Il film del sogno

現実逃避の夢日記

さらば愛しき大地

2024-05-01 20:45:34 | 映画
5/1(水)曇り後雨
連休5日目。世間は平日だが休暇(消化)取得。雨が降る前に庭の清掃と兄貴分との散歩を済ませる。サッカーがオリンピック出場(にわかファンとしては普通に嬉しい)とか自民党補選惨敗(まだ与党を続けているのが不思議)とか記録的な円安(日常生活にあまり影響なし)とか、新聞を読んでいると、やはり邦家は平和であることを実感する。遅い昼食に特製味噌ラーメン。大量のキャベツ・モヤシ・玉ねぎ・人参も炒めれば1/5程度の体積になる。午後はアマゾンプライムで1982年公開の柳町光男監督(脚本)作品を視聴。公開当時、前年新宿に開館した≪シネマスクエアとうきゅう≫で鑑賞。貧乏学生には高級ソファーのような座席のラグジュアリー感と疲弊した地方を舞台としたダメダメ男の救いのないストーリーのギャップが忘れ難い。今回見直して、改めて根津甚八と秋吉久美子の熱演に圧倒された。ほかに気付いたどうでも良きこと。甚八の賢弟役が千葉真一の実弟・矢吹二郎。その嫁さんに≪サード≫の志方亜紀子。 カラオケ店で熱唱する台湾女性が岡本麗 。霊媒師にロマンポルノの白川和子。他にも蟹江敬三・佐々木すみ江・草薙幸二郎 など、やはり舞台出身は良い仕事をしますな。さらにマニアックになるがキャメラが田村正毅だったとは納得。荒漠たる北関東の風景が登場人物たちの心象とシンクロする。柳町作品では≪火まつり≫と並んで双璧をなす傑作だと思ふ。
コメント
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