餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

マリア様がピチピチ

2012-10-14 23:31:15 | アート・文化
「大エルミタージュ美術館展」「京都市美術館コレクション展 第2期 京の画塾細見」「卒寿記念 高木栄子 紙わらべ展」に行って来ました。
「大-」範囲が広いです。ロシアはもちろん、イタリア、フランス、イギリス。時代は16世紀ルネサンスからロココ、バロック、印象派、アバンギャルドまで。マティスを見に行ったのですが、思わず天使の絵などに癒されました。目つきの鋭い天使がいましたが。マティスの「赤い部屋」は大迫力でした。
「京都市-」こちらは日本画のコレクション。美人や花に癒されます。丹羽阿樹子さんの「遠矢」という上を向いて矢を射る勇ましい女性の絵がありました。途中に彼女は何を狙っているのかという意見を付箋に書いて貼っていくコーナーがありました。鳥とか太陽とかリンゴとかありましたが、中には愛とか未来とかUFOとかもありました。猫とかミサイルという恐い答えも。
「紙わらべ-」昔の子供達の様子が和紙で再現されていました。縁日の屋台が前からも後ろからも見られて楽しいです。食べかけのお弁当があったりしました。金魚すくいが可愛かった。
小沢章友「平清盛 運命の武士王」読了。
これわかりやすかったです。生まれてくるのが千年早かったに何となく納得。清盛は宋と貿易をすれば国が豊かになると考えていましたが、まわりに同意する人がいなかったんですね。民を栄えさすという発想が誰にもなかった。法王も摂関も貴族も、そして清盛以外の平氏の人間も。交易は穢れを呼ぶ。国は貧しくとも自分達さえ優雅な暮らしができればよいと。うん、私も貴族ならそう思いますね。「吾妻鏡」より「源氏物語」の方が面白いですもん(そういう問題か?)。