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第57回「名筆研究会展」

2023-10-08 15:06:48 | アート・文化
今日は午後から雨の予報だったので朝のうちに行ってきました。
神戸元町の県民アートギャラリー。
第57回「名筆研究会展」です。「笑」がテーマ。


先日の新聞記事に載っていた書はやはり六車明峰さんの作品でした。
その六車さんに写真に入ってもらいました。


ラフな格好でしたが、もしも作務衣でも着れば、いかにも書家さんでしょう。
いや、今でも「名筆研究会」の重鎮ではありますが。

会場正面にはいつも通り「名筆」の創始者、村上翔雲師の遺作が並んでいます。

今回は西脇順三郎の詩書でした。さすがに一流詩人の詩は良かったです。

これは廣田瑛子さんの俵万智の短歌。

趣向が面白いですね。

これは谷本直子さんの、杉山平一さんの詩「顔」です。

これを見て思い出したのがこの本。

足立巻一先生著の『子ども詩人たち』(理論社・1979年)。
ただしこの絵は子どもが描いたものではありません。須田刻太さんです。

これは榎本美津子さんの、北原白秋の歌です。

清潔感がありますねえ。
榎本さんとは最近お会いすることがないですが、昔、初孫をテーマにした拙詩「コウノトリ」を書にしてもらったことがありました。

どなたの書かわからない色紙2点。
まど・みちおさん。 

そして時実新子さん。
この新子さんの句は知りませんでした。

これには目をひかれました。

谷田育子さんの「大丈夫」。レコード(CDだったかな?)を意識して書いたとの添え書きがありました。
妻と二人で頭ぐるぐる回しながら読みました。面白かったです。
よくもまあ、こんな風に書けたものだと感心しきりでした。
余ほどの根気と集中力が要ったことでしょう。

会場で六車さんを見かけたのですが、彼はわたしたちに気づくことなく熱心に取材をしておられました。




妻が声をかけたらやっと気づかれました。

その六車さんと談笑している時に若い女性が六車さんに挨拶。
その女性、森田未優さんの、これは「ウィリアム・サッカレーの言葉」。

初々しくて大らかな字ですねえ。


ほかにもいっぱい、いいのがあったのですが、これぐらいにしておきます。
大いに楽しませていただきました。
これだけの展示を行うのはさぞ大変なことだと思います。
六車さん他、同人の方々のご努力に頭が下がります。
また次回を楽しみにさせていただきます。ありがとうございました。


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