Il film del sogno

現実逃避の夢日記

シリアナ

2006-03-11 02:08:00 | 日記
3/10(金)時々

早朝から栃木県小山にゆく。
駅前徘徊。
何処へ行ってもマックやミスドやスタバってあるんだなぁ。地方色がなくなりました。
以前、野暮用で真岡線(休日はSLが走ってます)に乗った時、始発の下館駅前に古き良き時代の喫茶店を見つけて懐旧の情に浸ったことがある。
そこで食べたカレーがあまりに普通で感動した。(笑)

夕刻、丸の内TOEIで【シリアナ】を鑑賞。これは窓口で題名を言い辛いですな。なはは。

アンサンブルドラマの傑作『トラフィック』のスタッフが再集結して放つ社会派サスペンス。
監督・脚本はスティーブン・ギャガン。
前回は【麻薬】で今回は【石油】。
石油会社重役、CIA工作員、経済アナリスト、弁護士、中東の王族、出稼ぎ労働者・・・等々、多種多様な登場人物たちが織り成す駆け引きや陰謀のプロセスや断片が、タペストリーのように描かれ俯瞰される。
なかなか知的かつ刺激的な出来栄えでした。
ナレーションも状況説明の科白もなく、場面展開も早く、いやはや頭使いました。

役者は皆々渋いですが、ジョージ・クルーニーは本作でオスカー(助演男優賞)を獲った。
群像劇だから主役は居ないのですが、これは作品に対する評価だったかもしれない。

風変わりなタイトルは、イランとイラク、そしてシリアがひとつの民族国家を形成した場合の想定国家の名前。中東再建プロジェクトを指すワシントンのシンクタンクの専門用語だそうな。


コメント
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