化物が存在
し、これは上記の還元反応では溶解しないため、過マンガン酸および過マンガン
酸カリ等による酸化反応で溶解する必要がある。最近はこの酸化および還元反応
を組合わせて高い除染係数を得る除染方法が使われている。下表
に酸化還元反応
を利用する従来からの供用中除染に使われたCITROX法、LOMI法、最近開発された
DFD法、CORD法の例を示す



そうか、徐染とはこの程度のことをいうのだと改めて思った。そう「プリエッチ
ング」「ソフトエッチング」なんだ。電子部品生産でこの手の研究開発は、お手
のものではないかと、石川啄木風に‘じっと我が手をみる’。^^;





【表面密度の算出方法】

表面汚染検査計を用い得られた計数値は、次式を用いて表面密度(As)と対応づ
けられる。

      As =(N-Nb)/(εi・W・εs)

  ここで、N :測定された計数率(s-1
      Nb :バックグラウンド計数率(s-1
      εi:β(α)線に対する機器効率
      W :測定器の有効窓面積(cm2
      εs:
汚染源効率を表す。


平松大阪市長は原発について「今すぐすべてを止めるべきだと言うつもりはない」
としながらも「安全でクリーンとの神話がもろくも崩れた。核廃棄物、使用済み
核燃料をどうやって鎮めるのか。本当に確立された技術があるのかも定かでない」
と原発に頼り続けることの危険性を指摘。その上で「火山列島の上に箱だけが頑
丈な原発があり、それを冷やす装置もないことを知った。唯一の被爆国として、
地球環境や科学技術に大きなメッセージを発すべき時だ」と発言。平時なら国策
反逆として「知事抹殺」ならぬ「市長抹殺」されるところだが、これは‘叡断’
だろう。終末処理も決まっていないのだから「脱原発」はむしろ「原発実用化試
験」である以上、再燃設備を含め数基に留めるべきだとわたし(たち)は考える。

未来の子ども達のためにもこの国の大人達は‘刹那的な快楽’を慎み‘未来建設
のための仕事’に汗を流すときと自重する。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする