函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日韓事変勃発回避の道

2019年08月27日 18時50分41秒 | えいこう語る

▼昭和天皇が戦争責任を感じて「退位」を考えていたことは広く知れ渡っている。だが「戦争の反省」という言葉さえ発することを許されぬのが「天皇」という存在だ。

▼「象徴」というネーミングは、よくつけたものだと思う。
エリザベス女王も英国の「象徴」に違いないが、自分で車を運転し街中を走り周り、一般市民の結婚式にも出席したり、結構おちゃめな言動を見せている。

▼同じ「象徴」でありながら、天皇陛下と女王陛下の存在意義は相当違うようだ。簡単にいえば、女王陛下には発言の自由があり、天皇陛下にはないということか。

▼さらに付け加えれば、女王陛下は国民に馴染んだ存在だが、天皇陛下は政府が国民に馴染ませないような存在にしているような気がする。

▼大嘗祭などという儀式は、なおさら天皇と国民の距離の壁を厚くするような儀式に思える。式が終われば、総理の発声で【天皇陛下万歳】を行う。雲の上に立つ天皇・皇后両陛下の誕生だ。

▼だが、我が国の象徴を完全に見下げた態度をとったのが、韓国の国会議長だ。現上皇に対し「戦争犯罪の主犯の息子」とののしり「陛下は慰安婦に謝罪せよ」とまで発言した。まさしく雲の上から引きずり落とすような発言だ。

▼さらに、日本製品の不買運動や輸入品の制限など、様々な意地悪をしてくる。そんなちょっかいなど歯牙にかけない度量を見せていればいいのだが、アベ総理ばかりではなく閣僚までもが、いきり立っている。

▼新聞やテレビは「日韓問題」ばかり取り上げている。あまりにもメディアで宣伝するから、我が国の若い人たちは韓国嫌いになりはしないか不安だ。

▼そうこうしているうちに、日本の領土とされる「竹島」に韓国軍が上陸作戦を展開した。それに呼応するかの如く、富士山周辺で自衛隊が離島防衛訓練を実施している。

▼もし、自衛隊が国防軍で「憲法9条」がなければ、間違いなく戦争が勃発するだろうと思われるような、昨今の「日韓情勢」だ。

▼あらためて「9条」が、戦争の抑止力として絶大なる機能を発揮しているではないか考える。だが、今日(27日)の北海道新聞の記事だ。

▼陸自北部方面総監に最近着任した吉田圭秀陸将は、韓国が一方的に破棄したGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)を念頭に「複雑化する国際環境だからこそ、地に足を付け、抑止力を徹底して磨き上げる」との記者会見をした。

▼「抑止力」とは戦争をしないための圧力だろう。それは地上最強の武器を相手にちらつかせることだ。軍隊にとっての最強の武器は「原子爆弾」なのだ。

▼小国・北朝鮮を見ればいい。核ミサイルをちらつかせているだけで、国を維持していれるからだ。もし憲法改正し、自衛隊が国防軍になったら、我が国も「核武装」をしなければならない。

▼それが今の複雑化する国際環境に対処する、最大の抑止力だからだ。我が国の「原子力基本法」にも、核保有による抑止力について、記載されている条項がある?。

▼昭和30年成立の原子力基本法第2条第1項=原子力の利用は平和の目的に限り・・・だったが、平成24年に改正され、自民党の主張で2項が付け加えられた。

▼第2条第2項=前項の安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ、国民の生命、健康および財産の保護、環境の安全並びに我が国の【安全保障】に資することを目的として行うものとする。

▼アベ総理の解釈でも【安全保障】に資するというなら、9条に自衛隊の存在を明記すれば【安全保障】に資するためには【核保有】は、認められると解釈するだろう。

▼つまり、我が国は憲法9条を改正し、自衛隊を憲法に明記すれば、間違いなく【核保有】すると、原子力基本法に書いているということになる。

▼我が国の核保有は、実は米国に握られている。2018年に自動延長された「日米原子力協定」は、いつでも破棄できるからだ。米国が協定を破棄すれば、我が国には原爆6000発分の、47トンのプルトニウムが残ることになる。

▼そうなれば、処分ができない我が国は、北朝鮮同様の危険な国とみなされるからだ。たぶん、米国第一主義のトランプは、それをちらつかせながら、日米の貿易問題を有利に進めているに違いない。

▼こうなれば天皇陛下に登場してもらうより他はない。昭和天皇は戦争に対する反省の象徴すら、言わしてもらえなかった。その長男の上皇は、戦没者の慰霊の旅を続けた。孫である現天皇の役割は、ただ一つだ。

▼広島・長崎の慰霊祭に出向き【核廃絶のお言葉】を発することだ。それが昭和天皇と上皇の共通の遺言、【戦争の放棄】ではないか。

▼令和という元号は「和であることを天皇が命令する」という意味だと私は解釈している。我が国の天皇が発する「お言葉」が、世界中の称賛を浴びることを期待したい。

▼それこそが、世界で唯一の被爆国日本の、国民統合の象徴である令和天皇の、最大の役割だと思う。新天皇に過大な期待を寄せる、戦後の昭和に生まれ、平成に生き、令和に没する一国民としての希望だ。

▼私も夢見るが、天皇にもこんな夢を見てほしい。現天皇が昭和天皇に成り代わり、国会でお言葉を述べる夢だ。「朕は先の戦争を深く反省している。9条を改正してはならない。そうでなければ、3個目の原爆は、再び我が国に落とされるだろう。」・・・!?。

▼国会議事堂は、その「お言葉」により崩壊し、アベ政権も壊滅するというような、楽しい夢を見てほしいものだ。

アイヌモシリに賭博場はいらない

2019年08月23日 08時30分06秒 | えいこう語る

▼アイヌ語でアイヌモシリとは【人間の静かな大地】という。素晴らしい言葉だ。カムイモシリという言葉もある。【神々の住まう大地】だ。

▼旧土人法(明治32年~平成9年)が廃止されたことで、今年、アイム新法が施行された。アイヌは法律で長い間土人扱いにされていた。対し、和人はシャモと呼ばれた。

▼アイヌモシリにシャモが入り込み、彼らの法律で土人扱いにし、肥沃な土地を搾取した。勘定のできないアイヌの人たちをだまして酷使した。今度は【IR法=賭博法】を持ち込んできた。

▼IRは、国内での認定枠は3ヶ所だけだ。観光都市長崎、商魂たくましい大阪、開港都市横浜などは、カジノが似合う場所かも知れない。

▼だが【人間の静かな大地】には、賭博場は似合わない。アイヌ新法施行記念で、北海道は「IR法適用除外」という条例をつくってはいかがだろうか。

▼【人間の静かな大地】・【神が住まう大地】。このキャッチフレーズこそ、世界中から人々が聖地として訪れる、北海道のあるべき姿ではないだろうか。

▼鈴木直道北海道知事は道内外の出張の時には、アイヌの酋長の服装で出かけてほしいものだ。若いあなたならそれが一番似合うからだ。

空母いずも・出撃可能!

2019年08月22日 20時07分01秒 | えいこう語る

▼就航した時の船体の構造が空母ではないかと思ったのが、海上自衛隊の護衛艦「いずも」だ。10万トンクラスの米空母よりはるかに小さく、2万6千トンだ。小さいのでなんとなく安心していたが、ちょっぴり改造したら、誰がみても空母に変身だ。

▼搭載するステレス型戦闘機は、勿論米国製F35B だ。だが運用に先駆けて、米軍のF35Bが訓練するという。中東沖で訓練と称し、そのまま米軍機がイランに爆撃を加えたら、我が国は戦争を始めることになる。恐ろしいことではないか。

▼軍事同盟国なのに、いつまでも戦いに参加しようとしない日本を、一気に戦場に駆り立てようとする「立ち上がれニッポン作戦」に違いない。・・・というような夢を見そうな「空母いずも」の今後だ。

▼空母ではないと言いながら、空母にしてしまう。こんな国民をバカにした政権を維持させている国民も情けないと思うが、私もその国民の一人なのだ。いつの間にか情けない国民に成り下がってしまったものだ。

▼「空母いずも」の件で、道民ならはっと気が付いたのが、幌延町での核のゴミの地層研究施設だろう。当初の計画は20年までだったが、28年まで延長するという。すでに300メートル以上を掘っているが、さらに深く掘り下げるようだ。

▼核のゴミは溜まりに溜まって、処分場をどうしても作らざるを得ない状態だ。処分場にしないという約束だが「空母いずも」と同様の計画を、経産省が練っているのはもはや間違いない。

▼幌延町が反対すればいいだけなのだが、長い間「補助金中毒」にされているに違いない。それに新知事が、首相官邸と直結の間柄だから、間違いなく核のゴミ処分場は幌延町だろう。

▼防衛省の動きはさらに加速する。空自の戦闘機が古くなってきたので、自前の戦闘機の開発を前倒しするそうだ
。来年度防衛費予算は過去最大の【5兆3千億円】になるという。

▼国民は血税を軍事予算に吸い取られ、さらに10月には「消費増税」だ。「ご晋三様許して下せえ」と叫びたくなる国政(酷政)だ。こうなれば,次の衆議員選挙では「消費税5%」と叫ぶだけで、野党共闘が勝つかもしれない。

▼だが野党共闘も、今のままじゃ期待ができない。万年弱体野党も【野党中毒】から抜け出せないでいるからだ。野党内閣の顔ぶれを早く国民に示し【消費税5%】の旗を掲げ「解散権」をアベ総理から分捕り“前倒し”で戦いに挑んでほしい。

▼このままアベ政治を許せば、間違いなく戦争を体験しなければならなくなる。我が国の平成30年度のカロリーベースでの食料自給率は「37%」だという。

▼先の戦争で亡くなった日本兵の7割が、餓死だったという。生還した人が「米軍より恐ろしかったのは餓死だ」といった言葉が心に残っている。

▼日米安保を双務的に運営させるため、トランプ大統領は「食料関税作戦」を仕掛けてくるだろう。「兵糧攻め」こそ国民を泣かせるものはないからだ。

▼米国は同盟国だろうか、それとも敵国なのだろうか。トランプとシンゾーは、仲が良いようだが、トランプが次の選挙で負ければ、シンゾーも降りることになるだろう。

▼そうなれば、米国にお金を絞りとられなくてもいい。だから二人は早く降板させなければならないというのが、私の極単純な意見だ。

▼河野外務省も、この頃顔つきが恐ろしきなってきた。外交の上手な政治家は我が国にはいないのだろうか?。ユーモアあふれた政治家を望みたいが、アソウタロウさん程度では、世界に通用しないユーモアだからだ。

▼先日アソ―さんの地元の方が私の店にやってきた。地元でのアソーさんの人気度を聞いてみたら「恥ずかしいから早くやめてほしい」と、県民の多くが話しているという。

▼外交のアベを自称する総理だが【外交は軍事力だ】と、単純に考えていそうな気がしてならない。外交と称して「外遊」をしてきたからに違いない。

▼そう思いたくもなる「いずも」の空母化だ。

笑顔について考える

2019年08月18日 08時21分04秒 | えいこう語る

▼人のことを言う前に、自分が初対面の人から、どのようにみられているかを考えてみたい。「あなたは、気難しい顔をしていて、話づらいと思われる」というのは、長年連れ添った私の妻だ。

▼毎日一緒にいる妻だから、間違いのない評価だろう。だが、私は他の人よりは気さくに話し掛けるし、ジョーク(オヤジギャグも含め)は、人より上手だと自負している。

▼随分前だが、北海道千歳市での「第6回世界ホラ吹き大会」で、チャンピオンに輝き、賞金をいただいた実績もある!。

▼会場を笑いの渦にするには、観客を魅了するだけの綿密なシナリオが必要だ。それを考えている時は、ちょっぴり気難しい顔をしているのかもしれないが。

▼極端な発言だが「笑いなくて人生は無意味だ」と考えている。私の妻は“市”に住んでいた。それを自然しかない田舎生活に引っ張り込んでしまった。


▼そこで、普段お世話になりっぱなしの妻には、誰もが味合えないレベル?のジョークを提供しようと心掛けている
。他人には理解できないものだ。永年寝食を共にしている妻だから、その場の雰囲気で理解できる。

▼朝食時から開始するのだが、妻の反応は鈍い。朝が弱いタイプだからだ。それでも食事が終わる頃には、一つや二つは笑いが取れる。「朝から笑いのある夫婦って、なかなかいないだろう」というのが、我が家の、いや私の自慢だ!。

▼夜に叱られても、朝は笑えるというのは、私たち夫婦の特徴だ。つまり笑いは、世の中を明るくする、最大の武器なのかもしれない。

▼香港から中国への、容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」。笑いを抹殺する、中国政府の人権無視の行為だ。世界中から反対の声を上げなければ、他の国も中国のまねをし、明日にも我が身に降りかかってきそうな勢いだからだ。

▼F35ステレス型戦闘機百機以上を日本に売りつけ、さらに台湾にF16戦闘機を百機以上売る付けようとするトランプ大統領。世界から「笑い」をなくそうという「悪魔作戦」に違いない。

▼さて我が国だが。森友学園問題の財務省での文書改竄で、中核的役割を果たし停職処分を受けていた人物が、駐英公使に任命された。これには顔が引きつってしまう。英国側も、ひどいジョークだと思っているに違いない。

▼トランプ・習・ジョンウン・文・プーチン・シンゾー。これらの首脳が闊歩する世界は「笑い」が消え「睨み合い」が、はびこるだろう。睨み合いの先に待っているものは「悪魔の微笑」しかないような気がする。

▼この頃の「G20サミット」、各首脳が笑顔もなく、しかたがなく握手している。そんな中で、全英オープンを制した、20歳の渋野向日子選手の笑顔が素敵だ。英国で「スマイリング・シンデレラ」と称されたからだ。

▼ということで【世界微笑サミット】に改称してはいかがなものか。と考えながら、気の利いたジョークの足りない、ブログとなってしまった。

熊と人間の排除

2019年08月17日 08時23分32秒 | えいこう語る

▼札幌で熊が民家に出没した。庭に入って家庭菜園を食い荒らし、道路を悠々と歩き、車のすぐ近くに寄って来る姿がテレビに映し出されている。もはや、熊と人間が同じ場所で暮らしているかのような光景だ。

▼その地区で生まれた女性から聞いた話だ。今は住宅地になっているが、子供の頃は、熊の生息地に住宅が建っていったという感じだったという。

▼熊が出没した映像が何度も放映されると、熊にも家族がいるだろうし、何とか自然に返してほしいものだという気持ちになる。結果は、人に被害を与えないうちにと射殺された。だがなんだかすっきりしない終わり方だ。

▼人間には鉄砲がある。完全に優位に立っているのは人間だ。相手は猛獣で、人間より凶暴なものを処分したということですまされる、その程度の問題でもないような気がする。

▼野生動物生態学の教授も「駆除したヒグマは市街地の農作物に執着しており、人命を守るためには仕方がなかった」とコメントした。これもいまいち、説得力に欠ける発言ではないか。

▼毎年収穫時になると、丹精込めた農作物を大量に盗んで行く者がいる。こんな卑劣な者は、人間の心を持っていない。こんな輩にこそ、銃を向けた方がよいのではないか。発砲したら二度とやってこないだろう。

▼今年4月、アイヌ新法が施行され、アイヌの人権が復権された。「自然との共生」がテーマのアイヌの人たちに、この問題を解説してもらえばよかったのではないか。

▼私たちと違った角度から「いのち」の大切さを考え、もっと別な解決方法が探れるかもしれない。そこに目が及ばぬところに、我々和人と呼ばれる者が、いまだに先住民族であるアイヌに対する、信頼が欠けているような気がする。

▼新法が出来て、アイヌ民族の人権が確保されたということではない。アイヌ民族こそ、原始の北海道を開拓した先祖だという尊敬の念を持ち、その考え方や生き方を学ぶのが、道民のこれからの生き方だろう。

▼旧土人法が廃止されアイヌ新法ができ、巨大なアイヌ民族資料館が出来た。そこにアイヌの知恵を閉じ込めるのではなく、広く活用することが肝心だ。

▼【自然との共生】とは、高度に発達し過ぎた物質文明が、持続可能な地球を目指すためには、最も必要なテーマだ。その先駆者としてのアイヌの人々の知恵を借りることが必要ではないかと感じた、今回の「熊殺し」事件だ。

▼と終えたところで、表題である「熊と人間の排除」というのを思い出した。先日同じ札幌市で、アベ総理の演説にヤジを飛ばした人間が、警察に排除された。

▼表現の自由も認めない我が国は、熊さんのちょっとした悪戯などに寛容であるはずがない、というのを書きたかっただけなのだが、つい忘れてしまっていた。