都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



旧小原邸(大森福興教会)
所在地:大田区山王2-12
建設年:1925(大正14)
構造・階数:木2
設計 :渡辺節
備考 :2007(平成19)解体
Photo 2006.12.17

 JR大森駅の西側、山王界隈の高台は、関東大震災後から戦前に建てられた洋館が多い住宅地だったが、近年は建物の老朽化や世代交代などでかなり減少してきている。

 この建物は当初は個人邸として建てられたようだが、この写真を撮影した頃は教会の付属建物になっていたようだ。2階左側が木に隠れてよく見えないが、どうもこの部分は腰折れ屋根(ギャンブレル屋根)だったようだ。

 1階はタイル張り、2階はスタッコ仕上げかペンキ塗り。1階と2階の間に床というか梁が外側に露出しており、2階の壁面は1階よりわずかに張り出している。一方、右側の建物は1、2階ともタイル張りで大きな窓はない。

 1階の窓の鎧戸はそれぞれが折り畳みの片開きで、二つの窓を合わせると両側に開いているように見える。二つの窓の位置が近いので両者を観音開きにするとぶつかってしまうからなのだろう。洋館ではよくあることなのだろうが、改めて見るとよく考えられているなと思う。

 縦長の窓は恐らく階段室のものだろう。縦長の菱形のガラスが並ぶステンドグラス状の窓になっている。その下の半分壊れた窓台と横長の穴はなんだかよく分からない。2階の窓はベイウィンドウ。

 華やかな装飾がある建物ではなかったが、解体されてしまったのはやはり残念だった。

 なお下記リンク先には、小原邸として用いられていた頃の写真が掲載されている。オリジナルの建物は正面の2階建てと右側に接続している部分のようで、左端の白い建物は別のようだ。

小原邸 - 近代建築青空ミュージアム
#失われた建物 大田区  #住宅系  #教会
Tokyo Lost Architecture


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