ドットハック セカイの向こうに

1/30（月）晴れ
寒き週明け。降雪のあとが凍りいまだ路に残る。日常業務記載略。来客ひと組み。来月より社名（資本）が変わるとのこと。定刻退社して池袋で途中下車。シネリーブルで全く予備知識のない３ＤフルＣＧのアニメを鑑賞。マニアの間では人気があるのか、それにしても観客４名は寂しい。まぁ、その、なんだ、『マトリックス』に『サマーウォーズ』を足したような世界観と展開・テイスト。絵柄はキレイだがこれは好みもあろう。お話は派手でバーチャルなゲーム内パートはあれど純粋な青春モノである。安心して結末が予想されてその期待を裏切らない。まずまず楽しめました。早目の終映だったのでジムでひと泳ぎ。理想的な月曜日。

シロアリ業者に御用心

1/29（日）晴れ
明け方就寝。久し振りに２度寝をして昼前に覚醒。ジムでエクセサイズをして午後はハウスメーカーの定期点検に立ち会う。昨年リフォームをして今年も防蟻処理の保証期間切れだそうで見積提出あり。外部業者に丸投げしている模様で何を聞いても反応が鈍く不信感が募る。ノリだけが良いのも癪に障り、いっそ自分で軒下に入って薬品散布にチャレンジするか、とネットで調べると本当にＤＩＹのサイトが出ていた。何事もお勉強である。夕刻、自室の本棚を整理して駅前のブックオフに３０冊ほどの古本を持ちこむ。映画一本分ほどの買取金額。２冊の古本を買い、カフェに入ってケーキセットをオーダーしてちょうどチャラ。買い物をして帰宅。

麒麟の翼／J・エドガー／しあわせのパン

1/28(土)晴れ
終日外出、ジムでエクセサイズ、買い物、カフェで読書。そして合間に映画を３本。いずれも近所のシネコン。午前の部、ＴＢＳと東宝製作の邦画は東野圭吾のミステリーが原作。多作の原作者の著作としては凡庸な出来だと思ふ。しかし公開初日に８割ほどの入りで盛況。豪華キャストに実績ある監督、ＴＶドラマの相乗効果もあってそこそこヒットはするだろう。正直な感想は設定に無理はあるし謎解きが苦しい。役者の好演に反して最後まで乗れず残念。午後の部の洋画はイーストウッドの新作。こちらも初日、高年齢の客層で８割程度の入りと健闘。毀誉褒貶の激しいＦＢＩ名物長官の光と影をデュカプリオが熱演。その他の役者の力演と手堅い演出で長尺が全く気にならない。本当にイーストウッドの監督作品には駄作がない。深夜からのスーパーレイトショウでは単館系の邦画を鑑賞。カップル中心に２０名弱。カモメやらカタツムリやら、同類の癒し系食堂映画は随分と観た。同音異曲になるのは致し方なし。北海道の四季は美しい。主演の男女優は清潔感があってこれも良い。しかし、泣けるエピソード３連発は少しあざとい。この手の環境映画は語り口が難しい。確かにパンは食べたくなったが、あの夫婦は生活して行けるのだろうか。メルヘン映画にそれは云わないお約束？

ツキと技術の差

1/27(金)晴れ
ゆるい直行のお陰で遅い起床。１０：３０熊谷着。駅前でレンタカーを調達して午前中は下見。午後、帯同者を拾って深谷まで。野菜の加工工場を営む顧客を表敬訪問して要望などヒアリング。次いで熊谷に戻り相棒を変えてビルオーナーの自宅訪問。典型的な田舎の居宅。人の良さそうなホスト相手に延滞の督促。夕刻、新宿で定例会。月次を〆る一戦は結局マイナスで収支も黒。あれやこれやと懊悩すれど自身の未熟さに切歯扼腕。重い足取りで終電に乗り定刻帰宅。

退職記念吞み会

1/26（木）晴れ
旧知の古老の退職（現役引退）宴席あり参加。勤め人生活４１年９カ月ですと。この爺さんとも散々飲み歩いたなぁ、と歴代担当が居並び懐古にふける。顔の色艶良し、確か中学生の娘さんが居るはず。玲夫人は一回り以上も年下である。仕事はのらりくらりしていたが、お坊ちゃん育ちでスキー・ヨット・ゴルフはプロ級。そのライフスタイルには目標とすべき点が多々あり。定期的な懇親を約して３時間の宴を〆る。

ジャックとジル／デビルズ・ダブル ‐ある影武者の物語‐

1/25(水)晴れ時々曇
どうにも日常業務が暇なので少し早目の退社をして景気づけに虎ノ門で洋服を購入する。次いで新宿へ出てピカデリーでアダム・サンドラーの新作を鑑賞。お下品なコメディーである。相変わらず人種や宗教をおちょくってその絶妙なニュアンスは言語に阻まれて１００％堪能出来なかったが、まぁ笑えるシーンは多い。しかし、アル・パチーノ本人を引っ張り出して良くあそこまでやらせるなぁ。さすがハリウッド。次いで歌舞伎町のミラノ座で毛色の変わったベルギー製作映画を梯子鑑賞。サダム・フセインの長男の影武者を描いた作品。言語は英語。イラクでロケは出来ないだろうから主要な舞台はセットであろうが実に良く出来ている。主演のドミニク・クーパーとリュディヴィーヌ・サニエという渋めのキャスティングが奏功。独裁者の嫡男による狂気の愚行がこれどもかと描かれてＲ－１8。影武者本人から取材して極めて史実に忠実だそうな。ラストが少し出来過ぎかとも思うが、エンターテイメントとしての味付をせねば辛かろう。

絵の中のぼくの村／愛を乞うひと

1/24（火）曇りのち晴れ
早朝30分早く起きて雪かきに勤しむ。物置からプラスティック製のシャベルと長靴を引っ張り出してゴリゴリと氷の路面を削る。交通量の少ない道をそろそろと駅へ向う。都心での５センチ以上の積雪は６年振りだとか。そういえば都会で雪合戦など見なくなりましたな。奉公先でも欠勤者あり。定時退社して池袋で途中下車。贔屓女優の特集が続く新文芸坐で９０年代の代表作を梯子鑑賞。監督・平山秀幸、脚本・鄭義信のコンビによる『愛を～』は久々の再見であったが何度見直しても発見のある大傑作である。陰惨な過去を持つ母娘の物語であるが、現代パートとのカットバック構成が素晴らしい。女性専科で鳴らした東陽一監督の『絵の中～』もドキュメンタリーの手法を活かした邦画でしか表現できない作品であると思ふ。大満足の２本を堪能して定刻帰宅。

雪道は翌朝が一番危険である

1月23日（月）曇り後みぞれ（雪）
睡眠充分で朝を迎える。曇天なれど冷え込みは感じず。出張の残務処理と週末のスケジュール調整で半日。あとはひねもすのたりかな。悪友の御誘いあり定刻退社後に新宿へ向う。メンバーの1人が誕生日だそうで、厄年過ぎてはめでたくもなかろう、などと毒ついてみせる。規定回数を闘い２１１３と勝頭を拾う。雀荘を出れば雨は大雪に変わっていたようで一面純白の世界、と書きたいところであるが、場所は都内随一の繁華街である。早くもシャーベット状になった足元に気を使って家路を急ぐ。

マイウェイ 12，000キロの真実

1/22（日）雨時々曇り後晴れ
深夜までＢ級エロ映画をＤＶＤ鑑賞。後に佳作を連発する監督のデビュー作。栴檀は双葉より芳し。早朝起床、近所のシネコンで９時台に開始する韓国映画を鑑賞。観客は１０名程度。日本人役者多数参加。東映配給。文句ない力作（大作）だと思ふ。史実に何処まで忠実かは解らぬが。ご都合主義は映画の特権であるから些事をあげつらってもしょうがないが、もう少し淡々と普通に描いていたら傑作になっていただろう。別に反日的な描写が多かったから不愉快であったと云うことではないが、ステレオタイプの人物描写には違和感を覚える。ドラマ部分は別として戦闘シーンの迫力は凄まじい。これは大画面で一見の価値あり。午後はジムでエクセサイズ、カフェで読書、部屋の掃除をして毎度の日曜日。

ALWAYS 三丁目の夕日’64

1/21（土）霙
みぞれ混じりの雨降り続く。早朝、愛犬の散歩でひと汗かく。寒かろうが雪が降ろうが犬は元気である。近所のシネコンで9：45開始の邦画を鑑賞。２Ｄ版。大ヒットシリーズの続編。この時間帯に老若男女程好い比率で場内７割程度の入り。ＴＶでは１・２作を連続放映しており、クライマックス・シーンをチラリと再見して驚いた。茶の間の小さな画面で観る芝居が実にクサく感じたのだ。元々の造りがお涙頂戴なのだからそれは良いのだが、テレビ受像機で観ると更に顕著なり。さて本編、前作からのテイスト健在。良い意味でマンネリである。ますますメルヘン色が強まってきた。レギュラー陣の過剰演技に安心して泣ける。今回の目玉は堀北真希の花嫁姿だろう。実に美しい。あとしばらくこのシリーズも続くであろう。午後は愛犬の散髪の送り迎え。夕刻からジムでエクセサイズ。夜は鍋を囲ん暖をとる。

火宅の人／怖がる人々

1/20（金）霙
朝からみぞれ混じりの雪である。時折冷たい雨になる。直行ゆえに少し寝坊して北関東・宇都宮へ向う。車中で居眠り。駅前で帯同者と合流してエコなレンタカー調達。まずは腹ごしらえに昨夜ネットで検索したラーメン屋へ行き、名物のランチを堪能。塩ラーメンと煮玉子、水餃子がついて８５０円也。味はそこそこ。しかし店内隙間風が漏れて寒し。荒漠たる田畑にもみぞれが冷たく降る。訪問先は宇都宮郊外の小さな市町村で２ヘクタールのハウスを所有して果実を育てる専業農家である。威風堂々、御殿のような自宅を見上げれば、その好況と成金趣味振りが解る。応接に出てきた主人は朴訥とした雰囲気に反して意外や話好きな好漢で１時間半みっちり業容業績と世間話を語る。往路をなぞって帰路につき、池袋で途中下車。昨夜に続いて名画座通い。特集の女優が本日演じるは無頼派作家の愛人と閉塞したエレベーター内のミステリアスな美女。深作欣二の文芸ものと和田誠のオムニバスである。火宅の人は、傑作の誉れも高い。競演した緒形拳、いしだあゆみ、松坂慶子も最盛期の熱演。原田・松坂の脱ぎっぷりは見事。美しき肢体は永遠に残る。沢木耕太郎の『壇』を思いだした。連日足取り軽くネオン街をぶらついて帰路に就く。

はつ恋／ミスター・ミセス・ミス・ロンリー

1/19(木)曇り後雨
曇天。週末は雪になるそうな。奉公先では珍しくお仕事（課題）あり、半日かけてやっつける。午後、ボスと個人面談。春からの処遇について協議する。嘆息したり毒ついたり。夕刻、フライング気味に退社して池袋で途中下車。新文芸坐では贔屓女優の特集が組まれて本日初日。１週間日替わりのプログラムで全１４作品を上映。キヤリアと実績あるだけにそのラインナップは、なかなか壮観である。単身のおっさんが過半で３割程度の入り。７０年代、そのデビュー時の衝撃は良く覚えている。年代別に並べないところが文芸坐らしく渋い。製作年度の２０年隔てた２本立を鑑賞して、しっとりとした母親と無軌道で小悪魔的なフーテン娘の見比べる。年を経るごとにこれだけ美しくなった女優はちょっといないのではないか。古い邦画を再見すると必ず新たな発見がある。はつ恋の音楽は久石譲で印象的なピアノの旋律を聞かせ、ミスター～では名古屋章がおかまのボスを怪演していた。そして突然、同じ演目を３０年以上前の名画座で観た日のことをフラッシュバックのように思い出した。帯同した当時の恋人はいま何処。少し感傷的になって銀幕を見上げる。劇場を出れば池袋の繁華街は降り出した雨に濡れてネオンを反射していた。

月光ノ仮面

1/18(水)晴れ時々曇り
毎日朝礼あり。本日は当番で社員心得唱和を促す。社是とか社訓とうのは当たり前ではあるがなかなか出来ないことを改めて声に出して云うことなり。午前中は定例の会議。午後は議事録作成。定刻退社して新宿で途中下車。３丁目の角川映画で板尾創路の監督第2作を鑑賞。前作は縁なく未見。少し後悔している。サービスデーにもかかわらず２割程度の入りとは寂しい。開巻１０分でお笑い芸人の余技ではないことは解る。キチンと造り込まれた『映画』であることに正直驚いた。役者としての存在感には感心していたが、シナリオ・演出にも非凡な才あり。思わせぶりや場面省略の妙、そして乾いた黒いユーモアのセンスは天賦のものだろう。大いに満足して早目の帰宅。居間で愛犬と添い寝をして深夜に覚醒。

そのポリシーだけは貫き通せ

1/18(火)晴れ時々曇り
平穏な日常業務。友人にメールしたり、証券会社や保険関係の手続きで半日つぶす。午後は来客二組。いづれも重要度低く四方山話をしてスルー。夜は大崎へ出張ってお手合わせ。結果は優・可・可・不可。勝負の合間に情報交換。これぞ大人のツキアイというものであろう。年を取ると人間関係が保守的になる。深夜に帰宅してネットでメールを何通か送信。銀行口座に待望の入金あり。しめしめ。

メタボ・シスターズ

1/16(月)晴れ時々曇り
強風寒波。さすがにコート無しは少し寒き。日常勤務は相変わらず。定刻退社して日比谷から御徒町へ徒歩移動。軽いジョギング感覚。１時間ほどで到着したから距離は４キロ強程度か。少し汗ばみ心地よし。１９：００からの宴席であるが怪しき台湾料理店には我と幹事二人だけである。双方の近況を語っているうちに、さみだれ的に人が集まり、後は毎度のノイズの様な歓談と暴飲暴食。比較的早く散会して日付が変わる前に帰宅。居間でうたた寝をして３時間熟睡。深夜にフェイスブックの更新。（交信）