喫茶 輪

コーヒーカップの耳

今年初めての訪問

2017-01-30 16:14:47 | 宮崎修二朗翁
今年になって初めて宮崎翁を訪問してきました。
この正月で滿95歳におなりです。
至ってお元気でした。
ただやはり、「何もすることがないから退屈で」と。
原稿書くにも資料がないからと。

色紙を二枚持って行ってお見せしました。

六車明峰さんの書です。先日明石で明峰さんにお会いした時、わたしに託されたもの。
多田智満子さんの辞世の句と、鬼持氏の句。「鬼持」は宮崎翁の俳号。「おにもつ」というわけだ。
鈴木漠さんが主宰しておられる「ひょんの会」の連句集『虚心』に載っている句です。


多田さんを偲んでの歌仙「草の背」です。
←クリック


句の意味は大体解ったつもりでいましたが、翁の解説をお聞きして、自分の浅学ぶりが分かりました。
「そうか、そうだったのか!」と思った次第。
俳句も連句も難しいものです。
よほど深くて広い教養が要ります。
翁のおっしゃるには「俳句は解ってやってる人は少ないですね。100句のうち1句ですね」とのこと。
わたしではやはり無理ですね。
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『九十歳。何がめでたい』

2017-01-30 09:10:31 | 本・雑誌
ご近所の人生の先輩に頂いた本です。

佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』(小学館)
ベストセラーになっていて、わたしもちょっと気になっていた本です。
自分で購入してまでも読みたいとは思わなかったので、これはありがたいです。
「面白いから、読んでみませんか?」と言って下さったのだが、もちろんそのお方、わたしより先輩ですから、お若くはありません。
そして、わたしにお薦めになるということは、この本のタイトルが示すように、わたしも同感するだろうとの思い。
ハイ、たしかにわたしももう人生の残り時間が限られてきました。
で、ページをパラパラ。
たしかに共感します。年寄りの愚痴。
この後も200ページ余り、こんなのが延々と続くのでしょうか?
と言っても字は大きいし、軽いエッセイですので、集中して読めば2時間もかからないでしょうが。
しかし佐藤愛子さん、93歳ですか。
まだまだ文章はしっかりとしておられます。読みやすいです。


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小鳥の声

2017-01-29 17:12:22 | 
地蔵さんの藤棚にシジュウカラが数羽でやってきて啼いている。
ツピツピツピツピと。

道を挟んでサザンカの木ではメジロが番でやってきて、チチチチ、チチッ、チチッと啼いている。

なかなかいい感じだ。


木山捷平の詩にこんなのがある。

  ふるさと

五月!

ふるさとへ帰りたいのう。

ふるさとへかへつて

わらびがとりに行きたいのう。

わらびをとりに行つて

谷川のほとりで

身内いつぱい山気を感じながら

ウンコをたれてみたいのう。

ウンコをたれながら

チチッ チチッ となく

山の小鳥がききたいのう。
                  
              (昭和3年)


ここ用海町で聞く小鳥の声とはえらい違いだ。
いや声は一緒でしょうが、雰囲気がね。
決してウンコをたれてみたいとは思いませんのでね。


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『今夜はいつもより星が多いみたいだ』

2017-01-27 14:59:51 | 
ちょっと前にお贈り頂いていた詩集『今夜はいつもより星が多いみたいだ』(勝嶋啓太・コールサック社)

長ったらしいタイトルでいかにも奇を衒った感がするが、内容はいたって真面目。
じっくりとした静かな筆致の詩が並ぶ。
取りあえず巻頭詩「泣きかた」を上げます。
←クリック
こういった絵画的な物語性のある詩が続く。
リズムが良く、展開が面白く、多少冗舌だがそれは気にならない。、
これはフィクションなのかな?と思う作品もある。
想像力が豊か。空へ舞い上がるような想像力にあっけに取られたり。
また、何気なさそうそうで、しかし気になって、もしかしたら、遠い将来、ふっと思い出したりしそうな詩であったり。
楽しませてもらいました。
著者の勝嶋さんは1971年のお生まれだというから、わたしよりはるかにお若い。
いかにもお若い感性の持ち主という気がする。
奥付も紹介しておきましょう。
←クリック
わたしはお会いしたことがないのだが、なかなか個性的な人のようです。
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『兵庫の民話』

2017-01-27 09:57:18 | 宮崎修二朗翁
購入したのが2009年だったからもう7年を過ぎる。

宮崎修二朗翁が若き日に出された(共著)『兵庫の民話』(1960年刊)。
購入しただけで読んでいなかったのをやっと読み始めた。
面白いエピソードがある本だ。
しかし新たに驚くような記述が「はしがき」の中にあった。
そのうちなにかに書きます。
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田舎初段

2017-01-27 09:07:55 | 将棋
昨夜の将棋会。
寒くて出席者が少ない。
わたしはM5段と対局。
最近彼と指す機会が多い。
わたしの升田式石田流三間飛車からの途中図再現。

ここでわたしの手番。
よほど6八歩と指そうと思ったのですが、焦りました。
強いと分かっている人との対局で、有利と思えた時に焦ってしまいますね。
これが下手の人相手だとゆっくりと確実に勝ちに行くのですが。
ここでわたしが指した手は恥ずかしくて言えません。
彼に「田舎初段の手ですね」と言われてしまいました。
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将棋連盟新会長

2017-01-26 09:26:55 | 将棋
将棋連盟の新会長に佐藤康光九段が有力とのこと。
←クリック
これは有力というより「決まり」でしょう。
個人的な思いですけど、将棋連盟の会長さんはなるべく現役棋士ではない人がいいと思いますけどねえ。
余りにも負担が大きい。どちらもが中途半端になりそうで。
少なくとも自らの将棋の対局には悪影響。
そして会長職も結果的に行き届かなくて、谷川前会長のようになってしまう。
谷川さんに余裕があったなら、もっと早くに対応策を打てたのでは?
決して佐藤康光さんが不適任と言っているわけではありません。
出来れば引退棋士の中から選ばれる方がいいのでは?と、素人の考えです。

さて佐藤九段ですが、うちにこんなものがあります。





ゴルフボールですが、佐藤さんの記念ボール。
「棋聖 佐藤康光」、そして「四連覇記念」とあります。
そんなに強い時もあったのです。
会長になられたら、もう無理ですね。

ところで、この新聞記事。
我が井上慶太九段も立候補と。
でも、もうすでに会長職は佐藤さんに内定しているのでしょう。
だから慶太さんは、島明さんに代わっての常務理事ということに。
慶太さん、大変だあ。自分から立候補されたのではないでしょう。
周りから強く要請されたのでしょう。
お人柄のいい人だから。
でも本当に大変だなあ、慶太さん。これからしょっちゅう東京に行かれることになりそうで。
わたしもお会いする機会がもうないかも?
お元気に頑張ってほしいです。
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コーヒー代

2017-01-25 14:51:01 | 喫茶・輪

「コーヒー代でなんとかかんとか」というのがよくある。
コーヒーを飲んだ積りで、その金額で何かほかのものを買うとか、
健康のためになにかするとか、あるいは何かの保険に入るとか。
そして、今日の神戸新聞夕刊「イイミミ」欄にこんな話が。
←クリック

そんなこと言わずに、コーヒー飲んで下さい。
うちの店「喫茶・輪」はコーヒー代380円です。
募金した積りでコーヒー、飲んで下さい。
ほかの物買ったと思ってコーヒーを飲んで下さい。
何かの保険に入ったと思って、毎日コーヒー飲みに来て下さい。

いやいや、募金はしてもいいけれど、ほかの物倹約してコーヒー飲んで下さい。
「喫茶・輪」は火曜日から金曜日までの午前中営業しています。

特典は、わたしに話を聞いてもらえる。
わたしの話が聞ける。
え?「黙っとれ」て?「黙ってコーヒー静かに飲ませろ」て?
ハイ、わかりました。



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年賀状

2017-01-25 11:42:21 | 日記
ある人から先ほど年賀状が届きました。
←ぜひクリックを!
この人、毎年オール手書きです。
版画ではありません。
ちゃんと絵具で絵を描いて下さってます。
上手いものです、ニワトリの絵。
添え書きの文章も、相手に合わせての手書き。
そして、宛名も自分の住所氏名もぜ~んぶ手書き。
その枚数ですが、驚くなかれ、多分彼女は800枚前後書くのではなかったかな?恐ろしいことです。
彼女は決してお暇な方ではありません。
病気のお母様の介護、お兄さまも過去に大きな病気をなさっていて後遺症をお持ち。お父様も大きな病気の経験者。
そして彼女も子どもの頃に生命を危ぶまれたことがあったり。凄い家族なのです。
そんな中、彼女はパントマイム、ピエロ、講師、司会者、保育士など様々な仕事をこなしながら、
宮城県内はおろか東京までの出張仕事もザラ。
女手一つで一家を支えておられる。正に超人です。

そんな彼女が、年賀状は正月に入ってから書き始め、書けたものから順に投函するのだと。
そして私の所へは今日届いたというわけです。
もったいない年賀状です。
わたしなんかが頂いたら罰が当たりそうな。
ありがとうございました。「東北の女道化師」(ドリアン助川さん命名)、森文子さん。
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ご挨拶

2017-01-25 09:42:10 | 喫茶・輪
最近、わたしのそばから次々に親しい人がいなくなってしまう。
淋しくて仕方がない。
自分がそのような年齢になってきたということなのだろうが…。
A立さん、F田さん、I上さん、F田さん夫人、O出さん、W本さん、弟、先月にはK重さん。
ここ一、二年の間に。ホントに次々だ。
そして昨日ほぼ1年ぶりにやってきたHさん。
以前、「喫茶・輪」が定食でにぎわっていたころ、毎日ご来店下さっていた常連さんだ。
「治らん病気になってしもた。昨日検査入院から退院してきたんやけど」と。
今のところ治療法がない病と診断されたのだと。
挨拶にやってきて下さったのだ。そして、
「マスター、持ってたやろ?」と言って「尊厳死の宣言書」を求められた。
以前「こんなのを用意してある」と話したことがあったのを彼は覚えていて。
机の引き出しに原稿のコピーがあったので渡してあげた。
「字も書きにくくなってきたから、今のうちに…」と言って。

あんなに元気だった人が。
まだ64歳。
「いついい治療法が発見されるかもしれないから希望を捨てずに」と励ましたが、辛い。

「喫茶輪」をオープンしたのが198712月年だったから今年12月には30周年を迎える。
そりゃあ、昔の常連さんの中から亡くなる人が出て来ても仕方ありませんが、このようにお若い人は辛い。
年を取るということは、身の回りから次々と親しい人をはぎ取られてゆくことなのだろうか?
自分の残り時間を考えてしまう。
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学級閉鎖

2017-01-23 16:03:51 | 将棋
Y海小学校、今年最初のクラブ活動の日でした。
しかし5年生の2学級でインフルエンザによる学級閉鎖。
でもあとのみんなは元気。
12人でのリーグ戦の残りを対戦。
今年度、あと2回。
決着つくかな?
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太陽の詩

2017-01-23 11:09:46 | 
今朝の神戸新聞、読者文芸詩の欄に入選で載っていた、石井久美子さんの「心配ないよ」。
←クリック

この詩、特選ではないが今日の入選作の最後に置かれている。
選者の安水氏は、注目詩を入選作の最後に置く傾向がある。
時には特選作よりいいと思う詩が置かれている。
今回はどうだろう。
わたしはこれを読んで「おっ」と思った。
思い出したのだ。杉山平一先生の「太陽」という詩を。

  太陽は夜を見たことがない

石井さんの詩とは作意が違っているが、なにか共通するものもあるような気がして。

杉山先生の「太陽」は、もう16年前、拙詩集『コーヒーカップの耳』の出版記念会で、
出席者による寄せ書きに先生が書いて下さった詩です。
←クリック。
短いが、深い。

「太陽」についての神戸新聞の記事。
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mioriの生活発表会

2017-01-23 08:39:34 | 
昨日は姫路の孫、mioriの幼稚園の生活発表会でした。
車で行くのはしんどいので、電車で行きました。
姫路駅前で、なんかイベントの準備をしてました。
左端の方にバンジョーケースが写っています。
誰が演奏するのかな?気にはなりましたが、時間がなく、生活発表会の会場、
「パルソナスホール」へ向かいました。
ホールはわたしの想像をはるかに超えた立派なもので、驚きました。
mioriの通う幼稚園は園児が多く、このような会場をお借りしなければならないんですね。
約800人収容の会場ですが、席は予め園児が抽選して決められています。
そうでないと収拾がつきませんね。
立ち見のひともあったみたいでした。
わたしたちは会場中ほどの通路に面した場所。
フィナーレでmioriがこの前を入場して行ったのでラッキーでした。
それにしても凄い会場です。姫路市立姫路高等学校の音楽ホール。
姫路は美術館にしても博物館にしても、文学館にしても、文化予算を惜しみなく使ってますね。
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大寒なのに半そでシャツで

2017-01-21 12:03:42 | 将棋
「宮水ジュニア・将棋教室」今シリーズ第5回目でした。
用海公民館講堂。
真先にやってきた子は上着を脱いで半そで。
いいお天気でしたが、それでも寒い。
元気なものです。
と、思っていたら、次に来た子も上着を脱ぐと半そでに。
結局、半そで姿はその二人だけでした。
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R中合格!

2017-01-20 07:52:19 | 将棋
昨夜は将棋会。
子どもの部に久しぶりに6年生A君が。
彼は中学受験のために昨春から休んでいた。
但し用海小学校の将棋クラブに参加していて、わたしはそこで会っていた。
で、昨年末のクラブで会った時に、「どこの中学受けるん?」と尋ねたら、
「R中」と。
懐かしい!
クラブ活動に将棋部があるとのこと。
いいねえ!
そして昨夜。「どうだった?」と尋ねると、
「合格しました」とのこと。
わたしは思わず握手し「おめでとう!良かったね」と。
彼もうれしそうに「ありがとうございます」と。
将棋を低学年から続けることで、脳が鍛えられるのは確かだ。
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