喫茶 輪

コーヒーカップの耳

千村さんと初音礼子のツーショット

2021-01-31 18:14:26 | 千村克子さん
ちょっと用事があって「街の草」さんへ。
基礎疾患を持つ後期高齢者の身では、今は電車には乗れませんので車で。
そこで面白い雑誌を入手しました。



『寶塚歌劇』脚本集というもの。
昭和15年発行です。
これにタカラジェンヌの千村克子さんと初音礼子のツーショット写真が載っていて、克子さんの笑顔が実にかわいいのです。

右下の写真です。
初音礼子も若い。のちにテレビドラマでおばあちゃん役をよくやっておられた。
この二人は戦後も、新芸座で共演しておられます。
右上にも克子さんの写真が載ってます。
左上は月丘夢路。 
左下は欣二役の秋風多江子。なぜか他人とは思えません(わかる人にはわかる)。
この雑誌にはほかにも注目する記事が載ってました。

『完本コーヒーカップの耳』
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二つのコラムから

2021-01-30 09:46:19 | 新聞記事
今朝の神戸新聞の二つのコラムに気づかされたこと。
神戸新聞さん、記事拝借お許しを。
先ず、「正平調」から。
←クリック。

丸谷才一氏は「!」を安易に使わないのだと。文章に気品がなくなるからと。
そうなのか。自分の文章に気品が必要かどうかは別として、これからは少しは気にすることにしよう。これまでほぼ無意識に使っていた気がする。

そして山崎ナオコーラさんの「日常の社会派」。
←クリック。
《世の中では、「女性」「男性」といった言葉が「人」の言い換えで使われることがよくある。(略)「人」でいいんじゃないか、と思っている。》
なるほど、これも無意識に近い形で使っている気がする。

お二人の言う通りにはしないかもしれないが、意識はしておこうと思う。

『完本コーヒーカップの耳』
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40年間の集大成

2021-01-29 10:27:45 | 地蔵さん
この正月からまとめの仕事(といっても収入はありませんよ)に入っていた『縁起・小墓圓満地蔵尊』(寛政4年建立)だが、やっと草稿が仕上がった。



写真も含めてUSBメモリーに入れて印刷所に渡し、あとはまた、こまごまとしたやりとりがあるでしょう。
ゆっくりと夏の地蔵盆までに出来上がればいいかと。50ページ程度の冊子になるのかな。

この地蔵さんの縁起については、約40年間にわたっての調査、聞き取りをしてのもの。
初めのころに取材させていただいた方はすべてお亡くなりになっている。
あの時にしか聞けなかった証言の数々を収め得たのは幸い。

もうこれが集大成と言っていいでしょう。
地味な仕事、よく続けてきたものです。
自分をちょっとほめてやりましょうか。

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「父さんごめんね母さんばかりひいきして」

2021-01-28 15:10:59 | 文芸
昨日いただいた川柳集『われもこう』島村美津子著を読ませていただいた。



これは凄い句集です。
いくつかご紹介します。
敢えて解説しません。
しだすときりがありません。しかも素人がやるとろくなことありませんので。

全部で130句あるのですが、いいですねえ。飽きさせません。


さくらにはなれずごめんねお兄ちゃん

老人も生きたいのですお月さま

生きてゆく軽いさみしい咳をして

変わりたくない変わりたいともふと思う

父かも知れぬ一つ大きな蝉の声

打たれ強いふりをしている雨蛙

針仕事こんなに平和だったのか

来るものは来る大根を煮ています

うつ伏して泣いた机のニスの香よ

父さんごめんね母さんばかりひいきして

あの人も話し相手がほしかった

どうしよう後ろに誰もおりません

父と兄とてんこち釣った須磨の海

悲しみのどん底ふっと眠くなる

花びらは死者の冷たさみんな死ぬ

動くものみんなさみしくなる日暮れ

夜よりもさみしい朝がはじまりぬ

さよならのかたちぼんやり見えてくる

詩を記す他には何も残さない

あかり消し誰にともなくありがとう


さすがに新子さんの愛弟子さんです。
こんなにシンプルで平易な言葉を使って、読む者の心を動かす。
まるで優れた童謡みたいです。
読む者の心に応じて、働きかけてくるような。

自分なりの解説を披露したくなってしまいますが、辛抱してやめておきます。


『完本コーヒーカップの耳』
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島村美津子句集

2021-01-27 15:01:00 | 文芸
今日は多彩な郵便物が届いた。



しばらく楽しめる。
中の、島村美津子川柳集はピンク色のかわいい本。
袖珍本というのだろうか、手のひらに乗るほどの大きさ。
パッと開いてみたページに載っていた川柳が気に入った。

《 父さんごめんね母さんばかりひいきにして 》

ほかにもいいのがいっぱいありそうだ。
著者は島村美津子さんという人で、あとがきに「間もなく九十歳になります」とある。
時実新子さんの愛弟子だったとか。

『完本コーヒーカップの耳』
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連句「環状彷徨」

2021-01-26 11:52:36 | 文芸
芸術文化団体「半どんの会」から機関誌『半どん』175号が届いた。



連句のページがある。
その「環状彷徨」(宮崎鬼持翁追悼)に鈴木漠氏の指導を受けて参加させていただいた。

←二段階クリックで。

「芦屋の庭に虫の音の果て」にはいろいろと思い出がある。


『完本コーヒーカップの耳』
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年寄りの癇癪

2021-01-23 08:52:08 | 原稿
あるHPからある記事をプリントアウトしようとしたのだが、どうしてもうまくいかなくて、仕方なく画面から筆写した。
面倒なことである。
時間をかけて書き写し、やれやれと思った。
けど、もう一度なんとかプリントアウトできないかと挑戦してみた。
そしたら、な~んだ簡単。
ある印を見落としていた。
そこをクリックして進めて行けばできたのだ。
自分に腹が立って、筆写した紙を思わずくしゃくしゃに丸めてポイッとゴミ箱へ。
しかし、このことブログにアップしようと、捨てた反故紙を拡げて伸ばした。
わたしの汚い心だ。

『完本コーヒーカップの耳』
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『てんこもり」

2021-01-22 09:01:32 | 文芸
三木市の山崎啓治さんからお贈りいただいた。



うたあつめ『てんこもり』という私家版の冊子。
これまで、何冊か氏の詩集を読ませて頂いていますが、全編に飄々としたユーモアが漂っています。
まだ読み込んだわけではないですが、今回のもそんな感じですね。
「てんこもり」とあるように、詩だけではなく、川柳、俳句、散文など雑多に盛り込んであります。
あれ?目次がない、と思って「あとがき」は?と巻末を見ると、「あとがき」代わりの小文があって、こんなことが書かれています。

《何しろ器が小さく浅いのに凡句と拙作詩の合体で溢れそう、この似つかわしい綴りにと「てんこもり」と銘うった。以前の三冊に比べて着飾ることもなく、冊数も僅少、目次もないただの束ねて編んだシンプルなものとなったが、自分流仕舞い支度には十分すぎるととても晴れやかな気分である。》

そうですか、目次がないのも承知の上でのもの。
この雑多さが、いっそ清潔感を生んでるような気がします。
山崎さん、またお会いしたいな、その温かくもあっけらかんとした笑顔に。

『完本コーヒーカップの耳』
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原稿書き

2021-01-21 17:14:22 | 原稿
昨日までの数日間に30枚ほどの原稿を書き、今日は一日で8枚。



時間に余裕があるので、じっくりと書けます。
今日の8枚分の原稿は思い立って書いたもの。
どこへとあてがある原稿ではありません。
でもどこかに発表したいものです。


『完本コーヒーカップの耳』
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吉澤独陽のこと

2021-01-20 20:46:24 | 宮崎修二朗翁
武庫川の古書店「街の草」のKさんからお贈りいただいた。



桜美林文学会発行の文芸誌「言葉の繭」3号。
これにKさんが「<聖樹薬局>の周辺」と題して寄稿されている。
吉澤独陽という詩人のことが書かれているのだが、これに宮崎修二朗先生に関連する記述がある。
それでKさんはわたしに送ってくださったのだ。
吉澤独陽と宮崎修二朗先生とのこと、わたしこれまで書こうと思いながら書けてなかった。
この機会に書いてみようと思う。
先生ご生存中なら詳しいことが書けただろうが、仕方ない、残っている資料を基に書くほかない。
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うれしい色紙

2021-01-19 16:34:12 | 文芸
歌誌「六甲」同人の石飛俊郎氏より色紙が贈られてきた。



ご自身の歌集『禍福はゼロサム』よりの二首。

わたしが「六甲」一月号へ書いた随想「禍福はゼロサム」を喜んでくださってのこと。
←二段階クリック。
この中からの二首を色紙にしてくださった。
添えられたお手紙には《七十二歳で定年退職後に始めました熟年書道にて…》と書かれている。
72歳で始められて、これだけ書けるようになられるとは素晴らしい。字の下手なわたしは恥ずかしい限り。
石飛さん、ありがとうございました。

読むたびに新しい発見がある本。『完本コーヒーカップの耳』
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病院の待合で

2021-01-18 16:37:09 | 懐かしい話
術後一ヶ月の診察日。
さっき書いたようにいい結果だったのだが、待ち時間でのこと。
看護師さんが「H・isamiさーん」と呼んでおられる。何度も何度も。
待合所の端から端まで何度も、大きなよく通る声で呼んで呼んでおられる。
ところが誰も返事をしない。
どうしたのかな?と思ったころに、のそのそと出てくる人があった。
どんな人だろう?と思って顔を見たら、呼ばれていた名前と共にピンときた。
もう60年以上も会わないが、H君だ。H中学での同窓生。
頭はきれいに剥げていたが、彼だと思った。
別に友達だったわけではない。二年の時に同じクラスになったことはあるが、それほど言葉を交わした覚えもない。
でも、あの頃のことは不思議に記憶に残っているものだ。
帰宅して、アルバムで確認した。

名前も載っている。わたしが覚えていた通りだ。
病院で名前を呼ばれたら、返事をするなり手を上げるなりしなさいよ、H君。
それともトイレにでも行っていた?

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夢見が

2021-01-18 16:25:12 | 日記
今朝見た夢が気になって夢判断をネットで調べてみた。
吉夢とのこと。
すると、朝からうれしい電話があり、家内と喜び合ったことだった。

そしてさっき、12月に受けたアブレーション手術の一ヶ月診察を受けてきた。
「正常になってます」とのこと。
恐る恐る、「10月に受けた一回目からあと、ビールを控えているのですが…」と訊ねると、
「少しならいいですよ」と。
今夜は祝杯だ。
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26年

2021-01-17 09:37:09 | 震災
阪神淡路大震災から今日26年。
ほぼ一世代が過ぎたということ。
あっという間のような気がしますが。
二冊の震災誌があります。
手作りの冊子。
散文で書いたものと詩集にしたもの。

詩集の中の一篇「ヒマワリ」には曲をつけてくださる人があり、コンサートで演奏されたこともありました。
今日は、散文の中の一部を。
「水」の項目から、
《植木にやる水がない。人間が大変なのだから、植木の分までは確保できない。雨の日、道に出来た水たまりの水を、kiyoが缶ですくってきて植木にやっていた。そこに通りかかった救援の自衛隊員が、それを見て笑っていた。》
昨日のことのように思い出します。
そのkiyoが今は三人の子どもを育てています。
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公園では

2021-01-15 15:21:47 | 新型コロナウイルス
郵便局までウオーキングしてきました。
と言っても3000歩足らずですけどね。
途中の「父さん公園」です。

人が少ないです。
こんなお天気のいい日は、グラウンドゴルフを楽しむ人などがたくさんのはずですが。
練習してる人が二人いるだけ。
やはり緊急事態宣言中ということで。
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