▼政治家小沢一郎の戦歴は見事だ。三国志の時代なら、諸葛亮孔明に匹敵する人物に違いない。戦後日本政治の、保守安定を築いた知将の一人だ。
▼とほめ称えたが「権謀術数」に長けた、政治暗黒街の巨魁というのが、実は小沢に対する私の評価だ。
▼小沢は保守から離脱し、革新勢力に身を置くが、革新にあって、常に保守による政治の安定強化を図った人物ではないかと推察する。
▼「政治的争点を可視化する」というのが野党の役割でもあるが、小沢が野党に在り、様々な野党との共闘や合同を繰り返したことで、野党の実態が可視化されたように思う。
▼それが与党(自民党)を、長期政権可能な“ずぶとい政党”にしたようにも思う。そんな小沢は、既存の野党政党を分裂させ、または崩壊させ「壊し屋」と呼ばれた。
▼それは戦後民主主義の欺瞞的体質をぶっ壊し、新たな「ネオ・日本民主主義」を確立しよとする、小沢一郎の【政治的こころ】だったのではないかと、田舎おやじの妄想は働く。
▼だが79歳の小沢は、18回目の選挙に落選し、比例で復活した。その小沢を、立憲民主の新党首泉健太(47歳)は、夏の参議院選挙を仕切る役に、起用しようとしているようだ。
▼【憲法改正】を目指す与党を敵対視する立憲民主は、老獪小沢を立て、与党内を崩壊させる魂胆らしい。だがこの立憲民主の若大将の作戦、吉と出るか凶と出るかだ。
▼私は心配するが、小沢の“先祖返り”だ。小沢がつくり出した体制の上に、今の自民党がある。小沢には政治的余命は、いくばくも残されていない。
▼小沢にとって今の野党は居心地が悪い。こんなのは小沢が考えてもいない、ひよわな野党だ。死に場所は故郷に戻りたい。
▼そこで、最後の勝負は【野党解体】を目論み、自民党内に分裂した野党を取り組む【与野党内閣】の創設ではないだろうか。
▼かつて自民党は、主流派と反支流、そして多くの派閥があった。だが、それらが自民党内で健全に役割を果たし、長期政権の基盤を築いた。
▼そんな「新与党」結成が、小沢が最後の【与野党内閣構想】ではないかと『小沢参院選責任者』という新聞の見出しを読んでから、ずっと考え続けた結論だ。
▼野党は英語で「オポジション=反対勢力」という。与党が正しい選択をするためにチェックするのが野党の役割だ。
▼そこで思い出すのがコイズミだ。「私に反対する者は、全員“抵抗勢力”だと言い、例え自民党内でも自分に反対する者は“野党と同じだ”」と吠えた。
▼【自民党をぶっ壊す】とまで叫び狂い、国民は万雷の拍手を送った。今考えると、コイズミは【与野党内閣】を目指し、野党の解体を図り、同時に自民党の結束を強化させたのではないかと考える。そう言えば、その後民主党が解体したからだ。
▼そうであれば、小沢の起用は【野党解体】を目指す“獅子身中の虫”になりかねない行動ではないか。
▼それを最後に小沢は「故郷自民党」に恩返しをし、政界を去るというシナリオではないかと。
▼同志社大教授で、政治学者の吉田徹著【国体論】ちくま書店を読んでいるが、それを引用すると紙面が足りない。内容が緻密すぎるからだ。
▼読んだ結果に考えたのが、上記の妄想だ。小沢一郎の政治時代は終わった。そう考えて、日本型二大政党の確立に、若い立憲民主党に期待したい。
▼英国は野党が政権を取ることを期待し、政党助成金は野党第一党にだけ支給し、与党になった時に対応できるように育てるという。吉田著「国体論」の中から。
▼民主主義は政権交代が行われることにより、活性化することは言を待たない。健全な野党を応援し育てる姿勢こそが、民主主義国家だと言えるのかもしれない。
▼【憲法改正】のために、オミクロン軍を与党が後方支援し【緊急事態条項】を成立させようとしているのではないかと疑いたくもなる、戦況悪化の函館市だ。
▼日本ハムの新監督新庄の様に、若手を起用し、命がけの戦いをして欲しい。そして多くのフアンも巻き込んで。
ガンバレ野党!ガンバレ日本!
三等下
▼とほめ称えたが「権謀術数」に長けた、政治暗黒街の巨魁というのが、実は小沢に対する私の評価だ。
▼小沢は保守から離脱し、革新勢力に身を置くが、革新にあって、常に保守による政治の安定強化を図った人物ではないかと推察する。
▼「政治的争点を可視化する」というのが野党の役割でもあるが、小沢が野党に在り、様々な野党との共闘や合同を繰り返したことで、野党の実態が可視化されたように思う。
▼それが与党(自民党)を、長期政権可能な“ずぶとい政党”にしたようにも思う。そんな小沢は、既存の野党政党を分裂させ、または崩壊させ「壊し屋」と呼ばれた。
▼それは戦後民主主義の欺瞞的体質をぶっ壊し、新たな「ネオ・日本民主主義」を確立しよとする、小沢一郎の【政治的こころ】だったのではないかと、田舎おやじの妄想は働く。
▼だが79歳の小沢は、18回目の選挙に落選し、比例で復活した。その小沢を、立憲民主の新党首泉健太(47歳)は、夏の参議院選挙を仕切る役に、起用しようとしているようだ。
▼【憲法改正】を目指す与党を敵対視する立憲民主は、老獪小沢を立て、与党内を崩壊させる魂胆らしい。だがこの立憲民主の若大将の作戦、吉と出るか凶と出るかだ。
▼私は心配するが、小沢の“先祖返り”だ。小沢がつくり出した体制の上に、今の自民党がある。小沢には政治的余命は、いくばくも残されていない。
▼小沢にとって今の野党は居心地が悪い。こんなのは小沢が考えてもいない、ひよわな野党だ。死に場所は故郷に戻りたい。
▼そこで、最後の勝負は【野党解体】を目論み、自民党内に分裂した野党を取り組む【与野党内閣】の創設ではないだろうか。
▼かつて自民党は、主流派と反支流、そして多くの派閥があった。だが、それらが自民党内で健全に役割を果たし、長期政権の基盤を築いた。
▼そんな「新与党」結成が、小沢が最後の【与野党内閣構想】ではないかと『小沢参院選責任者』という新聞の見出しを読んでから、ずっと考え続けた結論だ。
▼野党は英語で「オポジション=反対勢力」という。与党が正しい選択をするためにチェックするのが野党の役割だ。
▼そこで思い出すのがコイズミだ。「私に反対する者は、全員“抵抗勢力”だと言い、例え自民党内でも自分に反対する者は“野党と同じだ”」と吠えた。
▼【自民党をぶっ壊す】とまで叫び狂い、国民は万雷の拍手を送った。今考えると、コイズミは【与野党内閣】を目指し、野党の解体を図り、同時に自民党の結束を強化させたのではないかと考える。そう言えば、その後民主党が解体したからだ。
▼そうであれば、小沢の起用は【野党解体】を目指す“獅子身中の虫”になりかねない行動ではないか。
▼それを最後に小沢は「故郷自民党」に恩返しをし、政界を去るというシナリオではないかと。
▼同志社大教授で、政治学者の吉田徹著【国体論】ちくま書店を読んでいるが、それを引用すると紙面が足りない。内容が緻密すぎるからだ。
▼読んだ結果に考えたのが、上記の妄想だ。小沢一郎の政治時代は終わった。そう考えて、日本型二大政党の確立に、若い立憲民主党に期待したい。
▼英国は野党が政権を取ることを期待し、政党助成金は野党第一党にだけ支給し、与党になった時に対応できるように育てるという。吉田著「国体論」の中から。
▼民主主義は政権交代が行われることにより、活性化することは言を待たない。健全な野党を応援し育てる姿勢こそが、民主主義国家だと言えるのかもしれない。
▼【憲法改正】のために、オミクロン軍を与党が後方支援し【緊急事態条項】を成立させようとしているのではないかと疑いたくもなる、戦況悪化の函館市だ。
▼日本ハムの新監督新庄の様に、若手を起用し、命がけの戦いをして欲しい。そして多くのフアンも巻き込んで。
ガンバレ野党!ガンバレ日本!
三等下