函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

プーチンは性格異常者だ

2022年02月28日 12時00分07秒 | えいこう語る

▼テレビは一日中ウクライナ問題一色だ。政治や世界史にあまり関心を持たなかった私の妻も、専門家の解説に自分の意見を付け加えている状態だ。

▼それぞれの家庭も、こんな風景に違いない。テレビは、一般市民による【戦争の正義】と言うようなタイトルで、討論会を企画して欲しいものだ。

▼【憲法改正】に傾きつつある我が国で、国民の「憲法論議」を活発にする、良いチャンスではないかと思う。まずは公共放送であるNHKに株主(視聴者)の一人として要望したい。

▼ウクライナ問題についてのテレビの解説者は、元軍事関係者、ロシア研究家、経済評論家等、それに若手芸能人たちだ。しかし問題は、プーチン個人の性格の分析が必要に思う。

▼ロシア大統領が軍隊に命令し、国民の合意など無視して起きた侵略行為だ。国民に問題があるのではなく、プーチン個人の性格に問題がある。

▼今後はテレビの解説者に、哲学者や歴史学者、さらに心理学者と小説家を参加させてほしい。特に心理学の立場で、プーチンを徹底解剖し、性格の異常を究明して欲しい。

▼プーチンは日曜の混雑する秋葉原に、機関銃をぶっ放す異常性格者と似ているからだ。日本国内ではなく、プーチンは世界の日常を攪乱した。一国の大統領ではない。世界一の狂人だからだ。

▼和平交渉を敵地のベラルーシで行うのは反対だ。自ら進んで捕虜になるようなものだ。プーチンは代理を送るという。代理には「ゼレンスキー大統領を殺害せよ」と命令している。

▼「ウクライナ側が交渉に行き詰まり、いきなり発砲してきた。そこでやむなく反撃した」と答えるに違いない。プーチンは関東軍参謀長のような男だからだ。

▼この和平協議の行司役は、イスラエルではだめだ。【国連事務総長】が仕切らなければならない。行事も戦いを中止できなければ自ら責任を取り、割腹するぐらいの覚悟をしてほしい。

▼ロシア国内からプーチンへの批判が拡大している。これはロシア国内の問題だ。そして世界の世論が、ロシア国民を応援すべきだ。

▼さらに国家・国民を守るロシア軍が、その使命を果たし、精神に異常をきたしたプーチンを解雇し、精神病棟での生活を送らせてほしい。

▼ウクライナ侵攻について、評論家の分析で決定的に欠けているのもがある。プーチンの侵攻決定に大きく後押し押したのは“IOC”だ。

▼国家ぐるみのドーピングで、ロシアは出場禁止となった。だがIOCはロシアの別組織“ROC”の参加を認めた。

▼「選手には罪がない」と言うことだろうが、プーチンはこれで自分の考えは、世界に通用できると考えたからだ。

▼さらに北京冬季五輪のワリエワ選手のドーピング問題でも、IOCはメダルの授与式を引き延ばすという、ロシア側に配慮する判断に出た。

▼IOCという世界の戦いでも、ロシアは優先された。そうであればウクライナとの戦いも、ロシア側に有利な展開が世界でも通用すると考えたからだ。

▼このウクライナ侵攻は、習近平とプーチンとバッハの三人が、オリンピックという舞台裏で合意したものに違いない。

▼私は非常に冷静に、NHKの【戦争の正義】という、朝まで生討論と言う番組で、「団塊世代いなか爺」代表で、自説を論じていた。

▼「ご飯ですよ」と、階下から私のマネージャーの声が聞こえた。時計を見ると、7時を過ぎていた。

▼現実社会では、個人の発言は自由でないような気がする。夢の中では、憲法第19条=思想及び良心の自由は順守されている。

▼でも「世界平和」という理想の実現は、まだまだ【夢の途中】なのかもしれない。

      
     夢みる人々に安らぎを
              三等下

ロシア軍「原子力発電所」を占拠

2022年02月27日 12時20分07秒 | えいこう語る
▼ロシアが領土拡大のためウクライナに侵攻した。ウクライナ東部には、親ロ派2地区がある。そこをロシアは勝手に独立を宣言させ、親ロ派の住民を守るために、派兵するというのが「大義名分」だ。

▼戦争には「大義名分」が付きものだ。だが、侵攻する側は、自分たちの正当性を認めさせるために、無理に「大義名分」を仕立て上げる。

▼「聖戦」という言葉がある。自国の戦争に神の力を利用する言葉だ。この聖戦を正当化するのが「大義名分」だ。「聖戦」なんてありはしないと神が言う。

▼ロシア軍の侵攻は、関東軍の満蒙侵略によく似ていると私は考える。東部戦線にウクライナの目を向けさせ、後はウクライナ国境に配備していたロシア部隊を一気に動かし、首都キエフを包囲する作戦だ。

▼これは満蒙侵攻に対する、世界の批判を気を逸らせようと「上海事変」を画策した、関東軍の作戦を真似たものともいえる。

▼だが、ウクライナ大統領を殺害し、政権をロシア側が奪取すれば事が済むというものではない。国際世論が許さない。

▼そこで清国最後の皇帝“溥儀”を持ち上げ、傀儡政権を樹立した関東軍の様に、ロシアはウクライナ大統領を政権の座から引きずり落とし、ロシア派の大統領を就任させ、領土占領を正当化しようとする作戦に違いない。

▼さらにチェリノブイリ原子力発電所を占拠した。事故の4号機は石棺で覆われ、他の3基も廃止されている。だが周辺には放射性物質が貯蔵されている。

▼ここを占領したということは、放射性物質をウクライナ国内に拡散させることが出来るということだ。

▼もはや世界最強の戦争巧者プーチンであり、地上最強の武器、核を保有するロシアだ。プーチンは核攻撃も辞さないと発言している。

▼核攻撃をすれば、世界中を敵に回すことなので、そこはないと思う。「核攻撃」の意味は、チェリノブイリの放射性物質を、環境へ放出する可能性を示唆したのではないか。

▼ウクライナに核の製造をさせないためだともいわれるが、ウクライナにはそんな余裕はない。チェリノブイリ占拠は、放射性物質の拡散を手中に収めたということのように思う。

▼米国ではトランプがバイデン大統領の弱腰に嚙みついている。米国の分断で世界平和に大きな亀裂を与えてはならない。

▼さらにウクライナ侵攻で、日本の軍事力強化を訴えるのは、相変わらず能天気なシンゾウだ。こんな二人は政治の場から、消去しなければならない。「積極的平和維持活動」のためにもだ。

▼ウクライナ侵攻作戦の発端となったのは、「コロナ・ウイルス」ではないかと思う。世界中の混乱に乗じ、その隙を狙いロシアは作戦決行に出たのだ。

▼NATOの対応の出遅れ、米国の狼狽ぶりも、コロナに気を注がれていたからだろう。巷間囁かれているのは、コロナが「中国科学院武漢病毒研究所」が発生源で、そこに米国のビル・ゲイツが資金提供していたといわれている。

▼米・中・ロの三国も、何者かの陰謀で第3次世界大戦のきっかけを作ろうとしているのではないかと、 私の“妄想”もフル展開する。

▼さらに「原発」の戦争での存在感だ。電力供給を敵の手に委ねられれば死活問題だ。さらに原発の爆撃で、その場所は人が住めなくなる。

▼反対に、原発周囲の住民を避難させ、風向きが敵国になびいているところで、自爆させたなら、敵国は核を落とされたと同じ状態になる。原発も戦争と大きなかかわりを持ったというのが今回の紛争だ。

▼ウクライナは「総動員令」を発令し、18歳から60歳までの国民に、兵士となり国家を守ることを義務付けた。

▼家族と別れ国内に留まり、国家防衛のために命を捨てようと演説するゼレンスキー大統領に、私はエールは送らない。

▼国民を犠牲にして国家の尊厳などありはしない。国民の人権と尊厳を守ることが、大統領の使命だ。

▼ウクライナとロシアの軍事力は、「1対10」だという。これと同じ比率で、米国に戦争を仕掛けたのは我が国だ。「国家総動員体制」で歩んだ結果が、我が国の敗戦への歴史だ。

▼私は、ロシアとの対決には【国際世論】を味方につけるべきだと思う。ロシア国内でも反戦デモがある。世界の世論の大勢はロシアには与しないからだ。

▼そうであれば、国連が主導となり【ヒューマン・チェーン】を強化し、【国際世論連合=国世連】でロシアの侵攻を阻止すべきだ。

▼ロシアと裏工作しようとしているのが中国だ。常任理事国のロシアと中国が反対しても、国連がこの戦争を解決できないようでは、もはや存在感はない。世界は混沌の渦に巻き込まれる。

▼世界の世論を国連が喚起させ、ロシアを封じ込める作戦に出れば、ロシア内部での反プーチン勢力も活発になるだろう。それにロシアは“革命”の国だからだ。

▼こんな話を思い出した。ノミは、自分の背丈の何十倍の高さを飛ぶことが出来る。だがコップに閉じ込めると、コップを外しても飛ぶことをしないそうだ。

▼象は1メートルの長さで、紐を足に巻いて杭に括り付けると、はずしてもしばらくは動かないそうだ。その習性を活用すればいい。

▼ウクライナはノミだ。無理にあまり飛ぶことはない。戦いには勝てないからだ。ロシアは巨大な像だ、ノミなど簡単に踏むつぶす。

▼それより、世界世論の喚起でロシアが侵略者だと決めつければいい。世界中のメディアもそう書けばいい。メディアの力でプーチンの足を縛ればいいからだ。

▼ゼレンスキー大統領も、コメディアンらしく、ジョークでふるまえばいい。そして全世界に向かってこんなメッセージを発してもらいたい。

▼【軍事力で他国の平和を壊滅し、自国の平和を保持しようとするのは、前近代的なヒットラーの再現だ。私はウクライナ国民に、武器を取るなと言いたい。他国の人の命を奪ってまでの、自国の平和などありえないからだ。国民よ武器を持つな。そして国際世論を味方に、平和なウクライナを守ろうではないか】。

▼涙声で国民に武装せよと叫ぶ、ゼレンスキー大統領を演壇から引きずり下ろし、私はこう演説した。

▼世界中から大声援が聞こえた。その中に「いつまで寝ているの、朝食の用意ができた」と言う、聞きなれた声が聞こえた。現実に引き戻され、恒例の“朝夢”は終了した。

▼最近米国は「小型高速増殖炉」の開発を進めている。高速増殖炉は核燃料を多く発生する。米国は小型の核爆弾製造も公言している。

▼しかも技術提供は「三菱重工」だ。そして、その資金提供者に、ビル・ゲイツの名もある。我が国が「核保有禁止条約」を批准しないは、米国の核の参加ばかりではなく、核開発に協力しているからだ。

▼【9条改正】は自衛隊を軍隊にする目的だ。小さな島国が国防を充実するには、北朝鮮同様「核武装」が必要となる。そのためには「核製造所=原発」の存続は必要なのだ。

▼我が国は「軍隊」を保有してはならない。軍隊になれば、関東軍と同じ作戦を考えるからだ。プーチンが関東軍の作戦を模倣するように。

▼何度も繰り返すが、私は自衛隊を軍隊にする【憲法改正】には絶対反対だ。軍隊は戦争をするためにある組織だからだ。

▼ここで、ロシア軍が私の村に砲弾を撃ち込んだようだ。そして階下から住民の叫ぶ声が聞こえた。「いい加減に起きてちょうだい。朝食が冷めてしまう」。半世紀も聞き慣れた仲間の声だった。

▼軽く二度寝をしてしまったのだ。用意された朝食を食べながら、ウクライナ国民は朝食を食べたのだろうかと心配した。

▼ロシアのウクライナ侵攻は、北海道の片田舎の“ノスタルジジイ”にも、何らかの心の動揺を与えている。


 ウクライナ侵攻と市町村合併は似ている
                 三等下

50年前の記憶

2022年02月25日 14時20分07秒 | えいこう語る

▼50年前と言えば、1972年(昭和47年)私が23歳の時だ。その時の出来事を思い出してみた。

▼元日本兵・横井正一さんがグアム島から帰還した。戦争が終了してから26年経っていたが、
まだ完全に戦争は終わっていないという実感を持った。

▼札幌冬季五輪で「日の丸飛行隊」が金・銀・銅を獲得した。「日の丸飛行隊」と言う名も、なんだか戦前的懐古主義のような気がしたのを覚えている。

▼この時の五輪の主役は、米国フギィアのジャネット・リン選手だ。転倒したがその笑顔が世界を明るくした。笑顔が世界を平和にするということも確認できた。

▼政治の世界では、日中国交正常化、沖縄返還。佐藤栄作内閣から田中角栄内閣に代わり「日本列島改造計画」なるものが、国土の隅々にブルトーザーを走らせた。

▼金権政治や環境問題など、戦後の変わり目を見せた、列島が躍動した年でもあったと記憶している。

▼だが団塊世代の私たちに印象的だったのは、連合赤軍のあさま山荘事件だ。“総括”などと言う、仲間内でリンチを行う行為に至っては、革命というものがテレビ画面を通し、悪の仕業だとの認識を国民に植え付けた。

▼思い出せばもっとあるが、50年前は戦前を引きずっていた戦後の国民感情が飛躍的にジャンプし、新たな日本が台頭した年ではなかったかと考えている。

▼そこで経済大国になった日本が、品格を持ったかそうでないかと問われれば、その答えは今も続くコロナ戦争下に求められるのではないだろうか。

▼アベノマスクから始まり、ワクチンの3度接種、医療と政治の不一致、国難に対する政府の対策の甘さに、答えがあるように思う。

▼私の場合、50年前の記憶はざっとこのようなものである。政治家の常套句に「記憶にございません」と言うのがあるが、記憶になければ頭脳に障害があり、政治家として資質を失っていると私は考えている。

▼政治家に最も重要な資質は、歴史を詳しく知り、それを現在に生かし、さらに未来を過たないようにするのが仕事だと思うからだ。

▼政治家が「記憶にございません」と言うのは、自らが政治家として失格だと宣言しているように思う。記憶にないのではなく、自分の不利なことは思い出したくないのだ。

▼今日のテーマ「50年前の記憶」について、自分の考えをまとめてみたが、私の記憶の中で
大きな間違いがあったのを発見したのだ。

▼山本リンダの1972年のヒット曲「どうにもとまらない」だ。作詞・阿久悠、作曲・都倉俊一、そこまで記憶にあるが、そのヒットは私が高校時代だと、今の今まで考えていたのだ。

▼私のこの曲の思い出話なしと言えば、高校時代ちょっぴり大人っぽく見えた私は、パチンコ店に出入りしていた。

▼そこで軽快に流れる曲が「どうにもとまらない」だ。この曲が流れると、チューリップが開きっぱなしで、玉がザクザク出てくるのだ。「どうにもとまらない」と心の中で叫んでいたと記憶している。

▼パチンコの話やリンダの話をすると、決まって思い出し語るのがその記憶だ。今までそれが年代的に間違っていると指摘されたことは一度もない。

▼曲名とリンダの軽快な踊り。そしてパチンコの玉の出が、妙にビジュアル化して相手の脳裏に伝わったのだろう。

▼だが、この曲がリリースされたのは、私が23歳だから高校時代ではない。パチンコとリンダ、私の頭の中で混同していたのだ。

▼だから高学歴の政治家に、記憶にないということはあり得ない。ただ記憶が混同しているだけで、整理整頓すれば記憶は確かになるからだ。

▼整理整頓されては困るので、記憶にないと話すだけだ。その言葉を繰り返すたびに、記憶は蘇っているのだ。

▼昨今の政治家は数年前の事でも「記憶にない」と言う。これは全く嘘をついているのだ。記憶喪失の者を政治家にしてはならないのだ。これがいわゆる「政治の劣化」ではないか。

▼特に東京五輪とコロナ禍での税金の支出。記憶にございませんとは言わせないと、私は息巻く。「桜を見る会」や「森友・加計問題」等、ほんの昨日の事ではないか。

▼1972年から50年目の日本。国家が成熟したのか劣化したのかを、自分の中で判断し、コロナ後の日本が、戦争放棄を放棄することがないよう、じっくり考えてみたいものだ。


  プーチンと同じDNAは我が国にも
               三等下

ウクライナ事変と満州事変

2022年02月23日 16時55分25秒 | えいこう語る
▼ロシアが撤退と見せかけ、ウクライナ東部の親ロ地域を「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」とし、勝手に独立を承認した。

▼この奸智に長けた作戦で思い出したのが、満州併合時の関東軍の先手必勝の奇襲作戦だ。

▼戦争に勝つためには、自分の軍隊に先に事件を起こさせ、それを敵側が攻めてきたように装う、つまり何でもありが軍隊の特技だからだ。

▼戦争を始める時は、正義や常識などこれっぽっちも必要ない。犠牲など関係ない。とにかく勝つことが軍隊の正義なのだ。

▼関東軍の侵略に対し、利権を確保したい各国が注文を付けてくる。中国側は国際連盟に提訴するが、関東軍や日本政府は適当な言い訳や嘘を並べ、撤退しようとしない。

▼ところが吉林省に満族出身の軍人が臨時政府を組織した。この人物は日本士官学校の出身者だ。錦州に張学良の政府があるのに、おかしい話だ。

▼この臨時政府に数人の日本人の政治顧問が就任している。これは関東軍の謀略ではないだろうかと私は想像する。

▼これがやがて、清国最後の皇帝・愛新覚羅溥儀を担ぎ出す、傀儡政権「満州国」の建設につながっていく。

▼ざっと満州事変を思い出してみたが、関東軍の動きはウクライナ侵攻を画策する、プーチン大統領の戦略と酷似しているように思うからだ。

▼東部二つの親ロシア地区の独立を認め、その国民の保護を目的に、自国の軍隊をその地域に駐留させるというのは、関東軍と全く同じ構図だ。

▼1991年ソ連が崩壊して、ウクライナは独立した。ロシアはクリミア併合から今までに13万人もの死者を出しているという。

▼関東軍流に言えば、ウクライナ全域を併合させなければ、英霊たちにもロシア国民にも申し訳が立たないというのが、ロシア側の考えだろう。

▼侵攻は始まったばかりだ。ウクライナ国境付近で軍事演習を頻繁に繰り返し、ウクライナ国民に恐怖を与え、いつの間にか全土を掌握するのだろう。

▼ウクライナ大統領は、常に暗殺の恐怖にさらされるに違いない。それにNATO加盟国の弱みは、ロシアから天然ガスの供給を受けている国が多いことだ。

▼ここで、自衛隊が憲法改正で【軍隊】になっていたら、どんな戦略を立てるだろうか。ロシア軍が西側に集結しているので、極東側が手薄になる。

▼そうであれば、北方領土奪還に出るに違いない。たぶん今回のロシア軍のウクライナ侵攻で、現自衛隊作戦部は、軍になった時の作戦を立てているに違いない。

▼やはり「自衛隊」と【軍隊】では、中身がまったく異なるものなのだ。自衛隊は“侵略”はしないが【軍隊】は“侵略”が当り前だからだ。

▼だが我が政府は「日米安全保障条約」を結んでいる。米国に追従し対ロ制裁に参加するのだろう。

▼しかし日本政府は、北方領土交渉やロシアからの天然ガスを輸入する事情も踏まえ「欧米から一歩遅れた対応でいい」(官邸関係者)との声も漏れる。(文基祐)この記事は23日の北海道新聞だ。

▼欧米から一歩遅れてもいいとは、情けない国ではないか。だが、これも自衛隊だからこの情けなさで、軍隊なら欧米と肩を並べてとなる。

▼やはり我が国は【自衛隊】でいいのだ。ちなみにこの記事を書いた文基祐は、以前函館支社にいた。大間原発の記事で私が記事内容について尋ねたことがある。

▼その同じ日にウクライナ問題を記事にしていたのは、則定隆史記者だ。彼も元函館支社にいて、話をしたことがある。今はモスクワ支局にいるようだ。

▼そんな顔見知りの記者たちが書く記事に、なんだか親しみが湧く。確信に近い価値ある記事を書いてくれることを期待したい。

▼ちょっぴり本題から外れたが、ウクライナ事変で、満州事変を思い出した、連想と妄想好きな私だ。

▼ちなみに私が新聞記者ならと考えてみた。やはり無理だ。「妄想記者」なら、読者が迷惑するからだ。 

      自由律で歩きたい
             三等下

ノスタルジジイ(爺)

2022年02月21日 11時13分25秒 | えいこう語る

▼昭和が始まってから20年目に戦争が終わり、その3年後に私は生まれた。それから41年も、私は昭和を生きてきた。

▼私の故郷は、北海道南端の漁村だ。空襲にもあったが、集落はそのまま残っていた。周囲の大人も明治・大正・昭和生まれと、多彩な戦前の日本人たちに育てられた。

▼小・中学校までは、戦前のスパルタ教育的雰囲気が残っていた。今思えば「連帯責任」と言うので、実行犯(学校でのちょっとした悪さ)でなくとも、傍にいて悪さを阻止しないという理由で、並べさせられビンタされた。

▼理不尽だとは思わなかった。悪さをするのを止めればよかったからだと思っていた。今考えれば妙に戦前的な考えを持っていた子供だったようだ。

▼変わったのは、高校生になってからだ。単純に言えば「ビートルズ」と「東京五輪」のせいだ。それらは戦前を切り離し、新たな国家像や日本人像を私たちに提起したように思う。

▼つまり戦前的なものを遅れたものとみなし、それらを破壊しながら、がむしゃらに前に突き進む、つまり「高度経済成長時代」の到来だ。

▼戦後民主主義社会に生まれたが、戦前的価値観で育てられた私たちは、急激な経済成長の中で、簡単に捨てられていく社会構造に対し、反抗意識が芽生えていた。

▼そんな表れが【懐古主義】と言われ、高齢化の私たちに張られるレッテルだ。そして、若い時分は「革新的」と言われたが、いつの間にか「保守的」だといわれる。

▼最近特に違和感を持つのが【デジタル社会】への突入だ。以前の「高度経済成長時代」は、戦前からの脱却というように、国民共通の認識があった。

▼だがデジタル化は、国民の合意のないままに未知の世界に突入しようと言う、暴挙ではないかと考える。

▼デジタル化は「世界の潮流」だというが、濁流の中に飲み込まれる恐れがある。「利便性」ばかりを強調し、日本社会の根底を揺るがしかねない愚策に感じるからだ。

▼かつて米国の挑発に乗って、無謀極まりない戦争へと突入した。そんな時代とよく似ているからだ。

▼それは「高度経済成長政策」よりはるかに、日本の良さを骨抜きにしようというように思える。「デジタル化」への参入は、子供たちの未来を抹消するものだと言う意見も多いようだ。

▼かつて日本に初めて鉄道が開通した時、島根県にいた小泉八雲は「日本はダメになる」とつぶやいたのを、なにかの書物で読んだ記憶がある。

▼その鉄道が北海道では、邪魔者扱いにされている。もはや知恵などあって無い状態だ。JRはすべて在来線を廃止し、バス路線へ転嫁し、新幹線だけにして営業利益を出したいようだ。それが民営化の目的だからだ。

▼私は鉄道と言えば、蒸気機関車の時代を思いだす。車窓からの眺め、食堂車でのビール、車内販売の売り子の笑顔。そこに日本の良さが確かにあったからだ。

▼私にとって、新幹線とデジタル化は、日本崩壊の二大怪獣ではないかと感じる。戦後「立ち止まる勇気」を随分言われたが、それさえできなかった。

▼長い間「立ち止まれば死ぬ」という強迫観念の中で生きてきた。【立ち止まなければ死ぬ】という、そんな考えを持つことを、コロナ禍の中で考えたいものだ。

▼そんな考えの老人を、もちろん私も含め【ノスタルジジイ】と名付けた。

▼この頃妙に頭に浮かぶのは【湖でボートをこぐように人々は後ろ向きで未来に向かって入っていく】と言う、ポール・ヴァレリーの言葉だ。

▼後ろを向いているのは「ノスタルジジイ」だ。もしかして、ヴァレリーは私のことを言っているのではないかと、ふと思うこの頃だ。