▼「アベ総理悪口研究家」!?。これが妻が私につけた新たな肩書だ。私はブログを書き終えると、先ず妻に読み聞かせる。妻が理解できる内容であれば、他の人も理解するだろうと考えているからだ。
▼時にはちょっぴり小難しい内容に挑戦することもあるが、
永い間寝食を共にして、私の性格や趣向を熟知しているので、それなりに理解しているようだ。選挙に出かける時も、私が政党や候補者を言わなくても、近頃は自分で判断している。
▼その妻が「アベ総理悪口研究家」と、名付けたのだ。私はアベ総理の悪口を言っているのではない。「国民の安全・安心な生活を守る」ために、誤った政策をしないでほしいと願っているだけなのだ。
▼というわけで、大阪で行われている「G20サミット」だ。開催国なので、アベ総理が議長を務める。大相撲で言えば立行司という役目だ。采配を間違えれば、腹を切る覚悟がなければ務まらない。
▼だが、そんな覚悟などさらさらないように見える。北海道新聞の29日の見出しがなかなかシャレている。アベ政治を【やってる感で6年半】というものだ。
▼つまり、内容のない政治を続けてきたということだろう。
だが、アベ総理は若い者に人気があるようだ。若者向けのテレビの番組にも気軽に登場する。スーパーマリオの格好で、東京五輪を宣伝する。
▼五輪招致に「福島原発事故の汚染水は完全にコントロールされている」と、気軽に嘘をつくなどというのも、若者に受ける要素に違いない。
▼「森友・加計問題」などは、誰がみても総理に非があると思っているが、国会では追求する野党を、得意の「はぐらかし戦術」で、逃げ通した。この今までにないふざけた国会運営も、若者には面白い総理として、受けているのではないか?。
▼内閣支持率が高いのは、今はやりの「インスタ映え」のする、総理として若者には好感度を持たれているようだ?。対して野党の党首たちは、ただ吠えているばかりで、牙の折れた捨て犬のように映っているのではないか!。
▼新天皇初の国賓扱いで、つい先日やってきたばかりのトランプ大統領。大相撲観戦で国技の魅力を体感したのか、サミット前に、爆弾発言をした。「日米安保の破棄」だ。
▼これは白鵬得意の「張り手」をかまして、相手をかく乱させる戦法に出たようだ。日米安保条約第2条には「政治・経済・社会の各分野において、緊急に連絡していくことを確認するものである」と書いてある。
▼「米国に有利な貿易をおこなわないと、軍事同盟は破棄する」という脅かしだ。これに動揺した日本政府、その真意を確かめもしないで、サミットを終了させるようだ。「虎ンプの尾を踏まない作戦」だ。
▼こういう姿勢が【やってる感んで6年半】ということになるのだろう。随分世界各国を外遊した。そのたびに莫大なお土産も持参した。その総額は、さらに費用対効果は、一体どのくらいなのだろうか。
▼さらに、運命共同体という米国からは、莫大な武器の購入を、相手の言いなりで購入する。振り返れば「国家安全保障」など、まったく考えてもいない総理なのではないか
。財政の安全保障はゼロに近いようだ。
▼などと、今日もアベ総理の分析に励んでしまう。「G20」の立行司としての采配はどの程度だったのだろうか。このままだと五輪開催まで、インスタ映えのする行事だけを行い、支持率の維持を図るだけの総理となるだろう。
▼G20冒頭、トランプ大統領は「貿易問題、軍事、防衛装備品の日本による購入について協議する」と、張ったりをかました。アベ総理も「戦後長きに渡って米軍の費用を受け持ったのは日本だ。今の米軍を世界一にしたのも我が国だ」。
▼そういうジョークをかましてほしいものだ。トランプ大統領は、サミット終了後韓国に出向き、北朝鮮の若大将と軍事境界線で会おうと大口をたたいた。
▼兄貴分のトランプは、数段上の政治家のようだ。彼の一言で、世界は間違いなく動くからだ。私は「日本一家の親分」に新たな名前を付けたいと思う。「張ったりの晋三」という名だ。
▼米国にも中国にも韓国にも北朝鮮やロシアにも「張ったりをかませる」ような、総理になってほしいと願う。なぜならシンゾウは、今の我が国の最高責任者だからだ。内弁慶ではない、総理にちょっぴり期待したいからだ。