都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

2017年3月 記事一覧

2017-03-31 | 記事一覧 

03/01 赤羽西1丁目の出桁家屋
03/05 三村ミシン商会
03/15 静岡新聞・静岡放送本社ビル
03/18 RICOH CX5
03/21 青葉台神鋼荘
03/25 旧杉本商店
03/28 旧小原邸(大森福興教会)

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旧小原邸(大森福興教会)

2017-03-28 | 大田区  
旧小原邸(大森福興教会)
所在地:大田区山王2-12
建設年:1925(大正14)
構造・階数:木2
設計 :渡辺節
備考 :2007(平成19)解体
Photo 2006.12.17

 JR大森駅の西側、山王界隈の高台は、関東大震災後から戦前に建てられた洋館が多い住宅地だったが、近年は建物の老朽化や世代交代などでかなり減少してきている。

 この建物は当初は個人邸として建てられたようだが、この写真を撮影した頃は教会の付属建物になっていたようだ。2階左側が木に隠れてよく見えないが、どうもこの部分は腰折れ屋根(ギャンブレル屋根)だったようだ。

 1階はタイル張り、2階はスタッコ仕上げかペンキ塗り。1階と2階の間に床というか梁が外側に露出しており、2階の壁面は1階よりわずかに張り出している。一方、右側の建物は1、2階ともタイル張りで大きな窓はない。

 1階の窓の鎧戸はそれぞれが折り畳みの片開きで、二つの窓を合わせると両側に開いているように見える。二つの窓の位置が近いので両者を観音開きにするとぶつかってしまうからなのだろう。洋館ではよくあることなのだろうが、改めて見るとよく考えられているなと思う。

 縦長の窓は恐らく階段室のものだろう。縦長の菱形のガラスが並ぶステンドグラス状の窓になっている。その下の半分壊れた窓台と横長の穴はなんだかよく分からない。2階の窓はベイウィンドウ。

 華やかな装飾がある建物ではなかったが、解体されてしまったのはやはり残念だった。

 なお下記リンク先には、小原邸として用いられていた頃の写真が掲載されている。オリジナルの建物は正面の2階建てと右側に接続している部分のようで、左端の白い建物は別のようだ。

小原邸 - 近代建築青空ミュージアム
#失われた建物 大田区  #住宅系  #洋館・洋風住宅  #教会
Tokyo Lost Architecture
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旧杉本商店

2017-03-25 | 品川区  
旧杉本商店
所在地:品川区南品川1-8
構造・階数:木・2
建設年:大正末〜戦前?
解体年:2014(平成26)
Photo 2006.9.24

 旧東海道、品川宿の交差点に面して建っていた銅板張り2階建て町屋。面が取られ、2階部分が全て銅板張りで印象的な姿を見せていたが、2014年秋に残念ながら解体された。

 少し離れた所から見ると、上部に瓦屋根が見えており、木造家屋の通りに面した部分に銅板張りの壁を建てて、洋風に見えるようにしていたことが分かる。


 Photo 2006.9.24

 わきにまわってみると、寄棟の2階屋が接続している建物だった。全体を銅板張り看板建築にはせず、角地の恐らく店舗だった部分だけを洋風に設えた建物になっていた。


 Photo 2011.5.15


2022.12.30追記
 1953(昭和28)年発行の火災保険特殊地図では「杉本 茶のり店」と記されている。その後、いつ頃まで店を営業していたかは未把握。

菅沼書店、杉本商店/南品川1丁目 - ぼくの近代建築コレクション

#失われた建物 品川区  #看板建築 
#旧東海道  #旧街道  #宿場町 
Tokyo Lost Architecture
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青葉台神鋼荘

2017-03-21 | 目黒区  
青葉台神鋼荘(旧安田邸)
所在地:目黒区青葉台2-3-20
建設年:1935(昭和10)より前
構造・階数:木2
設計 :山田醇
備考 :2002〜05に解体
Photo 2001.12.8

 上写真は西側から、下写真は北側から見たところ。

 赤みを帯びた大きな瓦屋根を持つ、ハーフティンバーの洋館。大きな屋根裏を持つ平屋とも言えるのだろうが、この感じはほぼ二階建て。内部の様子を知らないので、どちらだったのかよく分からないが。

 この建物、当初は個人住宅として建てられたが、昭和50年頃以降に青葉台神鋼荘となったようだ。1973年の住宅地図では安田邸、1977年の同地図では青葉台神鋼荘と記されている。建物の感じからすると社員寮とかではなく、会社の福利厚生施設か迎賓館のようなものだったのではないだろうか。

 撮影当時は気づかなかったのだが、後日、写真を見返していた時に、駒場にあった三井造船駒場寮の洋館とそっくりな建物だったことに気がついた。そこで『日本近代建築総覧』で確認したところ、やはり同じ建築家の作だった 。この山田醇という建築家による住宅としては、世田谷区の砧に築山邸(国登録有形文化財)が現在も残っている。そしてこの家も、無くなった二つの洋館とかなり似ているのだった。

三井造船駒場寮
所在地:目黒区駒場4-1
建設年:昭和初期
構造・階数:木1
設計 :山田醇
備考 :解体・消失
Photo 1990.1.14
築山邸(国登録有形文化財)
所在地:世田谷区砧8−18
建設年:昭和初期
構造・階数:木1
設計 :山田醇
Photo 2016.12.20
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 目黒区  #近代建築  #住宅系  #戸建て住宅 
#集合住宅  #洋館・洋風住宅  #山田醇  #登録有形文化財 
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RICOH CX5

2017-03-18 | 写真・カメラ
文京区春日2丁目にて、丸ノ内線
Camera:Ricoh CX5(2011.2発売、2011.11購入〜2016.6)
Photo 2016.4.20 15:11
Shutter Speed:1/540 sec
F-number:8.7
ISO:400
Focal Length:8.7mm(35mmフィルムカメラで約50mm相当)
Ricoh - CX5 / RICOHブランド デジタルカメラ生産終了製品 | RICOH IMAGING

 2011年秋に、ROCOHのCX3を食堂の床に落としてお釈迦にしてしまったため、当時販売されていた後継機、CX5を購入した。このCX5は4年半ほど使い、かなりの枚数を撮ることになった。

 同じリコーのコンパクトデジタルカメラでも、次第に性能が上がっており、画素数や倍率はもちろん、解像度や感度など、画質面も年々良くなっていた。そう考えると、新しいもの、新しいものへと買い換えていけば良いのだろうが、個人的にはCX5でそれなりに満足してしまったため、途中、修理に出したりもしながら意外に長く使ったのだった。

 2014年に、小雨の降る湿度の高い屋外環境下で使っていたところ、電源が入らなくなった。この時は気に入った後継機が出ていなかったこともあり修理に出した。

 その後も、まちあるきのお伴としてずっと使っていたのだが、2016年の6月に駒込富士神社の境内で落としてしまい、鏡胴の出し入れができなくなってしまった。この頃、後継のCX6が販売されてはいたものの、それまでのペースで改良された新製品は既に無くなっていた。そんなこともあって、遂にリコーのコンパクトデジカメシリーズを使うのを止めて、他社製のものに乗り換えたのだった。

大村邸
所在地:静岡市葵区平野
Camera:Ricoh CX5
Photo 2016.1.5 15:15
Shutter Speed:1/540 sec
F-number:4.0
ISO:100
Focal Length:6.1mm(35mmフィルムカメラで約35mm相当)
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静岡新聞・静岡放送本社ビル

2017-03-15 | 静岡県  
静岡新聞・静岡放送本社ビル
所在地:静岡市駿河区登呂3-1
竣工年:1970(昭和45)
構造・階数:S造・17F
高さ :68m
設計 :丹下健三
Photo 2016.8.18

 全景を納められる場所を今まで知らなかったのだが、北西側にあるSCの屋上駐車場に行けばよいことをネットで知り、昨年夏に改めて撮ってみた。

Photo 2016.2.25

 丹下健三さん設計の静岡新聞社というと、銀座にある東京支社(1967年)の方が圧倒的に有名だが、静岡市内にある本社ビルも丹下さんの設計。 静岡生まれとしては、実はこちらの方が馴染みだったりする。

Photo 2016.2.25

 メタボリズムの考え方が全面的に出ている東京支社に比べると、普通のオフィスビルっぽいけれど、北側をコアにして、南側のオフィス部分を階によって張り出したり引っ込めたりするあたりは多少それっぽい。 全体の姿形の格好良さ、バランスの良さは、やはり丹下さんならではかと思う。

@S[アットエス] | 静岡新聞SBSオフィシャルサイト
SBSテレビトップ|SBSテレビ[静岡放送]-アットエス

静岡新聞 - Wikipedia  静岡放送 - Wikipedia

#新しい建物 静岡県  #オフィス  #高層ビル  #丹下健三  #メタボリズム 

静岡の建築

コメント (1)
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三村ミシン商会

2017-03-05 | 北区   

 赤羽西口通り(旧岩槻街道)沿い、都道補助73号線の拡幅事業で消失した建物。

三村ミシン商会
所在地:北区赤羽西1−15
構造・階数:木造2F
備考 :2009.10〜2013.7の間に解体・消失
Photo 2011.1.23

 シンガーミシンの看板が付けられていた看板建築。2階などの壁面はアルミサイディングかなにかで改装されていたようだ。

 2009年10月のGoogle SVにはまだ姿が写されているが、その次の2013年7月の写真には姿がない。

 奥はイトーヨーカドーが入居している赤羽駅前の再開発ビル・パルロード3。

Tokyo Lost Architecture   #失われた建物 北区  #看板建築  #旧街道 
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出桁家屋

2017-03-01 | 北区   

赤羽西口通り(旧岩槻街道)沿い、都道補助73号線の拡幅事業で消失した建物。

出桁家屋
所在地:北区赤羽西1−22
構造・階数:木造2F
備考 :2002.6〜2006に解体
Photo 2002.6.15

 岩槻街道から静勝寺への参道の入口角にあった出桁家屋。この建物も視線や騒音の遮蔽のために、建物周囲にトタン板塀が巡らされていた。1階の階高が比較的高く、一方で2階のそれはやや低い建物だった。2層目の道路側に窓が無いことを考えると、2階建てではなく、大きな屋根裏を持つ平屋だったのもしれない。

 参道沿いの赤いトタン屋根の細長い小屋は、地蔵だったか観音様の祠だったもの。普通と違って道路と平行にスリムな小屋が建てられており、この場所にあった頃から妙な感じになっていた。道路拡幅に伴い、近辺のお寺あたりに移設されたのだろうと思うが、移設先の詳細は未確認・・・。

 この写真でも板壁を補修などがされており、比較的きれいな状態で残っていたが、やはりこちらも2006年の住宅地図では既になくなっていた。

Tokyo Lost Architecture   #失われた建物 北区  #旧街道 
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