Il film del sogno

現実逃避の夢日記

アンナ・カレーニナ

2013-03-30 13:20:06 | 映画
3/29(金)曇り時々晴れ
期末最終日。会議がひとつ、客先での打ち合わせがひとつ。そのまま直帰して新宿で途中下車。シネマカリテで英国製作の名作古典の再映画化を鑑賞。本日初日にもかかわらず観客4名。不入り也。原作の説明は不要。以後の恋愛・不倫ものに与えた影響は計り知れないが、本作は極めて原作に近い造り。よろめきは普遍的テーマにして永遠の題材なり。予算の関係もあるのだろうが、舞台装置を使った演劇的手法で19世紀の露国上流階級絵巻を描いたことに新味あり。やしかし主演女優はガルボやヴィヴィアン・リーなどと比較すると少し地味だな。どちらかというとコキュを演じたジュード・ロウに感心した。ジムへ寄って2キロの遠泳。沿道の夜桜を眺めて定刻帰宅。
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シャドーダンサー

2013-03-29 04:03:02 | 映画
3/28(木)曇り時々晴れ
北関東某所における定例会に出席。撤去作業に滞りなし。帰路、有楽町で途中下車。シネスイッチにて英国製スパイ映画鑑賞。観客10名弱。これまでも多く作られてきたIRAものであるが、本作は派手なスパイものと違い【母性】を前面にリアルな展開がサスペンスを盛り上げる。主演二人の魅力で引っ張り、ラストに明かされる【シャドーダンサー】の正体に納得。余韻のあるオトナの作品である。地下鉄一本で早めの帰宅。
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雨の竣工/開所式

2013-03-28 01:08:27 | 映画
3/27(水)雨後曇り
少し寝坊して直行。自宅最寄の駅から直通になって横浜まで1時間弱。某大手電機メーカーの事業所内で自然エネルギー発電所のオープニングセレモニーに参列。生憎の雨と寒さ。1時間吹き曝しのテント内で神主のお祓いあり、祝詞と来賓の祝辞を聞く。午後は戻って事務処理を少々。定刻退社して新宿で久々の決戦。年始以来の不調が継続。帰路には業務連絡あり、スーパーに寄って冷凍食品を買い込む。
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暗闇から手をのばせ

2013-03-27 01:15:08 | 映画
3/26(火)曇り時々晴れ
すっかり寒が戻ってコート姿も目に付く。この季節はTシャツ一枚の若い衆とダウンにマフラーという完全防備のOLが隣り合わせで通勤列車に並んでいたりする。午前中は田町で営業、午後は赤坂。結論の出ない打ち合わせをして2時間残業。渋谷のユーロスペースで邦画のレイトショウ鑑賞。地方映画祭のグランプリ作品。単身のお兄さんお父さん過半で5割程度の入り。主演のグラビアアイドル目当てか。身障者相手のデリヘル嬢の成長譚。きわどいがしっかりしたメッセージを含んだ佳作である。70分の中篇。監督(脚本)は映像企業のサラリーマンらしいが五日間の有給休暇で撮り上げたらしい。資金と時間をかければ完成度は増しただろうが、素材勝負のヒロイン同様、荒削りな部分もまた良し。しかし、ベタっとしたビデオの質感が興を削ぐ。フィルムの陰影があればもっと感動しただろう。脇の中堅男優やコメディーリリーフが作品を締めていた。出口で観客一人ひとりに丁寧に頭を下げている大男がいた。監督のようだ。親指を立てて莞爾のエールを送る。快速列車に揺られて定刻帰宅。
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ザ・マスター

2013-03-26 01:12:52 | 映画
3/25(月)曇り時々雨
6時起床。愛犬と散歩。寒が戻って小雨もぱらつく。気だけが忙しくなる期末である。人事異動の噂もチラホラ。定刻退社して日比谷まで徒歩移動。公園の桜は満開であるが冷気に花弁が揺れる。シャンテ・シネでPTAの新作を鑑賞。中高年層の単身者中心に4割程度の入り。都内3館での上映。この監督には駄作がない。これは狂気と堕落を孕んだ男にまつわる哲学的な寓話である。ストーリーは措いて、その音楽、美しい撮影、細部にこだわった美術セットが素晴らしい。そして何より役者のアンサンブルが凄い。競演というより格闘である。文句なし。年度ベストの1本。雨脚の強くなった有楽町から地下鉄で帰宅。
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パルコール嬬恋スキーリゾート

2013-03-25 00:00:07 | 日記
3/24(日)曇り
深夜に弁当を作って3時就寝、5時起床。6時にお迎えの車が来る。関越道に乗って、後部座席でうつらうつらしているうちに9時目的地到着。帯同二人とゴンドラに乗り山頂へ。正午再集合ということで、以後3時間リフトでの休憩を除いてひたすら単身斜面を滑り降りる。中腹から下はガスって視界悪し。更には雪質は霙状で重い。されど雄大な景観を眺めて2年振りのスキーを満喫。大した汗もかかずに無事終了。午後は軽井沢駅前の大型アウトレットを冷やかす、つもりが皆々懸案の物品あり購入。われは10年使ってヘタッたゴルフシューズを現品特別価格で調達。信州味噌を使ったラーメンを食して4時半帰路に着く。高速は渋滞していたようであるが、往路と同様意識不明のまま気がつけば自宅前。7時半。ゆっくり夕食を摂って愛犬と入浴。TVで警察モノの邦画を眺めてのんびりする。
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だいじょうぶ3組

2013-03-24 00:42:01 | 映画
3/23(土)曇り時々晴れ
久々に机の前で朝を迎える。近所のシネコンは8時台から初回が始まる。本日初日の邦画を鑑賞。3割程度の入りであるが、親子鑑賞が目立った。ベストセラー『五体不満足』の乙武洋匡が、小学校教師実体験を描いた自伝的小説の映画化。本人が主演。監督はコンスタントに作品を発表する職人肌の廣木隆一。ハンデキャップのある教師が担任した子供たちと真剣に向き合う、良い話である。子役の芝居(科白)があざとく悪役などがステレオタイプなのが難点であるが、まぁ泣かせる。障害を乗り越えてきた(そして今でも戦っているのだろう)好青年の教えに説得力がないわけがない。教育の現場にはもっと多様な人材を配しても良いと思ふ。昼に戻って愛犬と長い散歩に出る。自宅前の石神井川沿道の桜が満開である。緑地公園にはシートを敷いて家族連れが花見の宴を張っている。毎年必ず桜は咲く。卒業、進入学、期末期初、転勤や配転。春は出会いと別れの季節でもある。
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セックスの向こう側~AV男優という生き方

2013-03-23 07:50:10 | 映画
3/22(金)晴れ
定刻起床。朝風呂に入り旅館の【ザ・朝食】を満喫する。午前中は現地調査の立会い。肝心の業者の一社が遅れて皆々腰砕け。昼食を摂って早めの帰京。渋谷で途中下車してアップリンクで異色のドキュメンタリー(インタビュー集)を鑑賞。観客8名。両隣に妙齢の女性に座られて居心地が悪い。最後列には制服姿(コスプレ?)の女子高生(風)までいる。題材から当然R-18。AV生誕30周年という。月間タイトル4千本以上。女優1万人。斯界の女優を取り上げたメディア作品は数多あるが、添え物と捉えられがちな男優をフューチャーしたものはなかったのではないか。その数約70名とのこと。いやはや面白かった。編集の切れが良く、挿入される現場風景、用語解説なども適切。業界の変遷やトレンドを分析・解説した社会学的な意義も大きい。そして何より、職業としての媾合を生業とする彼らにメンタルとフィジカルに深く根ざした愛欲を探求する姿勢が素晴らしい。そのプロフェッショナルとしてのテクニックや矜持。屈折や諦観。決してTVなどでは観られない、DVDなどにもならないだろう傑作。帰路にはジムの寄り、遠泳2キロでクールダウン。
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奥飛騨も春

2013-03-23 02:42:45 | 日記
3/21(木)晴れ
午前中に雑用をやっつけて、午後には新宿から特急列車で松本まで。駅前でレンタカーを調達して秘湯の里へ。19時過ぎに定宿に到着。パートナー企業の担当三々五々集まる。飛騨牛のすき焼きという豪華ディナーの後に別室にてプロジェクトの進捗会議。そのまま宴席になだれ込んで侃侃諤諤やっているうちに気がつけば日付が変わっていた。深夜の大浴場で手足を伸ばして疲れを取る。
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第18回OH杯

2013-03-21 02:19:25 | 日記
3/20(水)曇り一時小雨
3時間ほどの仮眠で6時起床。愛車に乗って一般道で西東京・青梅へ。足掛け8年続く師匠を囲むコンペに参加。気温15~19℃、曇天、さしたる風もなく絶好のゴルフ日和。練習場で肩慣らし。9:24スタート。出足の3ホールで躓いて5番のロングで大叩き。後は萎縮して前半終了。午後は多少の面目を施してスコアは毎度の煩悩数。宿敵のライバルが大台を大きく割り込み実力の差が歴然。さくっと喫茶して土産を貰って帰路に着く。多少の渋滞もあったが18時台に帰宅して愛犬と散歩。夕食後は居間でダラけて無為に過ごす。国営放送で医療ドラマの後半を鑑賞。贔屓の中年役者が良い味を出していた。更には見逃していたアンドロイド型ロボットの最前線レポートの再放送を観る。先進技術は戦時に最も開発が進む。何という皮肉。
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映画にまつわるXについて

2013-03-20 00:33:14 | 書籍
3/19(火)晴れ時々曇り
早朝から暖かく、日中は汗ばむ陽気。ランチに奉公先のビルの前にあるカフェのテラスでパンをかじる。行き交う車と雑踏が無粋ですな。取引先のいけ好かねぇ輩から脅迫メールを頂戴する。動揺するほど柔ではないが商売に影響する。落ち込んだ気分で繁華街を徘徊して早めの帰宅。贔屓女流監督のエッセイ集を読む。小説も書く美貌の才女の仕事と日常雑感は、彼女の映画同様にしなやかでシタタカである。父親に作って貰ったカチンコの話など秀逸である。新作が楽しみである。
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ぼっちゃん

2013-03-19 00:22:15 | 映画
3/18(月)曇り後雨
春疾風。強風に向かい斜めに歩く。午前中は港区のメーカーと商談。午後はひたすら事務作業。定刻退社して渋谷で途中下車。東横線が地下に潜ったとう事で、先週は散々TVニュースで報道されていた。センター街を抜けてユーロスペースで大森立嗣の新作を鑑賞。インパクトのあるタイトルとポスター。爽やかな漱石の古典と違い、現代ニッポンのダメ男のお話。観客は若年層中心に20名強。テーマも暗いしこんなもんでありましょう。上野に特設の劇場を作って上映したデビュー作(花村萬月の原作と格闘しておりました)から8年も経つのか。陰惨な設定と展開なれど笑いもあり。徹底的に下降する主人公に感情移入は出来ないけれど、強烈な負のエネルギーは純度を上げると、ある時点からプラスに転化することがある。都会のネットカフェあたりで鬱屈するフリーターの心の絶叫を垣間見た気がする。小屋を出れば生暖かい小雨がぱらつく。快速電車に揺られて早めの帰宅。
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クラウド アトラス

2013-03-18 02:35:16 | 映画
3/17(日)晴れ
快晴なり。明け方就寝8時起床。朝食を摂ってインドアで軽い運動。少し離れたシネコンへ出張り、9:55上映の米国映画を鑑賞。この監督・キャストで3割程度の入りは少し寂しいか。約3時間の長尺。6つの時間を行き来して俳優の七変化が話題。原作あるそうだが未読。キーとなる科白や小道具、編集のつなぎなど、感心することも多々あれど、やはり少し無国籍寄鍋のようで雑然たる印象。頭使って草臥れた。もう少しパシッっと一本テーマの筋が通っていれば良かったか。エンドロールのネタ明かしにニヤリ。空気人形を好演したペ・ドゥナを久々に観た。三十路超えているはずだが未来バージョンが白眉。午後は洗車、愛犬の散歩、ジムでの遠泳、スーパーで大量の買い物をして雑用を片付ける。恩人から芝居の案内あり。4月に沙翁ものに出演とか。初日のチケットをゲットする。夜は愛犬と入浴して居間でうたた寝。
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ひまわりと子犬の7日間 /プラチナデータ

2013-03-17 01:26:23 | 映画
3/16(土)晴れ
明け方就寝、9時起床。朝食もそこそこに愛車で近所のシネコンへ。本日初日9:30開始の邦画を鑑賞。中高年層中心に5割程度の入り。山田洋次の愛弟子、女流監督のデビュー作。動物と子供が出て来る催涙映画である。ずるい。わんこの名演技には余程の捻くれ者でない限り泣けるだろう。だがしかし、ひまわり(母犬)以外に殺処分されてゆく犬達は良いのか?とも思うし父親の職業を憎むと同時に犬も嫌いになる?娘の心情がどうにも判らない。全国の保健所では年間3~40万頭の犬猫が殺処分されると云う事実は知っていたが、実態はもっと殺伐としているだろう。一匹一頭に心を通わせていたら安寧として暮らしては行けない。ペットを飼おうという子供と観て議論するには良い作品かもしれない。午後は続けてベストセラー作品の映画化を梯子鑑賞。8割程度の盛況。原作既読。犯罪防止にDNAデータが使われて・・・と、いう近未来犯罪小説。結論だけ書くがこれは酷い。改悪もここまですれば犯罪ではないか。上半期ワーストの一本確定。インドアで白球を打って帰宅。愛犬と散歩してジムでエクセサイズ。冷蔵庫の残飯で夕食を作って孤食。夜は居間でうたた寝。
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命をつなぐバイオリン

2013-03-16 03:07:10 | 映画
3/15(金)晴れ
終日外出してストレスなし。昨日の延長で丸の内で午前午後と昼をまたいで商談。ランチに韓国料理。空き時間にヒューマントラスト有楽町でドイツ映画を鑑賞。都内単館。公開1ヶ月を経て一日一回の上映。お上品な中高年客で場内満員御礼。第二次大戦下のウクライナ。ソ連次いでドイツの支配下で描かれるユダヤ人少年少女のお話。原題は『神童』。ナチスによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)は幾度も映画の題材になっている。人類が永遠に拭い去ることができない悲劇だろう。重く暗いテーマであるが、本作は天才バイオリニスト役を演じる少年が吹き替えなしで超絶な演奏を聴かせる。それだけで料金分の価値はあり。良質な欧州映画はプロダクションデザインが素晴らしい。圧倒的なクライマックスの演奏シーンに鳥肌が立ち、現在と過去を結ぶラストに落涙した。感動の余韻に浸って地下鉄で早めの帰宅。
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