花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

水菜と壬生菜!!

2017年07月02日 | 環境システム科
この野菜はなんだか分かりますか。
水菜に似ていますが葉が丸いのところが違います。
これは水菜と同じ京野菜の「壬生菜」です。
調べてみると水菜は今から400年も前の1600年代から
京都の九条辺りで栽培されていた漬け菜です。
今はサラダで食べる種類もありますが、
昔は漬物用だったようです。
では水菜に良く似ているこの壬生菜はどうでしょう!
確かに京野菜ですが、歴史は今から200年ほど前と比較的新しい野菜です。
というのは水菜が何かの植物と自然交配して誕生したものだからです。
栽培されていたのが京都の壬生寺付近ということでこの名がつきました。
本来ならば京都で作ってこそ京野菜なのですが
今は種子も販売されており全国どこでも栽培されていると思います。
名久井農業高校の修学旅行は京都が定番。
こんな京野菜巡りなんかも面白いかもしれません。
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農業鑑定の勉強法とは

2017年07月02日 | 学校
職員室の前にずらっと並んだ長机。
そこにいろいろな草花が並んでいます。
これは鑑賞のために飾っているのではありません。
なんと農業クラブ主催の農業鑑定というクイズのような競技に
出題される可能性のあるものを展示して
みんなに勉強してもらおうというのが目的です。
簡単にいってみれば農業鑑定のテスト範囲!
農業鑑定はこのように実物を見て
その名前や用途などを答える競技で
農業高校の中で最も役立つ学習といわれてきました。
そのため覚えるためには実物を見たり触る必要があるのです。
もし写真やインターネットだけで学び
良い成績を収めた人がいたとしても
それでは知識だけの自己満足で社会では何の役にも立たないでしょう。
名久井農業高校の良いところはこのように
事前に実物を展示して学ぶ機会を提供している学習スタイル。
これなら家が農家ではない人、また農家でも手伝いをする機会がなく
肥料や農機具などの実物をあまり見たことのない人でも勉強できます。
世の中はますます情報化が進み、生徒も先生も
より簡単で便利な出題方法に変わっていくことが予想されますが
かつて「実物鑑定」と呼ばれていたことを忘れずに
生きた学習を提供し続けてほしいものです。


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