都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

2018年1月 記事一覧

2018-01-31 | 記事一覧 

01/04 天徳湯
01/11 AIUビル・丸の内AIGビル
01/17 TABICA 街歩きイベント 四谷・荒木町編のご案内
01/18 早稲田大学 記念会堂
01/25 テラススクエア

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テラススクエア

2018-01-25 | 千代田区 
テラススクエア
所在地:千代田区神田錦町3−22
建設年:2015(平成27)
構造 :S(一部SRC・RC)
階数 :17F・R3F・B2F
設計 :日建設計
Photo 2017.6.26

 博報堂の昔の建物は2009年に解体された。その後、跡地には高層ビルが新築されたのだが、その際に昔の建物のファサードと塔屋が再現された。


 Photo 2017.6.26 低層部・博報堂旧本館復元部分

 装飾などの部材を取り外して保管して、新しい建物にまた設置したもののようだ。躯体も含めて昔の建物を一部保存したわけではなく、いちど更地にしている。いちどは失われてしまったものなので、しばらくしてから以前同様の塔屋のある新建物のデザインが公表されたのにはちょっと驚いた。解体しておいていまさら復活させることに意味があるのだろうか?、という感じですらあった。


 Photo 2017.6.26 復元された博報堂旧本館玄関部分

 塔屋や玄関の壁面は、高層化に際して公開空地を確保する関係もあって、以前よりも道路から後退して造られている。現場に行って道路の反対側から低層部の写真を撮ろうとしたら、以前より簡単に画角に収まるようになっていた。


 Photo 2017.6.26 壁面だけが再現された東側側面

 東側の側面については塔屋に続く部分の壁面が途中まで衝立状に設置されている。東南側から塔屋を見た時のバランスは辛うじて確保されている感じ。新築の高層ビルはガラス張りで、正面以外の低層部も同様で、周囲の公開空地には緑地も造られ、それに絡めたデザインがされている。衝立状の壁は、昔の建物が残っているような誤解を与えることを避け、あくまでもイメージ復元であることを明らかにしているとも言える。


 Photo 2017.6.26 公開空地

 昔の様式的建築を好む一般の人は多い。一方で、現代の建築設計者は昔の建物のデザインを踏襲することをよしとしない面がある。オフィスビルの場合、所有者は機能的な新しいビルを求めることが多いので、古い建物は残りにくい。

 両者の間をとる形で、大手町野村ビル東京銀行協会ビル日本興業倶楽部など、都心のいくつかの近代建築では新旧のデザインを併存させて建て替えが行われている。このうち、大手町野村ビルや東京銀行協会ビルは、壁面のみを再利用したかたちで、旧博報堂本社ビルを建て替えたテラススクエアもこのタイプだ。内部までを残す価値を見いだしていない場合、このタイプになるのだろうか。

 都心の一等地なので、優遇措置がないと古い建物を維持していくことは難しいのだろうな。


 Photo 2017.6.26 2Fテラス席


 建て替え前の博報堂旧本社ビル

博報堂旧本社ビル - 都市徘徊blog 20110926
博報堂旧本社ビル
所在地:千代田区神田錦町3−22
建設年:1930(昭和5)
構造 :RC
階数 :3F+塔屋
備考 :2009年10月から解体。建て替え
Photo 2005.3.25
博報堂/神田錦町3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 千代田区  #新しい建物 千代田区 
#オフィス  #高層ビル  #岡田信一郎  タグ一覧
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早稲田大学 記念会堂

2018-01-18 | 新宿区  
早稲田大学 記念会堂(37号館)
所在地:新宿区戸山1−24
建設年:1957(昭和32)
解体年:2015年7月で利用停止、8月から解体開始。
Photo 1987.7.16

 1964年の東京オリンピックの際には、フェンシング競技場として使用された建物。


 Photo 2007.9.20 RCのアーチ型梁が印象的


 Photo 2014.11.5 正面

 正面の立面全体を立面図的に見るには引きが足りないので、建物に近い場所から3枚の写真を撮って合成してみた。このため両サイドの階段が横に伸びている。


 Photo 2014.11.5 アリーナ

 入学式や卒業式がここで行われたので、その際に入ったことがあるが、それ以外では実はあまり縁がない建物だった。入学式などの際は、学生はアリーナに置かれた折り畳みイスに座り、父兄などは観客席に入っていた。


 Photo 2013.5.23 アリーナ

 このときはバスケットコート2面として使われていた。

 建て替え後の新しい建物は2019年竣工予定だそうで、名前は記念会堂ではなく「早稲田アリーナ」になるそうだ。また、緑化された屋上に上れるようになり、「戸山の丘」という屋上広場ができるのだそうだ。

新記念会堂(仮称)名称決定「早稲田アリーナ」「戸山の丘」に
– 早稲田大学 2016.10.21
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区  #早稲田大学  #大学  #ホール・体育館 
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TABICA 街歩きイベント 四谷・荒木町編のご案内

2018-01-17 | Weblog 

 12月に続き1月にもTABICAというサービスが開催する街歩きイベントを実施することになり、1月27日(土)に、四谷・荒木町界隈の階段を巡ることになりました。

 JR四ツ谷駅を出発し、前半は甲州街道南側の若葉・須賀町の階段や坂を巡り、後半は甲州街道北側の荒木町、四谷坂町、本塩町の階段や坂を歩き、JR四ツ谷駅に戻ります。江戸時代からの由緒ある坂や、有名になった階段、抜け道にある小さな階段や奇妙な形の階段など、多種多様な階段や坂を訪れ、あわせて江戸期からの街の移り変わりも見ていきます。

 御都合がよろしければ是非。

開催日 1月27日(土)
時間  13:00〜15:30(最大16:00)
経路等 JR四ツ谷駅→東福院坂→須賀神社男坂→戒行寺坂・闇坂
     →お岩稲荷→四谷消防署・消防博物館
     →旧セツ・モードセミナーわきの階段
     →荒木町の階段→四谷坂町・本塩町の坂と階段
     →JR四ツ谷駅

 階段で高台に上ったり谷地へ下りたりしながら約6km程度を歩いていきます。

 有料のツアーですが、御関心のある方は是非。
 詳細とお申し込みは下記を御覧下さいませ。

階段研究家といく「四谷・荒木町界隈の個性的な階段&坂めぐり」
須賀神社 男坂
#階段・坂 千代田区  #地形  #講座 
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AIUビル・丸の内AIGビル

2018-01-11 | 千代田区 
AIUビル(丸の内AIGビル)
所在地:千代田区 丸の内1−1
建築年:1974(昭和49)
構造 :SRC
階数 :15F・B4F・R3F
備考 :2011(平成23)解体
Photo 1988.2.28

 和田倉濠に面した場所に建っており、ルーバーが全面に付けられた瀟洒な姿が印象的なビルだった。

 2009年にAIGから日本生命に売却され、その後、2011年に解体が始められた。跡地には日本生命丸の内ガーデンタワーが2014年に竣工した。

 写真左手はパレスホテル。また中央奥はりそなマルハビル。パレスホテルは2009年に解体されたし、りそなマルハビルも2012年に解体されている。従って、写真内では手前の和田倉橋と和田倉公園の緑以外のほぼ全てが建て替わっている。

Photo 2009.1.14

 この写真で右奥は1983年に竣工した大手センタービル、その手前では三井住友銀行本店ビルが建設中だった。

日本生命丸の内ガーデンタワー - Wikipedia

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #オフィス  #高層ビル  #モダニズム 
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天徳湯

2018-01-04 | 杉並区  
天徳湯
所在地:杉並区西荻北4-24
創業年:1928(昭和3)
構造 :木造
備考 :2017.7.30営業終了、その後、建物は解体。
Photo 2002.1.14

 寺院風の姿をした典型的な東京型の銭湯。宮造りによくある大型の入母屋屋根ではなかったが、銭湯らしい外観をしていた。

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 杉並区  #銭湯  タグ一覧
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