Il film del sogno

現実逃避の夢日記

うつせみ

2006-03-27 23:33:00 | 日記
3/27(月)晴れ
登山翌日、思ったほどの筋肉痛はなし。
自宅そばの桜並木が三分咲き。
見ごろは週末か。
午前会合、午後、上野で人と会う。

夕刻、恵比寿ガーデンシネマで【うつせみ】を鑑賞。
観客20名強。今週末まで。
平素、これを見てやろう、と街の映画館へ行くことはまずない。
映画鑑賞は、出来心と暇つぶしである。
但し、年に何本かは、気になる監督(俳優)の演目がある。
これらは、多少【遠回り】してもついでを作って観に行く。
キム・ギドク監督のこの新作は、渋谷で無理に作った所用のついでに漸く観られた。

本邦初公開された【魚と寝る女】を観たのは2001年9月だった記憶している。
小屋はテアトル池袋。観客一ケタ。

以下鑑賞備忘録より。
*****************
邦題にセンスなし。
ズバリ『湖畔の悪霊』にすべし。
釣り客相手に湖で浮き部屋(?)を管理する謎の女とわけあり男との奇妙な恋愛物

見所は、何が出て来てどんなことが起こっても不思議じゃない、幽玄な湖畔のロケ
ーションと一言の科白も発しない主演女優の面妖さに尽きる。

男女の微妙な仕草・表情、可愛い小道具など、真っ当な恋愛物のアイテムも備えて
はいるが、くだんの妖女が男を手中にするため黙々と遂行する描写はやはり恐い。

釣針に託した想いと痛みは何の暗喩か?
それは観る者の感じ方次第。
人を食ったラストは妙な説得力あり。
何はともあれピリリと山椒が効いたような韓国映画。
******************

昨年は【ソマリア】を観て、心が沈んだ。
しかし、新作が最も楽しみな映像作家である。

さて今作。
科白のない男女の純愛ものだが、その設定が奇抜である。
家庭内暴力に怯える女と連日、空き家に泊り込む男。
非現実な逃避行の末に彼らが得たものは?
寓意と幻想に満ちたプロットと絵画的な構図。
ラストのワンショットに、またも痺れた。

今年度のコリアン映画のベスト!
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丹沢観光センター

2006-03-27 01:51:00 | 日記
3/25(土)晴れ
中央道・相模湖東IC出口から約27kmで丹沢観光センターは、10年ほど前に良くニジマス釣りに訪れた。(現在はどうも廃業したらしい)
管理釣場である「リヴァスポット早戸」からさらに上流の早戸川沿いに位置していた。
川に面したキャンプ・サイトに泊まった事もある。
首都圏近郊ながら自然が満喫できる良い釣場でありました。
スモーカーを持参し、よく燻製を作った。
標高約550m。

その上流は、険谷の続く渓相である。
つまり丹沢山系のひとつ、蛭が岳の直下にある。
夕刻到着。
炭をおこしてスパーで仕入れたバーベキューとタイ式ラーメンで夕食。
明朝に備えて22:00には車中で寝袋に包まり就寝。
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