函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

続・函館市町会連合会会長選

2018年04月28日 08時10分29秒 | えいこう語る

▼北海道出身で「DREAMS COME TRUE」、通称ドリカムと言われる歌手がいる。DREAMに複数形のSが付いているので「みんなの夢が叶う」という意味だという。

▼そのグループに「♪決戦は金曜日」という曲がある。土曜・日曜の仕事休みの前の日、探し求めていた恋人にやっと出会える、今日こそ決戦日だという、そんな心がウキウキしてくる歌が、私は好きだ。

▼昨日、27日金曜日は、函館市町会連合会の会長候補の信任投票の日だった。つまり「決戦は金曜日」だったのだが、投票は行われないで市町連史上初の流会になったのだ。

▼候補者は1名だったので、普通は、ほぼ満場一致で決まるのが、町会という任意団体の一般的な傾向だ。だがこの候補者、前回(20日)の候補者推薦委員会で、賛否が真っ二つに分かれたのだ。

▼普通、地域の町会長選びは、その町会の役員の中から、推薦され引き受けてもらうというのが一般的だ。だが、市町連の会長ともなると、その他に様々な公職に就くことになるので、人選は難しい。

▼内容を簡単に説明するのは大変なので、省かせてもらうが、私が見る限り、この候補は自ら辞退するというのが適当と思われた。

▼そんな雰囲気を、肌身に感じ取った感じた議長は、この場面で投票を行うことは、議長としての判断で困難だ、ということで流会となった。

▼当事者ではない人から見れば、選挙日に選挙を行わないのは変だと思うだろうが、変なことが起きた原因は、その候補者が、適任ではないという雰囲気が大きかったからだ。

▼非常に微妙な雰囲気の中、議長としても苦渋の判断だったというのは、その場にいた私も十分理解できた。流会など思いもよらなかったが、議長という権限を十分発揮した、さばき方だと思う。

▼もし、この候補が選ばれると、来月の総会で承認決議という段取りになるが、その時の混乱が、私でも十分予想できるので、議長はそこまで考えた苦渋の選択だったのではないかと、私は推測する。

▼ということで、私の選挙速報の解説は、まったく的を得なかったが、最後に一つだけ、自分流の解説に戻りたい。函館市でもこんな混乱を起こしているのは、我が国の政治が、混乱しているからで、日本中すべてがおかしくなっていると言うことではないか。

▼皆様、もうおわかりでしょうが、アベ総理の責任だというのが、いつもの私の単純な結論です。帰宅途中のカーラジオから、南北両首脳会談が思いのほか成功したというニュースが聞こえてきた。争いなどしたくないものだ。私は心の中で「マンセー」と叫んだ。

▼冒頭「DREAM」が複数形のSが付いているという説明をしたが、今回の会長候補者は、単数形だったのが流会になった理由の一つのように感じたからだ。

函館ぺトリオット・マグロ

2018年04月26日 12時03分09秒 | えいこう語る

▼函館市には『30キロ』というキーワードがある。と思っているのは私だけだと思うが、函館市民の私としては、昨年から「30キロ」が、とても印象深い数字なのだ。

▼昨年9月に、函館の陸上自衛隊内に、地対空ミサイル「PAK3」、通称「パトリオット」が突然配備された。英語で「Patriote」とは「愛国者」という意味だが、読み方は「ペトリオット」が正確らしく、日本政府も自衛隊も「ペトリオット」で統一されているという。

▼ミサイルの「Patriote」は「目的物迎撃用追跡位相配列レーダー」という難しい名称の頭文字をとると「Patriote」となるようだ。

▼たまたま、頭文字が「愛国者」と同じ意味になっただけのようだが、それにしても迎撃ミサイルが「愛国者」とは、日本に売るために作られたミサイルのような気がしてくる。

▼このペトリオット、撃ち落とす距離が「30キロ未満」だ。この距離では、素人目にみても、迎撃できる可能性は極めて低いようで、間に合わないのではないかと思うからだ。

▼もう一つの「30キロ」は、私の地域の隣町、南茅部町での出来事だ。もともとマグロ(鮪)が捕れたところで、北海道の定置網の発祥地でもある。

▼昨年、マグロが大豊漁だった。マグロは「中西部太平洋まぐろ類委員会」なる国際機関があり、それぞれの国の漁獲量が決められている。2005年からは、資源保護のため「30キロ未満」は捕獲できないということになっている。

▼だが、連日網が破れんばかりの「30キロ未満」が入ったのだ。マグロは走り続けないと死ぬといわれる。人の手に触れただけでも死にやすく、図体の割には、デリケートな魚のようだ。

▼網を切って逃がすわけにもいかないので、捕獲してしまった。制裁金として、南茅部漁業組合は、1億5千万円を支払ったそうだ。

▼その金額は定置網の親方に振り分けられた。3500万円を支払った親方から聞いたが、1日でその金額が支払えるマグロが網に入ったというから、どれほどの豊漁か察しが付くというものだ。

▼外交に弱いといわれる我が国は、水産業界も同じレベルのようだ。今期は「北海道枠ゼロ」という、漁師にとっては死活問題の結果になった。

▼もし「30キロ未満」が入った場合、船の上から網で救うか(とは言っても、泳いでいる魚のキロ数など分かりっこない)網を切って逃がせというお上の命令だ。

▼網を切ってはほかの魚も逃げてしまう。100キロを超える大マグロも逃げてしまう。さらに網を切ってもその保障すら出さないという。資源保護は必要だが、なんとも納得がいかない決定だ。

▼定置網は、網を固定し魚を待つ原始的な漁法だ。だが世界中に大型船で出かけ魚を捕る方が、資源の枯渇につながるのではないかという親方もいる。

▼イカもイワシもサンマも鮭も、漁獲がめっぽう減ってきた漁業王国北海道。なんといっても、地球環境の変化が原因のようだ。たまたま、昨年はこの地区の海水温が、マグロの移動に適した水温になったためだという。

▼ということで、安価でおいしい生マグロは、今年は期待できない。私は市場にごろりと並んでいる大量のマグロを見ると、大型爆弾が並んでいるように思う。

▼さらに、広島や長崎に落とされた原子爆弾「リトルボーイ」や「ファットマン」を連想する。そして1954年、米国のビキニ環礁の水爆実験で被ばくした「第五福竜丸」を連想する。

▼そんな私の連想は、さらに津軽海峡の対岸下北半島に及ぶ。ここには、世界で初めてフルMOX燃料を使用する「大間原発」が建設中だ。

▼フルMOXとは、広島の原爆ウラニウムと長崎の原爆プルトニウムを混合し、燃料にするというものだ。一旦事故があれば、津軽海峡のマグロは被爆する。そうであればマグロを食べる人も被爆するということになる。

▼そうすると「原爆マグロ」と考えてしまうのだ。そこで「原爆マグロ」が発生しない前に、ぺトリオットが誤作動し、建設中の大間原発に命中しないかと考える。

▼燃料を充填してない前なら、大間町民には被害がな いからだ。夜なら作業員もいないだろうと、夢ではなく、本当にそう考えることがある私だ。

▼北朝鮮からミサイルが函館に飛んでくるはずはない。「愛国者」なら、大間原発を破戒してほしいと願う最近の私だ。

▼「30キロ未満」で連想した「函館ぺテリオット・マグロ」という私のちょっぴり過激?な発言です。こんな考えになったのは「アベ政権の環境悪化」のせいだと、私は断定しているが。

厚顔無恥内閣 

2018年04月25日 08時54分00秒 | えいこう語る

▼世論調査も質問内容に左右されるが、アベ内閣の支持率も20%台という数字も見えてきた。にもかかわらず、アベさんは強気発言を崩さない。

▼アベさんのリフレッシュは、親友の加計幸太郎さんとのゴルフなのだが、最早親友とのゴルフもできない状態だ。そこで、遊んでくれるのが最近友人となったトランプ大統領だ。

▼政府専用機で昭恵さんを同伴して、米国までゴルフをしに行くというのは、アラブの王様の気分だ。『数億円のゴルフツアー』というタイトルで、メディアも特集してほしいものだ。

▼田舎暮らしをしている私にはよくわからないが、アベ総理の今回のゴルフツアーの目的は、落ち込んだ自分の政権の延命のようだ。トランプ大統領に、北朝鮮の拉致問題解決を頼みに行ったらしい。

▼帰国して「私は、北朝鮮の拉致問題の「司令塔」になる」というような発言をしたらしい。それについて、拉致被害者の身内から、絶対あり得ないというような発言が出ている。

▼トランプ大統領が北朝鮮に行き、拉致問題を話してくるといったのは、米国も3人ほど拉致されている人がいるからだということらしい。たぶん、日本抜きの拉致解決話になるのではないかと推測される。

▼北朝鮮問題は「圧力強化」が、各国の対応だったが、トランプ大統領さえ、圧力ばかりではなく「対話重視作戦」に転換した。もちろん韓国もだ。中国も、首脳会談を行っている。

▼だが「圧力外交一点張り」は、我が国だけだ。話し合いが行われなければ、拉致問題など解決できないというのが、常識的な考えではないか。アベ総理は拉致問題の「死霊塔」に過ぎないのではないだろうか。

▼さて、最早打つ手のない安倍政権。官僚の相次ぐ不祥事。大臣たちの不用意な発言。今度は、ピアノでビートルズを軽快に奏でる、林文科相が登場してきた。

▼公用車で女性インストラクターが対応してくれるヨガ教室に通っていたという。ポールマーカットニー似の、ちょっぴりデブ気味の林大臣ならダイエットすると、ハンサムに違いない。

▼今後、明らかになるだろうが、このヨガ教室は、女性インストラクターが1対1で対応してくれ、終了後はオイルマッサージを行うところだという。健全な明日の日本を夢見ながら「♪イェスタディー」など口ずさんでいるのだろうか。

▼アベ総理は、次期オリンピック招致の時 「福島原発事故での汚染水は完全にコントロールしている」と世界中に、嘘をついた。そこで、アベ政権内では、多少の嘘はついてもかまわないと解釈したようだ。アベ総理の得意技は「自己流の解釈」だからだ。

▼だが、自衛隊幹部までその自己流が蔓延しだしてきたようだ。日報隠しや文書改竄ばかりではない。統幕僚幹部の3等空佐が、野党の議員に「お前は国民の敵」だと発言したという。旧軍部の暗殺を想起させる行為だ。

▼この幹部、追及されると「言った覚えがない」としらを切った。二人だけの会話なので「言った言わない」では,証拠にはならないだろう。

▼戦後、息の根を止められた「帝国の軍隊」。やがて「警察予備隊から保安隊」となり「自衛隊」という名称で、国民を災害から守り尊敬もされた。

▼だが、憲法にも明記されず「日陰者」と言われた。だが「日陰者」と言ったのは、国防軍にしようとする政府そのものだったのではないか。

▼集団的自衛権が容認された今、世界は自衛隊を軍隊とみている。実際、戦力も世界でトップクラスの装備だというのは、国民も自覚している。

▼そんな中、自衛隊に反する議員を「国賊」呼ばわりをし始めた。この事件は、簡単に済まされてなならない。自衛隊を憲法に明記すると「日本軍」になるという、前兆が前面に噴き出た現象だと考えなければならない。

▼私は今までの「自衛隊」は感謝しているし尊敬している。しかし、アベ政権下での「自衛隊の憲法明記」には反対だ。なぜかというと、凶暴化した関東軍になる可能性を、秘めているからだ。軍隊とは戦闘集団だからだ。

▼総理の嘘が国会ばかりではなく自衛隊まで蔓延してきた。そこで今日のテーマが「厚顔無恥内閣」となってしまったのです。

ハラスメント問題

2018年04月24日 09時26分50秒 | えいこう語る

▼日本国憲法前文には『そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する』と書いてある。

▼今や我が国の国会議員は、憲法など読んでもいないし無視しているというのを、国民に実証している。セクハラ問題で国会が紛糾し、国会運営に支障をきたしているのは、なんとも嘆かわしい。

▼ハラスメントとは「苦しめる・嫌がらせ」という意味だ。つまり「イジメ」を国会内でおこなっているということだ。「姉ちゃん尻をさわさせてくれや」とでも言いそうな感じがトップにいる財務省が巣窟のようだ。

▼以前「ノーパンしゃぶしゃぶ」などという、風俗業界に入り浸りの財務省であれば、セクハラなどは、日常茶飯事のあいさつ代わりの習慣に違いない。「はっきり言って、こんなことは、財務省では【日常ちゃはんじ】だぜ」と言いたげな、大臣の顔つきだ。

▼元文科大臣の下村博文も、相変わらずの上から目線の、パワハラ議員だ。「被害者の女性記者に対し、隠して録音したテープを報道機関に渡すというのは、犯罪行為ではないか」と言い放った。

▼さらに自民党議員長尾敬は、野党女性議員に対し「私にとってセクハラとは縁遠い方々」という発言をした。自分ではジョークのつもりなのだろうが、日本語の意味を把握できていない、論外の議員だ。日本人抹消登録議員だ。

▼国会議員ばかりではなく、地方議員もさらに同じレベルだ。「議員セクハラ・パワハラ特集」などというのを、NHKスペシャルで真面目に報道してほしいものだ。

▼私が知っているある町の議員たちは、ストリッパーを宴会に呼んでいた。町民も一緒に参加したいような、自分たちだけでこっそり楽しんでいる議員もいる。こんな私の発言も、セクハラに近い品のない内容ということなのだろう。

▼若い女性にお金を渡して関係を結んでいて、辞職した知事もいた。こんな時期での報道なので、辞職止む無しと思ったが、相手が独身で多数の男性と金銭目的の交際であれば、買春になるが、知事一人との付き合いであれば、知事も独身だったので、お金を渡したのは、何か買いなさいというプレゼント程度のことで、普通の男女交際として、何ら問題がないという弁護士の発言もある。

▼こんな時世なので、この知事は結論を急ぎ過ぎたのかもしれない。しかし、自らの行為を恥じたのは潔い行動だ。今問題の福田前財務次官などは、懺悔の欠片もない、厚顔無恥な男だ。録音による証拠を突き付けらても自分の声ではないとシラを切るからだ。

▼セクハラする自分と最高官僚の自分とは、声も違う二重人格者だということなのか。我が国の国会周辺は、非常にモラルに欠けた環境らしい。

▼私の結論は【パワセクハラキリ】という言葉を使ってほしいということだ。意味は「パワハラやセクハラをした人物は、潔く腹を切ってほしい」という意味だ。

▼この言葉が国会内で流行すると、我が国の国会は正常に戻ると思うからだ。国民もあきれ果てているに違いない。そんな私も、こんなあきれ果てたブログしか書けない状態だ。

戦闘地域ではないといったのは誰だ

2018年04月23日 20時48分30秒 | えいこう語る

▼9:11米国貿易センタービルテロ事件。当時の米国大統領ブッシュの戦闘宣言に同調し、いち早く手を上げたのが我が国の総理小泉の純ちゃんだ。

▼「自衛隊が行く地域は、すべて戦闘地域ではない」という、国会での“迷言”を残した。後方支援という名の自衛隊のPKO活動は、この時点で【海外派兵】という名に代わった。「海外派兵」という名を自衛隊に与えたのは、純ちゃんだ。

▼つまり「周辺事態」という概念をはずし、世界中どこへでも駆けつける、自衛隊の活動を容認させたのが純ちゃんだ。「集団的自衛権行使容認」の、事実的解禁を認めたのも純ちゃんだ。


▼それを簡単にまとめてみると、自衛隊を軍隊にしようという「9条の憲法改正」は、実はアベ総理ではなく、純ちゃんが口火を切ったということになる。

▼ポピュリズムを利用する総理は、人気が高い。戦後の総理で、スター性を持った総理は「角さんと純ちゃん」だ。アベ総理は、その足元にも及ばない、国語に弱い総理だ。もちろん,アソウ元総理もだ。自分の言葉に酔いしれる『自画自賛総理』だ。

▼そんな人気者の純ちゃん、議員を去ってもスター性を発揮している。自分が賛成した原発を「福島原発事故を見てから、自分の考えが間違っていることに気が付いた。原発ゼロを目指す」と、リップサービスにも努めている。

▼「原発再稼働は憲法改正と同様に、我が国の(自分勝手な?!)基本政策だ」と断言するアベ総理とは、役者としては純ちゃんが格段に上だ。

▼というわけで、自衛隊を軍隊にしようという発端を作ったのは純ちゃんだということを、記憶にしっかりとどめておいてほしい。

▼今朝の報道で、非戦闘地域に派遣された自衛隊第7師団が(なんと我が北海道部隊だ)、現地での生々しい活動報告を発表した。

▼宿営地の100メートル付近で戦闘が起き、実弾を込めるよう命令され、宿営地に立てこもったというものだ。そこの近くにあるPKO施設に、次々と避難民がなだれ込んできたという。

▼もし敵が攻め込んできたらと考えると【部隊全滅で死を覚悟した】という。

▼PKO終了後、帰還した自衛隊員50数名が、自殺に追い込まれたのは、この戦闘状態の恐怖からだったようだ。純ちゅんの漫才のようなペテン話にのせられ、自衛隊に死ぬような思いをさせていた我々国民も、反省しなければならない。

▼災害時にお世話になり頼りにする自衛隊の皆さんを、自殺という環境に陥らせたことに、今朝の新聞を見て心が痛くなってしまった。

▼「国家、国民の命を守るための自衛隊を、憲法違反にしたままでいいのか」というアベ総理の憲法解釈は、かえって自衛隊の命を軽んじることになるということが証明された、今回の自衛隊員の悲痛な叫びだ。

▼黒塗りの日報、戦闘という言葉を改ざんさせられる自衛隊員。「国民に真実を知ってほしい」という今回の証言は「戦争で相手を殺し、自分たちが殺されたりすることはしたくない」という、自衛隊員の切実な訴えを、私たちは聞き逃してはならない。

▼悪友トランプ大統領との怪しげなゴルフ外交から帰国し、
桜が散った観桜会で「マスコミが報道してくれないから、自分からいうが、今回、世界で影響がある人物100名に私が選ばれた」と、自画自賛した。

▼「世界平和を壊す人物として選ばれたのだということを理解しない、能天気な総理だ」。森友、加計問題。さらに官僚の不祥事が続く中の内閣支持率の低下の中で、散ってしまった桜の下での花見では、縁起が悪くないか。

▼観桜会に招かれた私がいる。そこで行われた句会で、次の二つの句が競い合い、私の句が最優秀賞になった。

最優秀賞
二度咲いた桜もこれで見納めか    三等下

努力賞
散る桜日和を待って狂い咲き      晋三

▼だが、アベ総理は、余裕を見せて私の句を称えた。私は総理の秘書に「さすが物事に動じない立派な人格をお持ちですね」と尋ねたら「自分が世界で影響を与えた100人に選ばれたから、有頂天になっているだけです」と秘書はにんまり笑って答えてくれた。そこで私は夢から覚めたのだ。

▼昨日は函館五稜郭公園の桜を見に行った。咲き始めた木もあったが、全体を見渡すと蕾がはちきれんばかりで、五稜郭全体がピンク色の春霞の中にあった。

▼来年はこの地で行われた、函館戦争終結150年だという。榎本武揚・土方歳三・中島助三郎など、優秀な人物が戦い散っていった。

▼そんな公園内を散歩していて「散る桜残る桜も散る桜」という良寛の句を思い出したので、その夜にこんな夢を見てしまったのだ。

▼私は、あまりにも単純な夢見人なのかもしれない。