函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

太陽がいっぱい

2012年08月22日 12時59分35秒 | インポート
30度を越える海上での昆布漁、まさしく眼もくらむ重労働だ。
陽が海底に差しみ、小魚の群れが銀色の腹を光らせ、まるでミラーボールのように光り輝く。
昆布の森の中は、ウニが無数に岩にひっついている。
まるで水族館にいるような、心地よさだ。
太陽がいっぱいの太平洋、水面は輝きどこからかニーノ・ローターの「太陽がいっぱい」の名曲が流れてくる。


大型クルーザーにはちょっぴり見劣りするが、我が磯舟は「第3隼丸」。
キャプテンは昆布を海底から次々巻き上げ「あー疲れた、ぶっ倒れそうだ」を連発する。


「太陽がいっぱい」の地中海のシーンを思い出す。
雰囲気だけは充分アラン・ドロンだ。
港へ帰る船の中、昆布の上に寝転び、空を眺め「太陽がいっぱい」の鼻歌を奏でた。


真夏の昆布漁。私はあの映画を回想しながら、極度な疲れの中で昆布漁を楽しんでいる。