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「こうべ芸文芸術祭」神戸芸術文化会議50周年記念事業

2023-10-28 17:18:33 | アート・文化
神戸の「原田の森ギャラリー本館」へ行ってきました。
家からJR西宮まで歩き、灘駅から会場の原田の森美術館まで歩き。
往復、6000歩でした。
灘駅から王子動物園までの坂道がちょっとしんどくなってきました。
以前はなんでもありませんでしたのに。
今日は土曜日、しかも好天ということで動物園には親子連れが多かったようです。


美術館の前の道を挟んで「神戸文学館」があります。

気になりましたが、今日は寄らずに帰って来ました。

会場です。

これは一階ですが、

二階も会場になっています。


もう、たくさんの絵でお腹いっぱいになりますが、中でわたしが印象に残った作品。

藤本元美さんの「ハルシュタット湖畔」です。
きれいな絵でした。奥行きも感じられて見事な具象画でした。
どれほどの時間をかけて描かれているのでしょうか。

これも具象画です。

宇野孝之さんの「涼み」です。
やはりわたしは具象の行き届いた絵に目が行きますね。
上の二点はどちらも100号ぐらいの油彩だったでしょうか。

もう一点。
これも洋画部門に展示されてましたが、剪画(切り絵の一種)です。

とみさわかよのさんの「神戸鉄人伝」。
左端の下は「名筆研究会」の会長井元祥山さんがモデル。

そしてこれは、その名筆研究会の六車明峰さんの書。

永田耕衣の俳句「夢の世に葱を作りて寂しさよ」です。
これを見ていた時、面白いことがありました。
多分80歳代の女性三人連れがこの書を鑑賞しておられて、一人が
「これ何と読むのやろ?」と「葱」という字を指して。
ほかの二人も「分からんなあ」と。
わたし「ねぎちゃいますか?」と言うと、
「ねぎごころ?」だって。
「いやいや、これ二字と違って、一字でねぎです」
「ありがとうございます」と喜んでもらえました。
あれ?「心」という字、点三つやったかな?
これは六車さんの創作か。
それにしてもこの書は迫力がありました。


 
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