▼清水寺で行う今年を表す漢字に【令】が選ばれた。新天皇の誕生で元号が「令和」に代わったからだという。新元号選定に際し、アベ総理の関与があったのではないかなどと囁かれていたので「令」というのはしっくりこない。
▼それに、アベ総理が目指す「憲法改正」では、天皇を【元首】とする案がある。作家の赤坂真理の「近代日本は『天皇の使いよう』で樹立された国家だ。そして『天皇の使いよう』がまずくて迷走し、1945年の破局を迎えた国家だ」という言葉を思い出せば、なおさら「令」という字がしっくりこない。
▼新天皇が最初に国賓として迎えたのが、トランプ大統領だ。これもアベ総理のお膳立てによるものだ。そのことについて、私はアベ総理の精神構造に不安を抱いた。アベ総理は「対米従属」から【対米中毒】になったのではないかと。
▼令和二年元旦に、アベ総理はトランプ大統領に大きなお年玉をあげる。【日米貿易協定】だ。米国からの牛肉が安くなり、畜産農家には和牛のブランドで対抗せよというが、一般の畜産農家は経営が維持できないそうだ。
▼そのうち和牛は外国人が食べ、日本人は外国の牛を食べるということになるようだ。このままだと総理だけではなく、日本国民全員が【対米中毒】になる日もそう遠くはないようだ。
▼ちょっと思い出しても「森友・加計学園問題」「桜を見る会」などは【嘘つき総理】という「日本昔話」に登録されるのは間違いないような内容だ。一年を振り返れば、今年が【令】というのは、やはり違和感がある。
▼今日(大晦日)。早朝に読んだ本の中にその答えを見つけた。【歪】だ。アベ長期政権で日本は完全に歪んできたのだ。歪みを分解すれば『不』と『正』だ。
▼というわけで、令和元年も私の「妄想」にお付き合いいただき、ありがとうございました。新年は東京五輪の年です。アベ政治の歪みが液状化してくるので、妄想もフル回転しなければと思っています。
ずっと戦後のままでいたい
三等下