喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『古川柳おちぼひろい』

2024-03-31 09:34:48 | 田辺聖子さん
昨日行った芦屋の古書店「風文庫」さんで買った本。


『古川柳おちぼひろい』(田辺聖子著・講談社・昭和51年刊)。
表紙絵は山藤章二さん。

聖子さんは川柳がお好きだったので『道頓堀の雨に別れて以来なり』ほかたくさんの川柳関連の本がある。
でもこれは、わたしまだ読んでいなかった。

その第一ページ目。

「母の名は親仁(おやじ)の腕にしなびて居」
聖子さんは「座右に置いて、年をかさねるほどにおかしみがましてくる佳句、今も変らぬ人の世の風情。」と書いておられる。

この句、わたし最初読んだ時、すぐには解らなかった。
でもすぐに「あ、そうか!」と膝を打った。
人間の滋味が滲んでますよね。
わたしも川柳が好きなのです。
このような人間の味わいを楽しめるものが。
そういえば宮崎修二朗翁は「川柳をする人には好人物が多いです」とおっしゃっていた。

『コーヒーカップの耳』田辺聖子さんに関する秘話も載ってます。
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「兵庫の喫茶展」

2024-03-30 16:37:04 | 喫茶・輪
「兵庫の喫茶展」というのに行ってきた。



場所は阪急芦屋川駅すぐの古書店「風文庫」さん。
以前から気になっていたお店で、この際と思って。


丁度この催しをされたコトリスさんが在廊でした。






喫茶店の話色々しました。
「街の喫茶店のいいところは?」と訊くと
「あたたかいところです」とのこと。
さて「喫茶・輪」はどうだったのだろう?
多分、あたたかかったと思うが。

そのコトリスさんの本を購入しました。


今日の東川。

なぜでしょうか?川床が波打ってます。

『コーヒーカップの耳』喫茶店に集まる人の魅力がいっぱい。

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朗読に正解なし

2024-03-30 10:54:24 | 新聞記事

記事の中にこんな言葉があります。
「朗読には正解はありません。自分自身を触媒として、みなさんに作品を届けるイメージです。(略)聞いている人に心を動かしてもらえるか、表現力が試されるのはやりがいでもあります」
この言葉はうれしいです。
近々人前で朗読することになっているわたしには。
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「触媒の人」

2024-03-30 09:28:35 | 宮崎修二朗翁
今朝の神戸新聞文化欄にこんな記事が。

「自らを触媒に」だって。
TBSの「サンデーモーニング」のキャスターさんだった橋谷能理子さんがブックカフェをオープンしたという記事。
「本」と化学の言葉「触媒」を関連付けて使っておられる。
それ、どこかで聞いたことがあるぞ。
そうだ、『触媒のうた』という本だ。

宮崎修二朗翁こそが「触媒の人」なのです。
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『あきない世傳金と銀』

2024-03-29 13:47:42 | 西宮のこと
昨日読み始めた『あきない世傳金と銀』だが面白い。


初めはほのぼのとした感じで読んでいたのだが、主人公の女の子、幸に突然不幸が訪れ、育った津門村を9歳で出て行くことになる。
その場面。




ここまでがこの物語の序章だった。
その後もどんどん読んで行ける。
いや楽しい物語だ。

昨日夕刊にはこんな記事が出ていた。

文庫本部門第3位に載っている。
これが15卷目らしい。
しばらくこの物語とお付き合いすることになりそうだ。
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報徳学園の校歌

2024-03-28 16:37:03 | 宮崎修二朗翁
ちょっとポストまで。
曇り空から、小さな雨粒が。
近くの甲子園球場では高校野球をやってます。
報徳学園と桐蔭高校。
報徳の校歌は富田砕花さんの作詞です。
報徳が出場した時は楽しそうにテレビを見ておられたと宮崎修二朗先生からお聞きしました。

今日の六湛寺川。
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『木想』第14号

2024-03-28 14:26:31 | 
詩と散文の同人誌『木想』第14号を神戸市垂水の詩人高橋冨美子さんからお贈りいただきました。彼女と山下寛さんの二人誌。

表紙写真は高橋さんのご子息、高橋俊仁さん。この人の写真展を昔一度、甲南大学に観に行ったことがあります。

詩のページよりも散文のページの方がよほど多い。44ページもあって読みごたえがあります。

高橋冨美子さんとは以前詩の同人誌「火曜日」での仲間でした。
「火曜日」同人時代は楽しかったです。
毎号の合評会。そして年に一回の研修旅行などイベントがあって、安水稔和先生の指導の下に勉強しながら旅行も楽しんだのでした。
そうそう忘年会も楽しかった。あんな時代はもう来ないなあ。

また高橋さんは将棋の女流アマチュア棋士でもありました。
その経験からの『駒袋』という詩集は将棋ペンクラブ賞(だったかな?)を受けておられます。
ほかにもいろんな賞を受けておられるベテラン詩人です。
ということで、そのレベルは高く、浅学のわたしでは十分に理解できないものもこれまでにありました。
現代詩という船の舳に立つ人という印象です。

さて今回の作品。一篇上げましょう。

巻頭の「午睡」です。
やわらかな言葉で広々と描かれています。難解な言葉は使われておりません。
しかし言わんとすることはわたしにはすぐには解りません。これが現代詩ですね。
なにか心のうちにあるものを高層マンションの窓の向こうの海景色の中に繰り広げているような趣があります。
「とっくの昔に死んだ女(ひと)」とは誰?
これはある一人ではなく(それもあるのでしょうが)、もっと大きなものを指すのかも知れません。
読む人それぞれの胸の中に立ち現れるものなのでしょう。

勝手なことを書きました。彼女は笑うかもしれません。多分見当はずれなのでしょう。
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津門、今津が舞台の小説

2024-03-27 18:59:35 | 本・雑誌
葉室麟さんの「神剣」を昨日読み終えて、次にこれを読んでます。

『あきない世傳金と銀』(高田郁著・角川春樹事務所刊)。

まあその間に贈って頂いた本や勉強のための本を沢山読んでいるのですが。

著者の高田さんは宝塚のお生まれ。
いわば地元です。
で、この本の初めに物語の舞台となる地図が載ってます。

わたしが住んでいるあたりです。
今津の浜にはよく孫たちを連れて行ったのでした。
この物語は三百年近く昔なのですが、知ってる地名や歴史がたくさん出て来て楽しくなってしまいます。
また著者の高田さんの文章がわたしに馴染んで読み易いです。
今のところほのぼのとした気持ちにさせてもらってます。
さて今後この主人公(と思われる)幸という女の子はどうなってゆくのでしょうか?
大いに楽しみです。

『完本・コーヒーカップの耳』 日本の喫茶店文化の結晶。
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今日の六湛寺川 2024・3・27

2024-03-27 15:23:10 | 日記
浜松原町の宮脇書店ダイエー店に。2700歩。

今日の六湛寺川です。

六湛寺川と東川の間の遊歩道に男女二人連れが敷物の上で飲食しながら談笑。

花見にはまだ少し早いのですが。

わたしの家の前から東を見れば、遠く突き当りにその二人が見えてます。

久しぶりのいいお天気です。

『完本・コーヒーカップの耳』 ドリアン助川さん推薦の本。
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春が目に見えた

2024-03-27 09:37:28 | 日記
梅雨のような雨がやっと上がって、春が見えました。
家の向かいの日本盛の緑地にツクシがニョキニョキ顔を出していました。



この場所です。

7,8本出てました。

うちの植木鉢の春蘭も花芽がでてます。


今日はいいお天気だそうですが、また明日明後日はややこしいようですね。
高校野球が日程遅れて大変です。
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『汽水湖』第5号

2024-03-26 13:02:55 | 湯気の向こうから
ポエム&ギャラリー喫茶「あいうゑむ」のオーナーで詩人の福永祥子さんからお贈りいただきました。

案山子の絵、かわいいですね。
飯島小百合さんの手になるもの。
これは裏表紙。
面白いですね。
その飯島さんが「絵手紙」という詩作品で案山子をモチーフに書いておられます。

この詩誌、「しろうと詩」と副題がついています。
なるほど、みなさん現代詩のベテランではありません。
初々しい生活詩と言っていいのでしょうか。

わたしが共感する「東へ西へ」が載っているページです。

タイトルは「紙風船」でも良かったのかな?と思いますが。
わたしと同じ時代の人でしょうか?懐かしい思い出が蘇って来ます。
別に田口昭美さんの「いまはむかし」も同じく富山の薬売りさんの紙風船が登場していて懐かしかったです。

他には服部佳子さんの「大事な二つ」にも共感しました。アメリカ生まれの人形がモチーフになっています。
この歌はわたしも幼稚園で習いました。

ほかの皆さんの作品も、手触り感のある好感の持てる詩でした。

福永さんが、森はなさんとじろはったんのことをエッセイに書いておられて、これは興味深かったです。
森はなさんのことはわたしの幼少期につながりますので。そのことは以前「KOBECCO」に詳しく書きました。

福永さん、ありがとうございました。
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エッセイと虫歯と六湛寺川

2024-03-25 16:16:07 | 日記
今日は午前中にエッセイを一本、草稿まで書きました。
あと推敲して月末までに仕上げます。

午後は歯医者さんへ。
これまで二度ばかり同じ歯が痛んで、抗生物質で治していたのですけど、神経のない歯なのです。
それで今日、被せを外して調べてもらいました。
そしたら中で虫歯になっていたのです。
削ってもらって型を取ってもらいました。
原因が分かってやれやれです。

今日の六湛寺川と東川です。
干潮なのでしょう、水が少ないです。


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一円の詩集

2024-03-25 11:52:34 | 
必要があって探したが、なかなか見つからなかった。でも出てきた。
三好達治の詩集『春の岬』。



昭和14年発行。
わたしが初めて購入した詩集だったと思う。
昭和55年に古本屋で買ったのだが、わたしはその店を東口商店街にあった古本屋と思い込んでいた。
ところが「蝸牛」のラベルが見返しに貼ってあって、思い違いだったのだ。40年以上も昔だから記憶違いも仕方ないか?
値段は?と思って見ると、カバーに¥100とある。
え?100円?昭和14年の100円はめっちゃ高くないか?
よく見ると、¥1、00だった。



一円というわけだ。
蝸牛さんでいくらで買ったかはもちろん忘れている。
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『宮っ子』2024年5月号ゲラ

2024-03-24 23:11:40 | 宮っ子
今日の「書斎、輪」の客人は『宮っ子』用海版編集長の葛馬さん。
5月号のゲラを持って。

数ヶ所の修正を指摘させてもらいました。
わたしの原稿記事は大丈夫でした。
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但馬文学会の清水さん

2024-03-24 10:58:39 | 完本 コーヒーカップの耳
今朝の神戸新聞「但馬版」です。

「但馬文学会」のことが大きな記事に。
写真、右から二番目が清水祐明さんです。
昔、同人誌「火曜日」でお仲間でした。
この人が4年前に拙著『完本・コーヒーカップの耳』を紹介してくださっています。
HP「但馬文学会」で。
コメント (2)
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