都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

ロンドンからパリへ

1993-03-04 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.4(Thu) London → Paris

 07:30 起床

 08:00 朝食。このユースホステルは建物も敷地内の様子も小ぎれいで穏やかな感じで良かった。また食事が比較的美味しく、コックの愛想も良くて満足だった。旅行中は、食事を落ち着いて気持ちよく食べられることが実はとても大切なのだと、あとあと気づくことになる。

 09:00 ユースホステルをチェックアウトして出発。

 10:10 ヒースロー空港到着・来た時とは異なり、勝手が分かっていたためか、迷ったりせずに早く着くことができた。行きに比べてあっという間に着いた気分。

 10:30 Check In。免税店でフィルムを買ったり、コーヒーを飲んだりする。フィルムは日本から10本以上持参していたのだが、もっと多く撮ってしまいそうなのに気づき、慌てて何本か購入。日本で買った方が安くて良いものだったかも。

Heathrow Airport   Wikipedia

 12:00 飛行機に搭乗

 12:45 離陸。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#飛行機
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Oxford → London、London市内で夕食

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

 16:10 Oxford駅に戻る。ユースホステルでも見かけた女子大生と、駅で偶然会って話などをする。そして今朝、Paddington駅で知り合ったという男子学生とも一緒に、3人でロンドン市内へ帰ることに。

 16:15 Paddington行き列車に乗る。しかし、Signal Accidents=信号故障とかで駅が閉鎖。乗り換えを余儀なくされる。

 たまたま同席していた老婦人が少し日本語を話せたため、この方に連れられて、Waterloo行きでLondonに向かうことに。老婦人は15~16年前に奈良女子大で一年ほど英語を教えていたという。その間、大阪、京都に行ったり、北海道へも遊びに行って楽しかったという。ただ東京はクレージーにうるさい街だと思ったそうだ。確かにロンドンに較べると東京の渋谷や新宿はとんでもない場所かもしれない。しかしこのタイミングで日本語を話せる現地の人と会えるとは何という偶然。

 16:45 Reading駅で乗り換え。この時に乗った電車がかなりすごかった。全てのボックスシートに扉が付いていて、客は車外から空席を見つけて扉を手動で開け、乗り込むというもの。かなりすごい考え方だ。車内には進行方向に貫通する通路がほぼ無い。とにかく乗車も下車も横移動である。この奇妙な車輌、是非、何かのテレビ番組などで取り上げてくれないかなぁと思うのだが、今までテレビで見たことがない。予定外の行動でバタバタしていたため、車内の写真を撮り忘れてしまったのが、今でもとても残念だ。

 後年、調べたところ、このタイプの車両はスラムドア車(Slam door trains)と呼ばれている旧式の客車だそうだ。2003年頃以降は保存鉄道などでしか見ることができないものだという。自分で撮った写真がないので、詳細は下記、Web上にある記事や写真をご参照頂きたい。

五十四にして天命を知る(肝門部胆管ガンを患って)
   > スラムドア トレイン 1/3
世界の車窓より > イギリス「プチ留学」の旅・その19、ヘイスティングスの電車
イギリス女一人旅。 > タンブリッジ・ウェルズへ出発!

 このとき私は、先ほどの女子大生と同じボックスに乗り込んだため、ここから1時間、彼女とぐだぐだといろいろ話し続けることになった。

 18:20 列車はロンドン郊外の環状線を走り、街の南側をぐるっと回り込んでようやくWaterloo Stationに到着。Reading駅から一緒になった大学生も一緒になって、4人でトラファルガー広場へ向かう。

 ところでこの日、同行のK氏とS氏とは、18:00にNational Galleryの前で待ち合わせをして夕食を共にする予定になっていた。直行の列車でなら間に合うはずだったのだが、不測の事態になり完全に遅刻してしまったため、当然ながら彼らの姿はなかった。そんなわけで、私は今日出会った3人と共に4人で夕食をとることにする。ご飯ものを食べようと中華街に向かい、ここで軽く夕食をとり、更には同行の日大生の提案でショットバーへ行って、ウィスキーを少し飲み話をする。私自身は全然飲めないので、バーへ行くなんてのは当初の計画には全然なく、結果的に思わぬ体験をさせて貰った。

 

China Townにて

 ロンドンの夜をちょっとだけ楽しんで、22時近くにバーを出る。同じユースホステルに泊まっていた女子大生と共に地下鉄で帰り、その後、食堂で他の日本人とも話をする。卒業旅行とかの場合、様々な学生がいるが、ヨーロッパで建物や街を見てるような学生の場合は、やはり建築関係が多い。

地下鉄窓口

 K氏は23:00頃、宿に戻ってきた。National Galleryで落ち会えなかった後、彼はEric Craptonのコンサートへ行ったという。昼間に行ったグリニッジ(Greenwich)はチーズが腐ったような臭いが少ししたとか、テムズ川河口のDocklandは、なんだかまだ寂れているような感じだったと言っていたが、National Galleryは良かったという。やはり行っておけば良かったかなともちょっと思ったが、もう時間がないので無理。短期の海外旅行では見尽くせるものではないと、諦めることにする。

 さて、明日は早くもパリ行きだ。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28~3.21

#鉄道  #夕景・夜景 
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Oxford市内 3

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

Blackwell's Bookshop

 いろいろまちなかを巡って疲れたので、Cafeに立ち寄る。チョコレートケーキとコーヒーを頼んだら、日本で出てくるサイズの倍以上ある巨大なケーキが出てきて驚く。またその味がやたらに甘いだけで辟易する。こんなに甘いだけのケーキをよくパクパク食べてるな・・・。

Magdalen St.
St Mary Magdalen's Church   Wikipedia En

 St Mary Magdalen's Church(聖マグダラのマリア教会)は1194年に建てられたもので、1841~42年に内陣と北側の側廊が付加されたのだそうだ。塔がいつのものかはWikiでは分からなかった。時期的にはロマネスクか初期ゴシックの頃の建物になるのだろうが、増築はもう新古典主義の時代でネオゴシックとかになる。こういう建物はどの様式と言ったらよいのか、西洋建築史系の細かいことはちゃんと習っておらず、外観からそういうことを判別する知識も能力も持たないので、こういうのはお手上げ。

 それから、この写真ではよくわからないが、教会の建物の周囲には墓石が並んでいて小さな墓地になっている。日本の寺院だと墓地はお寺の裏側とか塀で囲われた別の場所にあることが多いが、ヨーロッパのキリスト教の教会では、聖堂のすぐわきの道路に面した、フェンスで囲われただけの場所に墓地が普通にあることがときどきある。死者に対する考え方の違いということなのかもしれないが、商業地系の通りの片隅に墓地があるのは、日本人的にはちょっと驚き、違和感のあるものだ。

Cornmarket St.
St Michael at the North Gate  Wikipedia En

 St Michael at the North Gate(北門の聖ミカエル教会)は、1000~1050年頃に建設されたオックスフォード最古の教会だという。塔は1040年頃のもの。また翼廊は大幅に後の1833年に増設されたものだそうだ。

 写真奥には上写真のSt Mary Magdalen's Churchの姿も見えている。日本にはキリスト教の教会はあまり多くないので、教会の塔が同じ通りに二つも並ぶことはまずない。だからそういうこともちょっと不思議な感じに見える。ただ考えてみれば日本でも寺町とかいってお寺がやたらたくさんある場所もあるので、キリスト教徒の多い国で教会があちこちにあるのはぜんぜん変ではないのだが・・・。

Castle Mill Stream   Wikipedia En

 オックスフォードは日帰り半日の予定だったため、慌ただしく駅へ戻ることにする。市街と駅の間にはCastle Mill Streamというテムズ川の支流がゆったり流れていた。この川は舟運にも使われていたようだ。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#古い建物 海外  #ゴシック  #ネオゴシック  #教会  #広場 
#街並み 海外  #海・川・池 
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St Mary's・ボドリアン図書館

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

 St Mary'sの塔から下りて、聖堂内へ。

University Church of St Mary the Virgin(St Mary's)
身廊から内陣方向    Wikipedia(En)

 天井は木造のようだ。上部の負荷があまりないせいか、窓が比較的大きく室内が割合に明るい。ゴシックアーチを用いているが、尖り方があまりきつくなく柔らかめ。一部にチューダーゴシックアーチも用いられている。

 訪れ際に記録しなかったので、あまりよく覚えていないのだが、Wikiにも似た位置からの写真が載っていて、その説明によればこれは手前の身廊から奥の内陣方向の写真だという。とすると、身廊の途中の上階にパイプオルガン(1986年)が設置されているわけで、だとしたらちょっと変わったレイアウトだ。

 ヨーロッパの石造の教会は、解体や火災による崩壊もある一方で、増築や設計変更で大きく形が変えられたり、資金不足や技術的問題で建設に時間が掛かったりすることが多い。このため、部分的には古いが、他の部分は結構最近の完成だったりして、現場で説明して貰わない限り、結局、全体的にはいつ頃の建物なのか分からないままのこともある。この教会も最近になって調べてみて、とにかく長い歴史があって増改築を繰り返してきたということだけはとりあえず分かった。だが、この身廊部分がいつ頃のものかをしっかり調べるのは面倒になってしまった。どうやら14~15世紀らしいが・・・。

University Church of St Mary the Virgin

 身廊部にあるステンドグラス。フレームが細く華やか。

Bridge of Sighs(ため息橋)   Wikipedia(En)

 ため息橋というとベネツィアのものが有名だが、オックスフォードにもあった。こちらは牢獄への橋とかではなく、ハートフォードカレッジの二つのエリアの間をつなぐ橋だ。別にベネツィアのため息橋に似せたわけではないそうなのだが、似ているという話になってこちらも「ため息橋」と呼ばれるようになってしまったのだという。しかし公道上に架かる渡り廊下一つとっても、手が込んでいて美しく印象的だ。

Bodleian Library / Divinity School   Wikipedia(En)
ボドリアン図書館(Wikipedia)

 ファン・ヴォールトと呼ばれる、扇型に筋が広がったヴォールト空間。ファン・ヴォールトはイギリスでゴシック後期に流行ったと後で知ったのだが、確かにフランスやイタリアでは同様のものは見なかった。過剰とも言える天井の筋状の梁の様子に注目させるため、わざわざライトアップがされていた。

Bodleian Library(ボドリアン図書館)・5階建ての塔
ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#古い建物 海外  #ゴシック  #街並み 海外  #教会  #橋  #大学
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St Mary'sから

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

 University Church of St Mary the Virgin(通称 St Mary's)の塔に上る。

St Mary'sの塔から北方向

 中央は、Radcliffe Camera(1749年落成)  Wikipedia JPEn
 左方の塔は、Exeter Collegeのチャペル  Wikipedia En
 Radcliffe Cameraのすぐ左側は、The Sheldonian Theatre(シェルドン劇場) Wikipedia En
 右側は、All Souls College  Wikipedia En

St Mary'sの塔から南方向

 左の塔は、Merton College Chapel  Wikipedia En
 中央やや右の塔は、Christ Church Cathedral  Wikipedia En
 右の塔は、Christ Church Tom Tower  Wikipedia En

St Mary'sの塔から西方向

 左端の塔は、Christ Church Tom Tower  
 その右の塔は、St Aldate's Church(セント・オールデート教会)  Wikipedia En
 中央手前の塔は、All Saints Church(オールセインツ教会)  Wikipedia En
 右側奥は、Nuffield College(ナフィールド大学)の塔と  Wikipedia En
  Wesley Memorial Methodist Church(ウェズリー記念教会)の塔  Wikipedia En
 右端はExeter Collegeのチャペル  

 オックスフォードの街なかにはいくつもの教会の塔がさまざまなデザインで建っており、それらの塔の姿が街並みのスカイラインの上に飛び出すようになっている。また、町の地形は全体に緩やかな丘陵地で、遙か彼方に少し高いなだらかな丘を望むことができる。教会以外の建物の高さは低中層に抑えられており、丘と塔と町並みが調和を保って美しい風景を創り出している。

 日本でも地方のやや小さな町だと、町並みは低中層で、その中に寺院の屋根がぽつぽつ見えたり、鎮守の森の木々が見えたりする。そして町外れの丘や自治体の庁舎から町の全貌を見ることができ、遙か彼方の山並みが見えたりもする。

 ただ日本の場合、そういう町では景観や風景よりも、過疎化・高齢化とか商業衰退とかの方が大問題であって、残念ながら景観コントロールにまでは人的に財政的にも手が回らなかったり、今までの状況が当たり前で、市民・行政の関心が低いことも多い。

 一方、少し大きな都市になると、景観コントロールに手を付ける前に都市間競争に巻き込まれて開発が進行し、高層化が進みはじめて従来のスカイラインが破壊されているケースが多い。早くからコントロールに手を付けていれば避けられるのだが、従来の開発が緩やかだったりすると危機意識が乏しく、いざ問題が発生した時には手遅れということも多い。

 オックスフォードの場合、どこまで景観保護の規制があるのかは把握していないが、町の建物は教会の塔よりも高くしてはいけないというルールがどうやらあるようだ。塔に上れば美しい町並みを俯瞰することができるという、景観的な財産を持つ町が羨ましく思われる。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#古い建物 海外  #ゴシック  #新古典主義  #教会  #パノラマ 
#眺望  #塔  #大学
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Oxford市内 2

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

Merton St.とMerton College Chapel   Wikipedia(En)
建設年:着工 1290頃、翼廊 1424-25、タワー 1448-51

 Merton College Chapelの塔は高さはさしてないが、ゴシックの小さな尖塔がたくさん付いた華やかなもの。マートンカレッジもオックスフォード大学を構成するカレッジの一つ。

Corpus Christi College   Wikipedia(En)

 コーパスクリスティカレッジもオックスフォード大学を構成するカレッジの一つ。Merton St.に面した入口の上部に掲げられた紋章が美しい。

Oxford University Examination Schools

 市内には三方向を建物で囲まれて道路に面した中庭状の空間がところどころにある。どの建物も立派な石造りで、ついあちこちをきょろきょろ見回してしまう。

Magdalen TowerとMagdalen College
建設年:1509
高さ :44m(144Ft)
Wikipedia(En) > Magdalen College, OxfordMagdalen Tower

 マグダレンタワーはマグダレンカレッジの一部を成す鐘塔で、市街の東端部に位置する。ナフィールド大学の塔が46mなので、オックスフォードではそれに次ぐ高さで、古い塔では最も高いものだそうだ。

 歩いているとオックスフォード大学を構成するカレッジが次々に現れてくる。本当にオックスフォードは大学都市なのだなと思う。

The Plain

 東へ向かい、川を渡ると中心市街からは少し外れた感じになるようだ。それでも建物は3階建て程度のものが道沿いに連続して建ち並んでいる。日本の都市だと町外れになると庭や空地があることが多く、建物の連続性があまりなく。どちらかというとやはり農村的な町になっている。オックスフォードはさほど大きな町ではないが、それでも建物が建て詰まっている都市的な空間が中心部にはあるようだ。

 さて、郊外の方へ街は続いているようだったが、時間もないのでここで向きを変え、High Streetを駅方面へ戻ることにした。

High Street   Wikipedia(En)

 右側はThe Queen's College   Wikipedia(En)
 遠方の塔はUniversity Church of St Mary the Virgin(St Mary's)   Wikipedia(En)

 University Church of St Mary the Virgin(通称 St Mary's)は、オックスフォードの街の中心部を東西に走るHigh Streetに面して建っており、街のランドマークになっている建物だ。その最も古い部分は1270年に遡り、本体は15世紀から16世紀初頭に掛けて建設されたもの、また調度や彫像は19世紀のものという。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#街並み 海外  #古い建物 海外  #ゴシック  #道  #教会  #塔  #大学
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Christ Church

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

 この地に最初に教会が設立されたのは相当古い時代のことなのだそうだ。クライスト・チャーチとしての創設は1546年

Tom Tower
建設年:1681-82
設計 :クリストファー・レン

 訪問当時は知らなかったのだが、このトム・タワーもクリストファー・レンが設計した建物だった。タワー上部にはグレート・トムと呼ばれる、6+1/4tの重量を持つ大きな鐘が設置されているという。

Wikipedia > クライスト・チャーチ (オックスフォード大学)
Wikipedia(En) > Christ Church, OxfordTom Tower
Hall
Meadow Buildings
建築年:1862-66
Wikipedia(En) > The Meadow Building

Christ Church Cathedral
建築年:1160-1200
Wikipedia(En) > Christ Church Cathedral, Oxford

 様式としては、ロマネスク・ゴシックとのこと。パイプオルガンのあるあたりの天井(下の方の写真)などは木製で確かに古い造りのように見える。一方で、祭壇のある方(上写真)はファン・ヴォールトっぽいリブ・ヴォールトになっていて、イギリス(イングランド)的な聖堂の造りだ。

Christ Church Cathedral

 ゴシックアーチの窓に嵌められたステンドグラスが美しい。

Christ Church Cathedralのオルガン
設置年:1979

 立派なオルガンだったので昔のものかと思ったのだが、後で調べてみたら設置年は意外に新しかった。

The Great Quadrangle(Tom Quad)とTom Tower
Wikipedia(En) > Tom Quad

 トム・クワッドと呼ばれる四角形の中庭。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#古い建物 海外  #教会  #塔  #大学
#クリストファー・レン  #ロマネスク  #ゴシック  #バロック 
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Oxford市内 1

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

12:50 最初にピザを買って立ち食いをして腹ごしらえ。その後、おもむろに市内観光を始める。

 市内はどちらを見ても絵になる風景だ。

Oxford市内 Park End St.   Google Map
Wikipedia > オックスフォード

 とりあえずChrist Churchへ向かって市内を歩く。

Worcester St.

 2階建てバスはロンドンだけなのかと思っていたが、オックスフォードでも走っていた。

Nuffield College(ナフィールド大学)
Wikipedia > Nuffield College, Oxford

 ナフィールドカレッジは、オックスフォード大学を構成する大学の一つで、1937年設立と比較的新しいものだそうだ。キャンパスの建物群も1949~1960年に建てられたそうで、外観の印象とは違って意外に新しいものであることが、最近調べたら分かった。

 尖塔を持つ塔は当初は単なるシンボルタワーとして考えられたが、大学の図書資料収蔵施設としてデザインし直されたのだそうだ。またこの塔は、高さ150フィート(46m)で、ここ200年では初めての塔だという。そのような事情もあって、どうもこの塔のデザインは評価の分かれるものらしい。

 確かにややディテールが細かくなくて茫洋とした感じの塔ではあるが、日本ではもっと変なのがたくさんあるので、この程度ではどうということはない。でもオックスフォードは歴史があって大学の多い街でもあるので、そのようなややシビアな評になったりもするのかもしれない。

Queen St. 遠方はAll Saints Church(オールセインツ教会)の塔
Wikipedia > All Saints Church, Oxford

 Queen Streetは駅の方から街の中心部へ向かう道。遠方のAll Saints Churchは歴史的な建造物で、1720年に建てられたもの。

Queen St.とCarfax Tower(カーファックス塔)
Wikipedia > Carfax, Oxford

 Wikiによると、St Aldate's、Cornmarket Street、Queen Street、High Streetが交わるこの交差点付近がOxfordの中心地であると考えられている場所だそうだ。また、カーファックス塔は古く12世紀のもので、高さ23m。中心部ではこの塔より高い建物を建てることは認められていないという。

Oxford Town Hall(オックスフォード市庁舎)
Wikipedia > Oxford Town Hall
1893着工、1897竣工

 市庁舎が建っている場所は古くはギルド・ホールがあった場所で、1292年にギルド・ホールが置かれて以来、地方行政府が置かれてきた場所なのだそうだ。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21

#街並み 海外  #古い建物 海外  #ゴシック  #近代建築  #道 
#教会  #塔  #大学 #官公庁 
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InterCityでOxfordへ

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

11:10 Paddington Station到着。

11:30 InterCityに乗る。Oxfordまで往復12ポンド。

InterCityに乗車。日本とは違って段差があることが多い

 時速は150km/h程度だろうか。日本の新幹線よりは遅い感じだが、牽引車による特急なのか車内が静かなのが良い。日本の新幹線は速いけど、モーター音が大きいのが気になる。また新幹線はトンネルが多く、車窓風景を楽しめない。

11:55 Reading着。11:56のOxford行きには乗れず。

12:00 Oxford行きThames Turboに乗車。

Thames Turbo車内 カッコイイデザインだけど、車内はがらがら。
イギリスの車窓は、日本のように山がちではなく丘陵の景色が続く。

12:41 Oxford着。所用があり駅の公衆電話で実家にTel。光ファイバー回線のためか、音声の遅延が全くなくクリアな音声だった。

 なお、イギリスは1994年までは国鉄だったが、以降民営化されたそうだ。私が乗ったのは国鉄最後の時期だったようだ。

Wikipedia - イギリスの鉄道史
Wikipedia(en) - InterCity 125Thames TurboBritish Rail Class 166

 InterCity 125と、Thames Turboで使われているBritish Rail Class 166の車両は、どちらも電車ではなく、ディーゼル車だそうだ。だが前者は先頭の機関車が牽引していて客車には動力がない。だから車内が静かだったのだろう。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21

#鉄道
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Kensington Palace

1993-03-03 | イギリス 

1993 Europe日記
1993.3.3(Wed)

07:50 起床
08:20 朝食
09:30 出発

10:00~10:40 Kensington Palace見学。

Kensington Palace(南側正面)   Google Map
Wikipedia > ケンジントン宮殿

 見学したといっても建物内部の記憶はない。Wikiによれば、一般に開放されているのは一部の庭だけで、今も王室関係者が住んでいるそうだ。当時もそんな感じで、外側だけをなんとなく見て終わったような気がする。短期間にいろいろ見たので、個々の細かいことはやはり忘れてしまっているのだ。

 私達が訪れた1993年頃は、チャールズ皇太子とダイアナ妃が住んでいたのだそうだ。当時は、へぇ、ぐらいなもので、後々の事など知る由もないのだった。

東側から沈床池(Sunken Garden Pond)とKensington Palace

 王室関係者が住んでいるのに、比較的建物のそばまで行くことができ、周辺が公園のようになっているのは、やはり日本の皇室とは感じが異なる。

 天皇は江戸城の西の丸にお住まいなので、周囲にぐるりと濠が巡らせられ、土塁と石垣の向こう側の全く見えない中であるし、皇太子がお住まいの東宮御所も、周囲は塀や石垣で囲われ、邸内の様子はほとんど見えない。そういうのが当然だと思っていると、柵しかなく、建物群が容易に見える宮殿というのは、ちょっと不思議に思える。

 後々、ヨーロッパの宮殿にはそういうタイプも多いことを知るわけだが、一口に城とか王宮といってもいろいろなタイプがあるものなのだということが、バッキンガム宮殿前を訪れた時同様、印象的だった。

 この日はこの後3人それぞれが個別に行動することになり、18:00にNational Galleryの前で待ち合わせることにして、ここで解散する。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21

#城・宮殿  #パノラマ  #公園 
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