函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

関電の資金還流事件からの謎解き

2019年09月30日 19時55分59秒 | えいこう語る

▼世の中とは、真相が解明できないことばかりが蔓延し、構成されているようだ。いや、真相を解明しないことで、世の中というものが成り立っているのかもしれない。

▼福井県高浜原発で行われていた、関電と地元企業、そして役所(元助役)とのトライアングルで行われていた犯罪は、露見したらあまりにも単純な仕組みだ。

▼電力会社の経営は「総括原価方式」なので、赤字補填は電気料金の値上げで解消できる。無責任な経営体質が犯罪の元凶なのかもしれない。会社は潰れる心配がないからだ。

▼福島原発事故裁判では東電が無罪となり「トウデンでしょう」などと、東電幹部に替わりダジャレを言ってしまったが、福井は浄土真宗の信者が多い土地だ。「シンランふり」などという、ダジャレではすまない。

▼関西電力料金還流システム事件(関流システム)に接して、日頃私が不思議に思っていたことに、光明が見え始めてきたのだ。しかし、私のひらめきは「妄想」から始まるので、真相には程遠いものがあると自覚もしている。

▼だが「妄想」の中には、真実に向かう道が必ずある、と私は信じている。そうと思うので、私はあらぬ限りの「妄想」を働かせることにしている。

▼それは「なぜ公明党が国交省の大臣の椅子を、独占しているか」ということだ。国交省とは運輸・建設・国土などが集合した省だ。私の記憶では、田中派(角栄)の利権ポストという思いがある。

▼高速道路建設はもちろん、100箇所もある空港も沖縄の辺野古基地建設も、国交省の所管だ。まさかと思うが、公明党も利権の蜜をたっぷり吸わされ、自民党化しているのではないだろうか。

▼国交省という豪邸は、お金がいくらでも還流するシステムのようだ。このポストは、自民党に忠誠を使うことで得られる。だが、公明党の選挙母体の創価学会は「世界平和を目指す」団体だ。

▼憲法改正を目指すアベ政権にすり寄っている公明党と創価学会は、どんな話し合いでいるのだろうか。そんな公明党を自民党は「愛人」のように気をつかい、やさしくしてくれているようだ。

▼総理他8人で構成されている【安全保障会議】のメンバーに、国交大臣が入れるからだ。この中で「日米安保が行き過ぎないよう、公明が歯止めをかけている」と言わせることができるからだ。

▼さらに、北海道議会の出来事だ。道議は100名だが自民側が4月の選挙で53人となった。そこで改憲の意見書を、開催中に道議会に提出するという。今までは公明党8人が慎重姿勢を示したので、提出を断念していたという。

▼過半数を確保さえすれば、公明党は捨ててもいいということだ。北海道でそうなら、国会でもぐずつく公明党を外し、改憲に賛成の野党をとりこみ過半数を確保すれば、公明党はお払い箱ということだ。

▼改憲にはどんな手でも使うというのが、アベ末期政権だ
。「自民党一強をコントロールできるのは公明党です」とヤマグチさんは言うが「寝ぼけたことばかり言うのではない」といわれ、そのうち自民党から三下り半を突き付けられるに違いない。

▼平和と戦争(改憲)を行ったり来たりしている【こうもり党】の命も、そう長くはないだろう。そして大臣の椅子も利権も奪われてしまうに違いない。

▼と、妄想を逞しくしてしまった。空港建設も相当な利権が生まれるようだ。北海道の7空港を一括民営化させたのは、菅官房長官だ。さらにIR法の推進や核のゴミの処分場、米軍の練習場拡大なども、官邸が動いている。

▼それに、新知事の若い鈴木は,官邸の回し者の知事のようだ。自民が悪いのではない、鈴木に勝てる野党候補がいたのに、それを担ぎ出せなかった野党が、護憲を主張しているうちに、戦闘能力も失ってしまったからだ。

▼北海道の空港の合併で、千歳空港には世界からの路線を拡大する。それは貨物便も増えるということだ。米国との貿易協定が結ばれるたびに、北海道へは米国からの貨物便も増えてくる。

▼今後の日米貿易協定は、空から関税撤廃の物資がどっさり運ばれ、北海道農・水産業は大打撃を受けることになるだろう。

▼アベ政権を早く終わらせなければ、北海道が危ないというのが「関流システム」からヒントを得た、私の果てしない妄想だ。

「表現の自由」は権力側だけのものか

2019年09月29日 18時50分03秒 | えいこう語る

▼憲法第21条は、一切の表現の自由であり、検閲はしてはならないと書いてある。解説には、表現とは内心を外部へ表そうとする意志と行為をともなった精神作用であり、その内容は「真実であることを要しない」ともある。憲法上禁止される検閲とは何か。それは【事前統制】と【公権力による統制】だ。
      堀内健志著「公法1第三版・憲法」より。

▼表現の自由とは「真実であることを要しない」という文言が好きだ。「モリカケ問題」のアベ総理や萩生田文科相などは、この憲法解釈を鵜呑みにし、簡単に乗り切れると考えているのだろう。

▼その萩生田文科相だが、愛知国際芸術展「表現の不自由展・その後」が、たった2日で中止に追いやられた。理由は中止させろという脅迫電話に「忖度」したからだ。

▼さらに、文科省の補助金7800万円を不交付にするという。それはどうやら、天皇批判の作品もあるということらしい。そこで書類提出の不備ということで、不交付を決めたようだ。

▼元自民党衆議員だった愛知県の大村知事は、裁判も辞さないという怒りようだ。先に中止を求めた名古屋市長河村たかしは、愛知県知事に大村を推薦した人物だ。どうやら「表現の自由問題」は、我が国の文化度のレベルを、世界に証明することになりそうだ。

▼こうなれば私などの解釈は、何の足しにもならないので、1963年に文学座のために書いた【喜びの琴】という作品が、左翼的なら分かるが右翼的傾向で上演禁止になった時の、三島由紀夫の怒りを引用したい。

▼【この作品は、危険を内包した戯曲であろう。しかしこの作品に驚くくらいなら、諸君は今まで私を何と思っていたのか。思想的に無害な、客入りのいい芝居だけを書く座付作者だとナメていたのか。そういう無害なものだけを芸術として盛り上げ、腹の底には生贄の政治的偏向を隠し、以て芸術至上主義だの現代劇の樹立だのを謳っていたなら、それは偽善的な商業主義以外のなにものなのか。芸術には必ず針がある。毒がある。この毒を飲まずに、ミツだけを吸うことはできない】。

▼さすが、三島だ。彼の最期の作品である【割腹自殺】?を、自ら主演する狂気は「表現の自由」に、命を懸けた作家と言ってもいいのではないか?。

▼ちょっと話は外れるが、NHKがかんぽ生命の不正販売問題を報じた。日本郵政グループから抗議を受けていたNHK経営委員が、NHK会長に厳重注意したという。それに対し、日本郵政の鈴木副社長が、経営委員に対し感謝の文章を送っていたという。

▼なんと馬鹿げた話だと思っていたら、鈴木副社長は元総務省事務次官だという。総務省から天下って日本郵政へ。電波を管理する総務省が、国営放送を完全に牛耳っているということではないか。

▼「モリカケ問題」・「表現の不自由展」・「NHK問題」これらに共通するものを推測すると、アベ政権はすでに憲法改正した後の状態で、政権運営しているいるのではないだろうか。

▼最後に、最も私に納得する言葉を発したのは、ハーバード大卒で、お笑い芸人のパックンだ。【感情が動けば、アートだ】と。

▼ここで思い出すのは、岡本太郎の「太陽の塔」だ。誰もがモニュメントの制作を引き受けなかった。困り果てて岡本のところに頼みに行ったら【人が嫌いだと思うものをつくる】と公言した。

▼当時、こんなものが芸術なのかという論争が起きた。だが、いまだに残っているのは「太陽の塔」だ。好きとか嫌いとか、人々の感情が動くほど、それが「アート」というもの、実体ではないだろうか。

関西電力料金・還流事件

2019年09月28日 18時14分33秒 | えいこう語る

▼関西電力高浜原発で、工事を受け持った建設業者が、高浜町の元助役(死亡)に多額の金銭を贈り、その金を助役が関電幹部に還流していという、なんとも不思議な事件が発覚した。

▼元助役は、退職後も地元の顔役であったという。まさに、ムラ社会のシガラミの強い人脈を使い行なわれた「ムラ社会特有の犯罪」だ。

▼他の電力会社でも同様なことが起きているに違いない。電力は国策なので、東京電力の福島第一原発事故の裁判でも、東電が無罪となる。まさか東電側では、無罪は「トウデンでしょう?」などと、ダジャレで済ませているのではないだろうか。

▼助役だけではない。たぶん福井県の与党代議士の選挙資金にも、電力料金が多量に流れているに違いない。と妄想を働かせていたら、アベ総理のおじいちゃんの岸信介の言葉を思い出した。

▼【政治資金というものは濾過器を通ったきれいなものを受け取らなければならない。問題が起こった時、その濾過器が事件となるのであって、受け取った政治家はきれいな水を飲んでいるのだから、かかわりあいにならない。政治資金で汚職問題を起こすのは濾過が不十分だからです】。
   佐高信著『戦後を読む』の中の「インドネシア賠償汚職の闇」より。

▼シンゾウのおじいちゃんは、確か「昭和の妖怪」と言われていた。韓国との徴用工問題の【うさぎ狩り作戦】を、企画したのもおじいちゃんだ。なんたって、A級戦犯でありながら死刑を免れ、総理まで上り詰め【日米安保条約】を提携し、今につながる【対米従属】の基礎を作った人物だ。

▼そのおかげで、孫のシンゾウは【対米中毒】になってしまったのだ。シンゾウとトランプの関係だが、会うたびに「お金をむしりとられる」感じがする。

▼「米国の言い値」で高額な武器を買わされる。もしかして、値引き分がトランプやシンゾウの政治資金に、還流されていやしないだろうか。

▼「濾過は大丈夫か」という、おじいちゃんの墓場からの声を、シンゾウは聞くことができるだろうか。関西電力のこの事件は【原子力ムラ】の病巣であり【日本ムラ】の果てしない体質だということが、あらためて露見した事件ではないか。

▼国民は「呆れてはいけない」。呆れさせることが「トランプとシンゾウの作戦」だからだ。高浜原発のように各地の原発で同じようなことが発覚し【還流ブーム】になりそうな気がする。

♪犬のおまわりさん

2019年09月26日 20時18分33秒 | えいこう語る

▼まいごのまいごのこねこちゃん
 このこのおうちはどこですか
 からすにきいてもわからない
 すずめにきいてもわからない
 にゃんにゃんにゃにゃん
 にゃんにゃんにゃにゃん
 ないてばかりいるこねこちゃん
 いぬのおまわりさん
 こまってしまって
 わんわんわわん

▼先の参議員選挙で、アベ総理が札幌駅前で演説を行った。そこでヤジった市民が、その場で警察から排除された。都内では「アベやめろ」のヤジは、よくテレビで観るが、日常茶飯なので、排除などないようだ。道警は、アベ政権擁護の番犬なのだろうか?。

▼25日の道議会では、道警幹部がこのことに対し「調査中」と答弁した。この程度のことに、なぜ理由をはっきり説明できないのか、納得がいかない。

▼この場面、子供がイジメで自殺に追い込まれた時の、学校側の、のらりくらりの説明と似ていやしないだろうか。

▼先輩の子で、警官をしている男性にこのことを尋ねたら「危害を及ぼす恐れを感じたら、排除するというのは職務だ」と、一刀両断に返ってきた。

▼函館市では、市民の警察に対する目が厳しい。「函館市は犯罪者が逮捕されないところ」と言われているからだ。列挙しては失礼だと思うので、最近の主婦が自宅で殺害された事件を取り上げたい。

▼テレビで警察ドラマを観ていれば、簡単に逮捕できる感じの事件だ。だが、すでに迷宮入りの様相を呈していると、この現場の近くに住んでいる人が話していた。

▼まち中の噂では「函館に配属される警官は、逮捕ができない人物を配置しているのではないか」ということも囁かれている。

▼そういえば、なんだか変な警官の事件も最近あった。函館に転勤したばかりの警官が、前任の部署で覚せい剤を吸っていたというので逮捕された。函館に移動させ、逮捕の件数を上げさせたのではないかとも、巷間噂されている。

▼市民にとってあまり信頼性のない函館警察だが、本部の札幌では、随分臭覚がすぐれている警官が、集まっているようだ。「アベ総理をヤジっただけで、危害を加える恐れがある」と、嗅ぎつけて、強制排除したからだ。

▼だが、函館警察署管内では、警察内部ではその臭覚能力は格段に落ちるようだ。前述した主婦殺人事件があってずいぶん経つが、匂いが消えてしまったので、迷宮入りにしようという魂胆のように見えるからだ。

▼さらについ最近、札幌市でアベ総理も参加している【日本会議国会議員懇談会】の親組織である、右翼団体【日本会議・札幌本部】主催の講演会だ。講演内容は「アイヌは先住民族と認めない」というものだ。

▼今年アイヌ新法が成立したばかりなのに、それに反する講演会だ。道警もアベ総理に忖度するなら「アイヌ新法反対者」を事前に排除していいはずだが、札幌市が会場の許可をしている。

▼ついでにもう一つ。IR法についてだ。賭博を合法化する法なら、警察が事前に差し止めてもいいのではないかと考える。「本当に道民のための道警なのか」という疑問が増す、この頃の道警だ。

▼私が、道警を批判するのは、警察と町会連合会は、同じ使命で活動しているからだ。【安全・安心のまちづくり】をもう少し、理解してもらいたいからだ。

▼♪犬のおまわりさんとは、誰にも親しまれる警官の姿を歌ったものだ。そんなおまわりさんになってほしいものだ。警察が国家の番犬となれば、市民はいつもおびえていなければならないからだ。

国威発揚と【国旗・国歌】

2019年09月25日 21時12分47秒 | えいこう語る

▼1999年に『国旗・国歌法』が成立した。当時、政府は教育現場での強制はないとしたが、その後、国旗掲揚をめぐる校長の自殺や、歌わない教師の処分など、教育現場に対する『国旗・国歌』の侵略攻撃は止まないようだ。

▼【戦争は教育から始まるというのは、先の戦争をみればよくわかる】というのは、私が右派思想が強いと思っていた、ある校長から聞いた話だからだ。

▼と書いて、今ふと思ったのだが、左派的な校長などというのは、いるのだろうか?。文科省の傘下に校長職があるとすれば【戦争は教育から始まる】というのは納得できるからだ。

▼少し影を潜めたかに見えたこの問題【国威発揚】が前面に出る次期五輪では、大竜巻のように暴れまわるに違いない。日本オリンピック組織委員会が、会場への【旭日旗】持ち込みを容認する考えを打ち出したという。

▼「旭日旗」は、大日本帝国軍旗だ。現在は【自衛隊旗】となっている。次期五輪を【憲法改正】の天王山とするアベ政権だ。日本人の魂を奮い起こすため、五輪で「国旗・国歌」を前面に出す演出に、全身全霊をかけて臨むに違いない。

▼競技会場に応援に行く日本人は、旭日旗をデザインしたお揃いの「Tシャツ」で、出向くだろう。日本人が金メダルを取りそうな大会では「君が代」の代わりに【海ゆかば】の斉唱で、命をかけて戦えと応援するだろう。もちろん演奏は「自衛隊音楽隊」だ。メダリストには「万歳」の声援が止まないだろう。

▼私の妄想も果てしなく続くが、応援に【旭日旗】とはよく考えたものだ。しかし、アジア・サッカー連盟は、17年のチャンピオンリグの試合で「旭日旗」を、政治的意見に関連する差別的な象徴と認定。政治的意図はないとする日本側の主張を避けている。

▼だが、白のTシャツに桜の花を散りばめ、胸には「旭日旗」。【一億総同期の桜・作戦】。そんな五輪になるのではないかと、1964年の東京五輪を、テレビにかじりついて観ていたわれ等団塊世代は、激しく憂うのである。

▼私の村の出来事だが、以前、ウニ漁や昆布漁の出漁スタート時には「軍艦マーチ」の大音量が港に流れ、一斉に戦場(漁場)を目指したものだ。勇ましく格好がよかったのを記憶している。

▼11月には「大嘗祭」が行われ、国民が「日の丸」を手に、我が国は祝賀ムード一色に染まるに違いない。そこに【旭日旗】が目に見えるほど、はためくかもしれない。目をこらし、その割合を監視してみようと思う。

▼自民党憲法改正法案では、現憲法3条に2項が加えられ【国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない】とある。憲法とは為政者を縛る内容だが、自民党改正案では、国民を縛るという、今までと逆な立場になる。

▼たぶん自民党の憲法改正案が成立すれば、今の常識が非常識になる。ということは、主権が国民から国家に替わるということだ。 つまり基本的人権も剥奪されてしまうことになるのだ。

▼【なんでもありのアベシンゾウ】だ。それを後押しするのが『シンゾウ破りのトランプ』だ。新聞各紙に問いたい。日本人のトランプの支持率を調査してほしい。さらに米国紙にも、アベ総理の支持率を調査してほしいものだ。ひじょうに興味ある調査だと思うが。

▼たかが旗であり、布切れではないかというが、日の丸の旗は先の戦争の象徴的存在であった。さらに日章旗ともなれば、軍旗なのだ。

▼五輪は平和の祭典である。憲法改正に利用してはならない。私が五輪のTシャツをデザインしたら、ナチスのハーゲンクロイツの旗とヒットラーの顔、旭日旗にはシンゾウがちょび髭をたくわえたものをデザインするだろう。

▼このTシャツは、野党共闘が作成し、ありとあらゆるところで着てほしいものだ。与党の単純さには、野党も単純に対応すればいい。

▼それにしても「旭日旗」を五輪応援の旗にするなどという発想は、あまりにも馬鹿げている。五輪を舐め切っているアベ総理だ。

▼あきれてものも言えなくなった。「あいまいな日本」と言っていたが、今日の旭日旗問題は【あきれた日本】になってきたようだ。

▼「アベ政治を許さない」というプラカードがある【アベ政治が国家転覆】というプラカードを作成したいものだ。もう手に負えないアベ政治だ。