Il film del sogno

現実逃避の夢日記

Aサイズデイ/霧の旗

2006-03-13 01:46:00 | 日記
3/12(日)
陽気良かれど風強き。
週末スキー行きの為、近所の宅急便支店より用具配送。5700円也。

午後、散歩に出る。
ついでに池袋・新文芸坐。
【Aサイズデイ】【霧の旗】を連続鑑賞。
13:50~のトークショウもあり。
若松孝二、佐々部清、ホスト役の福岡芳穂の掛け合いは面白かった。
著名監督の武勇伝、制作秘話、楽屋裏話、等々。
一方現在、映画監督協会には600人弱の登録あるそうな。
何年も作品を撮ってない者は珍しくない。
資金を集め、製作しても興行の問題あり。
300本を越える邦画が、上映されることなくお蔵入りの危機にあるとのこと。

Aサイズ~は崔洋一監督の音楽もの。
1989年大映製作。
原作である利根川裕の【喜屋武マリーの青春】は、その昔読んだことがある。
映画は未見でありました。
激しい気性のヒロインを中川安奈が熱演していたが、これはどうもお上品過ぎるようで違和感あり。
15年まえの作品ですから石橋凌や広田玲央名、余貴美子が若い若い。

霧の旗は、山田洋次の唯一のサスペンス。
この寅さん監督には、じつは『家族』『故郷』『同胞』のようなシリアスな秀作もある。
1965年、松竹製作。脚本は名手・橋本忍。
これを大画面で再見できたことは望外の幸せでありました
本作の魅力は知的で凛然たる倍賞千恵子につきる。
松本清張の同名小説の忠実な映像化であるが、この復讐譚にはモノクロ画面が良く似合う。(鮮明な画質でニュー・プリントだと思う)
細部に文句がないわけではないが、若き日の巨匠の意欲作に感心した次第。

そういえば山口百恵でリメイクされていたなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする