喫茶 輪

コーヒーカップの耳

六車明峰さんの書

2024-03-02 09:27:31 | アート・文化
いつもお世話になっている、明石の書家、六車明峰さんからお贈り頂きました。
「名筆研究会」の機関誌『名筆』1・2月号です。



表紙の書は村上翔雲師。

そしてお手本に書かれた条幅の「瑞気満梅花」は六車氏。


六車さん、万年筆で書かれた手紙の字は、「あれ?」という感じ(失礼!)なのですが、毛筆になると、俄然素晴らしい字になられます。
さすが、ベテランの書家さんです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真楽園 Club SEI-G 写真展 2023

2023-11-25 17:12:31 | アート・文化
西宮市民ギャラリーの写真展「写真楽園 Club SEI-G 写真展 2023」に行ってきました。





広い会場にいっぱいの作品でした。
「Club SEI」という写真クラブは写真家吉田正(よしだせい)氏が講師の会。
吉田正氏は詩人中原中也と縁戚関係にあるとのこと。
その縁からか、詩と写真のコラボレーション作品の発表をしていると。
今回の展覧会の作品も、すべて詩、あるいは詩らしき文が添えられていました。
それを読みながら写真を見るのが楽しかったです。


会場で出品者が自作を解説しておられます。その後、講師の吉田さん(?)がコメント。


吉田正さんの作品。詩情がありました。


どなたの作品か忘れましたが、撮影地は中国? 印象的な人物像でした。


「燃えるあの色の向こうに」という三科陽弘氏の作品。
添えられた詩。


松本弘子さんの「まちの表情」。
添えられた詩。



添えられた詩。

ほかにもいっぱい、詩情あふれるいい写真がありました。
これまでに見た写真展とは一風変わっていました。一見の価値ありです。

『コーヒーカップの耳』おもしろうてやがて哀しき喫茶店。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第39回「秋の作品展示会」

2023-11-10 13:55:49 | アート・文化
第39回「秋の作品展示会」というのに、雨が小降りの間に行ってきました。



この案内状ですが、主催者がどこなのかわからないのです。
ちょっと不思議。
会場は「西宮市民共済会館」となっていて、作品目録の発行所は「西宮市民共済生活協同組合」となっています。
でも主催者ではない。
出品者に知り合いが多いので支障の無い限り毎回観に行ってますが。

案内状を持参してくださった妹尾良昭さんの作品です。

会場の入り口の手前にかざってあります。受付の横です。最も目立つ場所。
妹尾さんは川へ出かけて姿のいい石を拾って帰り、それに細工物と草を添えて鑑賞作品にしておられます。

会場の様子です。

これは妹尾良昭夫人、妹尾叶世さんの手芸品。




これは大江敏子さんの書。

次はわたしの知らない人の作品です。
「勇姿」と題された和紙人形。長谷部貴子さんの作品です。和紙を素材にすべて手作りしたとのこと。

好きな作品でした。もしかしたらこの人はプロかな?

もう一点気に入ったもの。「お正月近し」。

カードですけど、この中の左上のカードに書かれている俳句が良かったです。
「反抗期の 少しおさまり お年玉」
これは、川柳かもしれませんね。

広い会場にたくさんの作品でした。大いに楽しませていただきました。
みなさん、プロの芸術家ではありませんが、一生懸命さが伝わって来ます。
中には、始めたばかりかな?と思うような幼い作品もありましたが、それも含めて楽しませてもらいました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「こうべ芸文芸術祭」神戸芸術文化会議50周年記念事業

2023-10-28 17:18:33 | アート・文化
神戸の「原田の森ギャラリー本館」へ行ってきました。
家からJR西宮まで歩き、灘駅から会場の原田の森美術館まで歩き。
往復、6000歩でした。
灘駅から王子動物園までの坂道がちょっとしんどくなってきました。
以前はなんでもありませんでしたのに。
今日は土曜日、しかも好天ということで動物園には親子連れが多かったようです。


美術館の前の道を挟んで「神戸文学館」があります。

気になりましたが、今日は寄らずに帰って来ました。

会場です。

これは一階ですが、

二階も会場になっています。


もう、たくさんの絵でお腹いっぱいになりますが、中でわたしが印象に残った作品。

藤本元美さんの「ハルシュタット湖畔」です。
きれいな絵でした。奥行きも感じられて見事な具象画でした。
どれほどの時間をかけて描かれているのでしょうか。

これも具象画です。

宇野孝之さんの「涼み」です。
やはりわたしは具象の行き届いた絵に目が行きますね。
上の二点はどちらも100号ぐらいの油彩だったでしょうか。

もう一点。
これも洋画部門に展示されてましたが、剪画(切り絵の一種)です。

とみさわかよのさんの「神戸鉄人伝」。
左端の下は「名筆研究会」の会長井元祥山さんがモデル。

そしてこれは、その名筆研究会の六車明峰さんの書。

永田耕衣の俳句「夢の世に葱を作りて寂しさよ」です。
これを見ていた時、面白いことがありました。
多分80歳代の女性三人連れがこの書を鑑賞しておられて、一人が
「これ何と読むのやろ?」と「葱」という字を指して。
ほかの二人も「分からんなあ」と。
わたし「ねぎちゃいますか?」と言うと、
「ねぎごころ?」だって。
「いやいや、これ二字と違って、一字でねぎです」
「ありがとうございます」と喜んでもらえました。
あれ?「心」という字、点三つやったかな?
これは六車さんの創作か。
それにしてもこの書は迫力がありました。


 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の作品展示会・西宮市民共済会館

2023-10-28 10:34:50 | アート・文化
「ピンポ~ン」が鳴って出てみると、久し振りの妹尾良昭さん。
「輪」のお客さんだった人。
お元気そうで良かった。
案内状をくださった。

年に一度の展示会。
昨年は行けなかったのだった。なので久しぶり。
これに妹尾さんは御夫婦で作品を出品しておられる。
10年前の妹尾さんの作品展です。
これは妹尾さんの個展でしたが。
ユニークな作品を展示されます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

円爾の遺偈

2023-10-23 09:28:42 | アート・文化
昨夜遅く見ていたテレビにびっくり。
たまたまチャンネルを合わせて何げなく見ていた番組。

NHK、Eテレの「美の壺」です。



「これ、最近見たぞ!」と思ったのです。妻も一緒に話題にしたのでした。
妻が先に思い出しました。

先日大谷美術館でもらってきたパンフレット。
これに載ってました。



これを見ながら「よくこんなのが書けるねえ、死の間際で!」と話したのでした。
こんな偶然があるのかなあ?





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「如春斎、再び!」

2023-10-21 18:06:29 | アート・文化
大谷美術館に行ってきました。



「画人たちの仏教絵画」 「如春斎、再び!」







今日が初日。
もしかしたら混んでいるかも?と思ったのですが、駐車場はガラ空きでした。
ということで、ゆっくりと見て回ることが出来ました。
入った所のロビーで茂松寺のご住職とそのご子息にお会いしました。
茂松寺さんんは今回の催しに寺宝ともいうべき如春斎の仏画を大量に提供しておられます。



展覧は素晴らしいものでした。全フロアに展示されていて壮観。
如春斎以外の絵師の絵もたくさんありました。
原在中、狩野探幽、狩野栄信、白隠慧鶴、谷文晁、池大雅、田能村竹田その他。
見ごたえ充分でした。
しかし、疲れました。一点一点を集中して見たからでしょうか、途中で休憩しながら見せてもらいました。

帰りに図録を購入しました。


値段の割には大変立派な図録でした。
今回のためのものではなく、6年前の「如春斎展」に作られたものです。
あの時は知人の土井久美子さん(元大阪市立美術館学芸員)が講演をされたのをわたしは聞いて、その博識に大いに驚いたのでした。
前回わたしは図録を購入しなかったので、今回初めて見せてもらいました。
開いてみると、彼女が解説を書いています。

しかし彼女は昨年、若くでお亡くなりになりました。
もし健在ならば今回も講演をなさったかもしれません。残念なことです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「名筆」の六車さん

2023-10-17 09:59:18 | アート・文化
明石の書家六車明峰さんから「名筆」9,10月号をお送りいただきました。


楽しませていただきましたが、この記事にびっくり。

9月号に載っていました。
神戸新聞7月25日付からの転載。
知らなかった。
なぜ見落としていたのだろう。
神戸新聞の文化欄なら目を通していないわけがないのに。
六車さんの写真まで載っているのに。申し訳ありませんでした。

同封されていた案内状ですが。




こうべ芸文芸術祭。六車さんも参加されてるということで。
きれいな案内状ですが、ちょっと不審。これはデザインミスではないのか?
日程があまりにも分かりにくいです。ルーペで探してやっと見える程度。

これはダメでしょう。
校正の時に見つからなかったのですね。
みんな小さなところには気を付けるのですが、こんな大きなミスは気づきにくいもの。
それとも、「探させてやろう」との魂胆か?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第57回「名筆研究会展」

2023-10-08 15:06:48 | アート・文化
今日は午後から雨の予報だったので朝のうちに行ってきました。
神戸元町の県民アートギャラリー。
第57回「名筆研究会展」です。「笑」がテーマ。


先日の新聞記事に載っていた書はやはり六車明峰さんの作品でした。
その六車さんに写真に入ってもらいました。


ラフな格好でしたが、もしも作務衣でも着れば、いかにも書家さんでしょう。
いや、今でも「名筆研究会」の重鎮ではありますが。

会場正面にはいつも通り「名筆」の創始者、村上翔雲師の遺作が並んでいます。

今回は西脇順三郎の詩書でした。さすがに一流詩人の詩は良かったです。

これは廣田瑛子さんの俵万智の短歌。

趣向が面白いですね。

これは谷本直子さんの、杉山平一さんの詩「顔」です。

これを見て思い出したのがこの本。

足立巻一先生著の『子ども詩人たち』(理論社・1979年)。
ただしこの絵は子どもが描いたものではありません。須田刻太さんです。

これは榎本美津子さんの、北原白秋の歌です。

清潔感がありますねえ。
榎本さんとは最近お会いすることがないですが、昔、初孫をテーマにした拙詩「コウノトリ」を書にしてもらったことがありました。

どなたの書かわからない色紙2点。
まど・みちおさん。 

そして時実新子さん。
この新子さんの句は知りませんでした。

これには目をひかれました。

谷田育子さんの「大丈夫」。レコード(CDだったかな?)を意識して書いたとの添え書きがありました。
妻と二人で頭ぐるぐる回しながら読みました。面白かったです。
よくもまあ、こんな風に書けたものだと感心しきりでした。
余ほどの根気と集中力が要ったことでしょう。

会場で六車さんを見かけたのですが、彼はわたしたちに気づくことなく熱心に取材をしておられました。




妻が声をかけたらやっと気づかれました。

その六車さんと談笑している時に若い女性が六車さんに挨拶。
その女性、森田未優さんの、これは「ウィリアム・サッカレーの言葉」。

初々しくて大らかな字ですねえ。


ほかにもいっぱい、いいのがあったのですが、これぐらいにしておきます。
大いに楽しませていただきました。
これだけの展示を行うのはさぞ大変なことだと思います。
六車さん他、同人の方々のご努力に頭が下がります。
また次回を楽しみにさせていただきます。ありがとうございました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第30回野外アートフェスティバル

2023-10-07 16:55:26 | アート・文化
北口ガーデンズに行ってきました。
これです。



4F(屋上)のスカイガーデンでの催し。
風が強くて大変でしたが、雨よりマシですね。
ここのステージで、西宮芸術文化協会に所属する画家、書家、詩人が子どもの詩とコラボする催し。
応募のあった小学生の詩千何百篇の中から、我々文芸部員が入選作を選び、その作品にステージ上で画家が絵を付け、書家が文字を書き、別コーナーで詩人が本人に直接、詩の評をするというもの。
今回は「いのち」がテーマでした。


わたしが評を担当した4人のうちの一人、O澤君2年生は「エンピツ」という詩。


ステージ上のO澤君です。後ろはその絵。

後ろ向きの二人がO澤君とお母さん。

わたしの評を聴いて、O澤君はうれしそうでした。付き添いのお母さんも。

わたしは勝手でしたが、遅刻して行き、そした早退させてもらいました。
ほかの詩人さんには申し訳ありませんでした。

追記 ケーブルテレビのベイ・コミュニケーションが来ていて、わたし取材を受けました。
放映されるかどうかわかりませんけどね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テーマは「笑」

2023-10-05 08:36:25 | アート・文化
今朝の神戸新聞に「名筆研究会展」の記事が載ってます。



写真の迫力ある「書」は、多分六車明峰さんの作品でしょう。きっとそうだ。
六車さんとは長いお付き合い。
今月号の「KOBECCO」の拙エッセイ「青春の詩人・竹内浩三」にも書のカットを提供してくださっています。

ということで、この書展、会期中に必ず行きます。多分。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日から「名筆展」2023

2023-10-04 12:46:10 | アート・文化
今日から始まってます。
「名筆研究会展」2023年。




いつ、行けるかなあ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの茂松寺

2023-09-24 15:24:23 | アート・文化
何年ぶりでしょうか。
お彼岸の法要で菩提寺の茂松寺にお参りしました。



法要では5,6人の僧が、木魚、太鼓、鐘などの鳴りもの、そして見事な読経で儀式を執り行われました。荘厳なものでした。
これにご住職のご子息(まだ小学校低学年か)も凛々しい姿で参加しておられ、一世代前を思い出していました。
今のご住職、そしてその弟さん(現在東福寺塔頭寺院、勝林寺ご住職。今日も京都からご加勢に来ておられました)も先代住職と共に同じようなお姿で参加されていたのでした。
凛々しく可愛かった。

法要のあと、ご住職の法話(自由参加)「衆生本来仏なり」(白隠禅師 座禅和讃より)がありました。
お話し、わかりやすく聞きやすく、お上手でした。
その後、この秋に大谷美術館で開催される「画人たちの仏教絵画」展について触れられました。
茂松寺の寺宝ともいうべき勝部如春斎の「三十三観音図」などが展示されるのだと。是非行ってほしいと。
法要に参加したのは130人ほどでしたが、法話に残ったのは60人ほどでした。
その60人に向かって、「行くという方は手を上げて下さい」とおっしゃいました。わたしと妻は手を上げました。
手を上げたのは17人ぐらいでした。
住職はおっしゃいました。「その人たちに招待券を差し上げます」と。


良かった。

帰りにおこわを戴いて帰りました。

これ、美味しいんです。

あ、そうだ、法話の中で『趙州録提唱』(福島慶道・2013年刊・春秋社)の話もなさいました。
この本のこと、ブログに記しています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「名筆研究会展」2023

2023-09-15 09:14:05 | アート・文化
「名筆研究会展」の案内をいただきました。





「名筆」編集人の六車明峰さんには長年にわたって、わたしの書くものへのご協力を頂いています。
会期中のどこかで行かせていただきます。
楽しみです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

濱口竜介監督が「銀獅子賞」

2023-09-10 09:23:58 | アート・文化
濱口竜介監督が「銀獅子賞」受賞!!!
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6474920

先日行った須磨のギャラリー喫茶「あいうゑむ」さんのオーナー、福永祥子さんがこの監督さんの弟分の野原監督の映画「三度目の、正直」に出演されてます。
わたし、昨年、元町の映画館へ観に行きました。
 先に福永さんは、濱口竜介監督の「ハッピーアワー」(2015年)に出演されています。
「あいうゑむ」さんの壁面には濱口監督の絵が飾ってあります。
わたし、撮影してます。


素晴らしいです。

そして、福永さんの詩集には濱口監督の推薦文が。
https://www.kobe-np.co.jp/.../202203/p3_0015162884.shtml

『コーヒーカップの耳』映画になる話がいっぱい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする