SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

「桃のふわり鉄道旅」伊藤桃 著 (アイドルとライブと鉄道アイドルと執筆家の不思議)

2017-01-21 | 鉄道・バス

なんだか不思議なんである。
昨年の11月に書店で本をいろいろ見ていて、この「桃のふわり鉄道旅」を買ったのだ。
中身を見たら、全国の主にローカル線の乗車記を書いている。
帯を見ると「鉄道アイドル伊藤桃が約85路線を厳選紹介」と書いてあるし、
鉄道旅のDVDも付いている。
最初の12ページほどは本人の写真集になっていて、主に予讃線の海岸周りの下灘駅を含む場所で
撮影されたものが掲載されている。
どうみても写真用に登場してくれたアイドルさんなのだが、執筆も彼女という不思議さ。
その他にも鉄道の小写真集が付いている。
本文は北海道から九州までのJRのローカル部分が鉄道乗車日記として書かれていて、
誰が書いたか言われなければ、まさしく鉄道の一般書籍になっている。
伊藤桃さんに関して詳しく知らなかったのだが、
なんとJRは全線踏破していて、最初が両毛線で最後が久留里線だそうだ。
青森県の野辺地出身だが、青山学院大学を出た才媛で、これもまたアイドル活動と違うものを持っている。
さすがに青学を出ているからか、文章はしっかりしていて、読み応え感があった。
今までに数々の鉄道全線完乗の本は読んできたが、この本も入れておきたい。
発刊にあたってはクラウドファンディングで資金を集めて、執筆したというからすごいもんだ。
読んでいくとわかるのだが、彼女の好きなのは、ローカル線の風情、木造の古い駅舎、駅弁や駅の食堂の味、
ディーゼル列車、特にキハ40、駅周辺の風景、川辺と入り江、日帰り温泉・・・などだ。
鉄道旅の醍醐味をよくわかってらっしゃる。(と個人的に思うのだ。)
最後には南田裕介さんとの対談もある。
附属のDVDはなぜだか私鉄のいすみ鉄道と大井川鉄道になっている。
伊藤桃さんのブログを見ると、ふつうにアイドル活動をしているし、ライブもやっている。
書籍に戻ると、まったく別の世界がそこにある。
いやあ、実に不思議で面白い。
これが器用というものなのか。




















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