Il film del sogno

現実逃避の夢日記

アメリカ,家族のいる風景

2006-03-22 00:37:00 | 日記
3/21(火)晴れ
もうすっかり春の陽気。
春分の日。旗日。祝・WBC日本優勝。
身辺整理をする。
ダンボール一箱分の書類を焼却。

シネスイッチ銀座で【アメリカ,家族のいる風景】を鑑賞。4割程度の入り。

監督ヴィム・ヴェンダース、脚本サム・シェパードは、『パリ、テキサス』以来20年ぶりのコラボ。

西部劇のスター俳優、落ち目のハワード・スペンスが主人公。
突然撮影現場から逃げ出し、長年帰っていなかった故郷に戻り母と再会する。
そこで20数年前に彼の子供を身ごもっていると言う女性から連絡があったと言う事実を聞かされる。
彼は、子供探しの旅に出る・・・。

まずユタ、ネヴァダ、モンタナの“原風景”が素晴らしい。
ロードムービーは、登場人物たち以上に景観と音楽が観る者に多くの物語を与えてくれる。
心地良きかな。

キャスティングも渋い。
ジェシカ・ラング(私生活でもシェパードのパートナー)、サラ・ポーリー(彼女が一番のもうけ役)、ティム・ロス(良い味出してます)、エヴァ・マリー・セイント(老女優健在)。
そして、ダメ男の主人公サム・シェパート・・・。
皺の一本から演技をしている。

これはヴェンダース(ドイツに生まれ、フランスで学び、西部劇が大好きな)が思い描いた(理想とする)異郷でのメルヘンでありましょう。

西部劇の名作古典を引用したラストにニヤリ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする