いいお天気でした。
加古川まで用事が有って行ってきました。ゴールデンウィーク初日で、道が混むかと心配しま
したが、午後から出たので思ったより早く、1時間弱で着きました。
うちの東を流れる東川の土手の榎です。
以前、樹上のカラスの巣をここにアップしたのを覚えておられるでしょうか。
今、こうなっております。
もうカラスは棲んではいない様子です。
そして枝の異変がお分かりでしょうか?
白く変色しています。
そうです、枯れかけているのです。
樹齢100年は超す(200年以上かも)榎の大木が枯れかけているのです。
一部の枝のみに新緑が見え、後は新芽が顔を出しません。
この木は瀕死の状態でしょう。
わたしは淋しいですねえ。子どものころに、すでに大木でした。当然いつもそこに見上げる榎
が有ったのです。
しかし、枯れ倒れるのは時間の問題でしょう 。なぜこうなったのでしょうか。
実はもう十年以上も前に、つまらぬ工事をしているんです。
防災工事だと称して、川底を掘り、コンクリートで固めてしまったのです。
何億円も使って。この川は深くしても意味は無いのに。海が近いのにね。
満潮の時には、海から水が上がってくるのですよ。そして大雨の時は、水門を閉めてポンプ
で海へ流すのですよ。川底を深める意味は全くないのです。
思うに、この辺りはお酒の宮水地帯です。汚水が地下に浸潤して宮水に悪影響をもたらさな
いように、防災の名を借りて、産業のための工事をコッソリとやったのではないでしょうか。
産官癒着ではないかと。
それで、サクラの古木も枯れてしまい、今度は榎です。この写真の木の北方にある、もう一
本も枯れています。わたしは水脈が変わったからだと思っています。この土手は2本の川に
挟まれています。云わばカマボコ型なのです。川の水を吸い上げられなくては、水枯れしてし
まいます。
地震の影響も多少あるかも知れませんが、わたしは、あの工事が悪かったと思っています。
先日、岩淵達治氏からご恵贈頂いた『雪のベルリン タカラヅカ』を読む。
戯曲である。お芝居仕立て。
先に千村克子さんの日記や書簡を読んでいたので、ことさら興味深かった。
これを読んで改めて克子さんが日記に書いていることが実感を持って迫って来た。
日付と出来事がピッタリ重なるのである。当然です。
しかし70年前のことが、こうして証明されるように再現されると、わたしは感動します。
わたしはその当時の克子さんに惚れているから。
ホントにけなげなのです。正直なのです。
またもや思います。岩淵氏が、本を書く前に、千村さんの日記を手にしていたらと。
もっともっと、いい本になっただろうにと。
岩淵氏もわたしへの手紙に、「読めなかったことが実に残念でした」と書いておられる。
しかし、戯曲は登場人物が生き生きと動いて、ドキュメンタリーの『水晶の夜」とはまた違った
趣がありました。劇の中にのめりこんでしまいました。ただちょっと、関西弁の台詞に違和感
が…。岩淵氏が関西の人ではないからだろう。
明日30日(金)の「輪」のおすすめ定食は、
「手づくりハンバーグ」です。
よろしくお願いいたします。