Il film del sogno

現実逃避の夢日記

記憶の棘

2006-09-30 00:03:00 | 日記
9/29(金)晴れ時々曇り
朝も早よから京急羽田線・穴守稲荷駅へ。
引継ぎである。続いて恵比寿、旧知の担当と逢う。最後に日本橋。
神田で昼食。
午後は、あれやこれやの清算業務。
夕刻、日比谷へ。
シャンテ・シネにてニコール・キッドマン最新作『記憶の棘』を鑑賞。

輪廻転生とは本当にあるのだろうか?
目の前に現れた少年が、突然10年前に死んだ夫だと告げたら・・・。
再婚を決めていた美貌のヒロインは動揺し始める。
監督はミュージック・ビデオで高い評価を得ているジョナサン・グレイザー。
緩やかでどっしりしたカメラ。
北欧を思わせる景観・色調。(実際はN・Y)
本作は、超常現象をあつかったホラーではない。
解釈は観客に委ねられた極上の恋愛サスペンスである。
四十路になろうかというニコールの美しさに陶然とする。
ローレン・バコール、アン・ヘッシュ、子役のキャメロン・ブライトが上手い。
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太陽の傷

2006-09-29 01:22:00 | 日記
9/28(木)晴れ
午前打ち合わせ。
午後、大森・大塚の企業を京急・山手線と乗り継ぐ。
夕刻、引継ぎ業務。珍しく残業。
終わって渋谷へ出る。
薄汚いガキどもが沸くが如くおり景観すこぶる悪し。
移転したユーロスペースで『太陽の傷』をレイトショウ鑑賞。
21:00開始、観客20名程度。
哀川翔・主演、三池崇史・監督の黄金コンビの最新作は、未成年者に娘を殺害された父親の陰惨な復讐譚。
監督得意のバイオレンス・ノワールである。当然R-15指定。(これは18禁にしてもいい内容)
憤怒に燃える翔兄ぃの執念が凄まじい。
三池演出に遠慮や躊躇いはない。
佐藤藍子、吉岡美穂、勝野 洋、小木茂光、平泉 成、遠藤憲一、松重 豊、風間トオル、宅麻 伸・・・豪華配役である。
しかし、なんと後味の悪い映画だろう。
残忍な暴力シーンに思わず悲鳴を上げた。
『D・O・A』『オーディション』『殺し屋1』の系譜に続く傑作。
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ボサノバの夜

2006-09-28 00:46:00 | 日記
9/27(水)曇り後晴れ
やや寝坊。
10時近くの新幹線で愛知は岡崎の三河安城まで。
こだまの旅はのんびりとしたものである。
2時間半かけて昼過ぎ到着。
これは名古屋までのぞみで行って戻った方が早い。
だがしかし、急ぐ用件でもなし、車中で駅弁(マツタケ弁当1000円也)を食す。
ごっそり入っているマツタケが実はエリンギであろうことは間違いないが、それも旅情である。窓外の秋晴れに目を細める。
昼過ぎ、某自動車メーカーを訪問。
電磁波試験場を視察。総建築費20億の要塞なり。
夕刻、東京帰着。

そのまま大手町のライブハウスでサックスとギターのデュオによるボサノバ演奏を聴きながら送別会を兼ねた豪華ディナー。
22:00、3回のステージを聞き収め、おひらき。
帰宅して久しぶりに小野リサ(季節はずれのクリスマス・ソング・・・勿論ボサノバ風)を聞く。
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地獄の変異

2006-09-27 01:34:00 | 日記
9/26(火)曇り後大雨
下り坂の天候。
午前打ち合わせ数件。午後より川崎へ。
ヒネタ経理担当とヒネタ会話。
帰りに駅前の新名所ラゾーナを覗く。
駅周辺もすっかり様変わり。
こじゃれたカフェでエスプレッソ(200円也)を飲む。
雨脚は益々激しくなる。

夕刻、九段会館にて『地獄の異変』の試写会を鑑賞。
ルーマニアの洞窟探検を題材にしたキワモノ系・アクション・ホラーだが、とても一言で形容できない怪異(ケッタイ)な映画でありました。
探検隊と地底奥深くに潜んで独自の進化を遂げてきた、“新生物!?”とのバトル。
キャストは、「コヨーテ・アグリー」のパイパー・ペラーボ、「ワイルド・スピードX2」のコール・ハウザーなど、ちょっと名前がすぐに出てこない2軍級の布陣。
真の主役は、ゲテモノ(クリーチャー)でありましょう。
脅威の再生能力と巨大な翼を持ち、暗闇を自在に這い回る謎の怪物だが、これまでのエイリアンものの集大成のような造形で、思わず苦笑した。
本当にルーマニア・カルパチア山脈奥深くでロケーションしたそうで、製作サイドの熱意は買う。
現に水中での特撮やら入洞のセット、均質なプロダクション・デザインには瞠目すべき点多し。
カット割りはシャープで、絵造りも悪くない。
しかし、シナリオが酷すぎる。
探検までのセットアップが性急で、隊員の性格付けもおざなり、展開も雑である。

原題The Cave(洞穴)
邦題は意味不明なり。
配給会社のセンスを疑う。
上映館は、あの悪名高き銀座シネパトス。
9/30公開。早々に打ち切られると思う。
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紀子の食卓

2006-09-25 23:46:00 | 日記
9/25(月)晴れのち曇り
午前、熊谷行きの予定が、先方によるドタキャンあり中止。
半プライベートなメール等々で昼過ぎまで時間をつぶす。
夕刻、新宿へ。
K's Cinemaにて『紀子の食卓』を鑑賞。
観客20名強。
監督・園子温の『自殺サークル』を5年前に新宿武蔵野館のレイトショウで観た時の衝撃は今でも鮮明に憶えている。
邦家では年間3万人前後の人が自ら命を絶っている。
生活苦、病苦、厭世、男女問題、いじめ・・・。
映画は54人の女子高生が新宿駅のホームから線路に飛び込み全員轢死というショッキングなシーンで始まる。
周囲は阿鼻叫喚の地獄絵図。
これを皮切りに、原因不明の自殺者が続出。
残されたエグイ遺留品に【事件】として捜査を開始する刑事達。
果たしてその真相は・・。
前半のサスペンティックな展開は独特の緊密性を維持して、作中人物達が不気味な魔
力に導かれているかの様に感じられて、何度も肝が冷えた。
中盤からは、ややあて馬的人物の登場で色調が変わってくる。
ホラーともサスペンスともスプラッタとも異色の音楽ものとも言える作風。
監督の独特の作風に亜流なし。
ネットワークと映像、喧騒と狂気、恬淡とした人間関係等々の世相を巧みに切り取っ
て同時代性も感じさせる。
終盤の黒幕?登場の場面でも会話は禅問答のようで、謎は深まるばかり。
無数のサイトの灯には満たさない孤独な者達の魂が蝟集している。
屈託なく恋の唄を歌う少女達からの妖しいデジタル・メッセージは、黄泉の国への旅
立ちを、まるでピクニックへでも行くかのように誘うのだ。
カルト映画の傑作だと思う。

本作はその続篇的筋立て。
食卓を囲んでの一家団欒…。
田舎町から東京へ出た主人公が、怪しいサイトで知り合った女性と、レンタル家族を構成する。
自分との関係性?
我々は常にその社会的な役割を演じている。
皆々与えられた役割を演じているだけだとしたら・・・・。
そして自分は本当に自分自身なのか…?
各キャプチャーで語り手を変え冗長とも言えるナレーション。
虚構と幻想を交錯させた展開。
2時間40分の長尺。
またまたカルトな傑作の誕生。


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もしも昨日が選べたら

2006-09-24 21:00:00 | 日記
9/24(日)晴れ
朝風呂、朝食後、愛車に乗り、行き先は何故か練馬の大泉。
ショッピングセンターでモーニングコーヒーを飲む。
目の前のシネコン(T・ジョイ)にて10:30開始の『もしも昨日が選べたら』を鑑賞。
観客12名。過半がカップル。
アダム・サンドラー主演最新作は、時間を自由に行き来する万能リモコンを手に入れた男の喜悲劇。
ケイト・ベッキンセール、クリストファー・ウォーケンと共演者は豪華。
映画のみならず小説でも芝居でも『IF』は、頻繁にテーマとなる。
一番近いテイストは『天使がくれた時間』かな。
主人公は過去に戻れる、未来を垣間見ることも出来る。但し、現実を変えることは出来ない、という設定。
それがミソであり、ヒネリである。
シモネタが多くやや下品なシーンもあるが、後半は泣かせる。
CGや特殊メイクも素晴らしかった。
ケイト嬢は老け役も演じ、少し見直しました。
原題はClick。
これは拾い物の一本。

帰路、ゴルフのインドア練習場で3年振りにクラブを握る。
当たれば爽快。

スーパーで天然ブリのアラを売っていた。
夕餉の献立はブリ大根に決定。
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フラガール/イルマーレ

2006-09-24 14:33:00 | 日記
9/12(土)晴れ
早朝起床。いつもの朝食。
自電車で豊島園まで。
10:15からの『フラガール』初日初回を鑑賞。
3割程度の入りか。
前評判も高く、各メディア絶賛の話題作。
確かに泣けるし感動いたしました。
時代背景(1960年代)と地方(炭鉱町)の雰囲気が良く描かれ登場人物のキャラが立っている。
銀残しのレトロなカラーと苦心のプロダクションデザインに感心。
街と人々の忍従と再生のお話。
彼らの背負っているものがキチンと描かれ、その思いはラストダンスに収斂されている。
炭鉱・親子の葛藤・夢の実現というキーワドにハリウッド映画『遠い空のむこうに』(99年)を思い出した。
主演の松雪泰子はあまり好みではないのだが、蒼井優ちゃん(これは儲け役)はよろしかったですね。

続いて12:45開始の『イルマーレ』も鑑賞。
韓国映画のハリウッド・リメイク。
後に『猟奇的な彼女』ブレイクするチョン・ジヒョンが主演したオリジナルは公開時に観ているのだが、詳細はすっかり忘却の彼方である。但し、映像が綺麗で、洗練されていたのに驚いた記憶がある。
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック、2大スターを使って、ストーリーも良く練りこんであった。
時制ものはタイムパラドックスを言い出すときりがない。
人の思いは未来(過去をも)を変えられる。
人恋しくなる秋だもの。
脳天気ともいえるハッピーエンドを受け入れたい。

帰宅して部屋の掃除、夕食作り。


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古式ゆかしき祝言

2006-09-23 02:34:00 | 日記
9/22(金)曇り
やや蒸し暑き。朝風呂にはいる。
昼過ぎ外出。
旧友の結婚式あり。明治記念館まで。
懐かしき人々と再会。
手入れの行き届いた自慢の庭園で記念撮影。
その庭を眺めつつ会場にて披露宴。
和洋折衷、山海の馳走が次から次へと供される。
獅子舞あり、ひょっとこ踊りあり、大黒様の幸運の木槌あり。
ケーキカットの変わりに大きな桃饅頭に入刀。
恩人のスピーチ、友人の余興、お約束のスライド・・・。
新婦ぞろ目の三十三歳。新郎は年下だとか。
幸多からんことを。
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趣味よりも 大事な仕事 世にはなし

2006-09-22 01:29:00 | 日記
9/21(木)晴れ
秋晴れ続く。
6:00起床。目覚ましいらず。
ホテルの屋上の露天風呂とサウナで汗を流す。
7:00バイキングの朝食。
昼近く帰京。車中爆睡。品川で一休み。蒸し暑い。
午後、打ち合わせ数件。メールチャック。
夕刻、大手町のジャズクラブで接待。
バイオリン、ベース、ピアノのトリオ。
心地よきかな。

どこまで正確なデーターか解らぬが、サラリーマンの10%前後は軽重あれ鬱病の予備軍だそうな。
期日、数値、プレッシャー、対人関係・・・。思いつめれば枕を高くして眠れぬ日もあろう。
たかが仕事、命を懸けるほどのことはない。
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防災グッツって何だ

2006-09-22 01:17:00 | 日記
9/20(水)晴れ
文句ない晴天なり。
9:33東京発、のぞみで名古屋へ。
中部もカラッとした気候。
地場勤務の僚友たちと久しぶりに名物あんかけスパゲッティを食す。食後のコーヒー。
名古屋は喫茶店王国である。東京ではあまりお目にかからないクラッシックなコーヒーショップに入る。話題はもっぱら秋の人事。
15:00から某ビジネスパートナー会の勉強会にて1時間のプレゼン。聴衆30人ほど。
やや反応鈍し。
夕刻、定宿へ。
夜は老舗のとり割烹へ。地鶏料理各種。
2次会は錦のクラブ。
日付が変わる頃まで粘り、ちゃんぽんを食しホテルへ戻る。
不健康な一日なり。
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早いリーチはイースーピン

2006-09-20 00:16:00 | 日記
9/19(火)晴れ
台風一過で青空広がる。
蒸し暑きかな連休明け。
午前、還暦近い茶飲み仲間と喫茶。
午後、昼食後の睡魔と闘いながら連絡事項をこなす。
メールって本当に便利だなぁ。
勝手に送って『見ているはず、文句があるなら返信しろ』なんて昔なら考えられないっすよ。
周知徹底、業務連絡、社交辞令に遊びのお誘い・・・。

夕刻、月例会のいつものメンバーといつもの雀荘。
半チャン3回、2位1位3位で綜合同率1位。
日付が変わる前に帰宅。
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X-MEN:ファイナル ディシジョン/シュガー&スパイス~風味絶佳~

2006-09-20 00:06:00 | 日記
9/18(月)曇り時々小雨
台風も関東をそれたようで、蒸し暑い。
九州辺りは被害甚大で大自然というのは怖い。

さてと昼前に散歩、ついで映画鑑賞。
昨日に続き、ユナイッテッド・シネマとしまえんにて日米の話題作を梯子鑑賞。
X-MENは三部作の最終章(原題・LAST STAND)かと思っていたら、エンドロール終了後にオマケ映像。思わず笑った。
しかし、映像は凄かった。
主要人物を木っ端微塵にしたり、橋を持ち上げたりとやりたい放題。
久しぶりにそのCG技術に、思わず腰を浮かした。
2時間弱というのもコンパクトで宜しい。
ミュータント各人に見せ場あり、これは歌舞伎だな。

邦画の甘い恋愛ものは、昨今売り出しの、柳楽優弥と沢尻エリカが主演。
まぁ、ボーイミーツガールの王道を行くお話。製作はCXと東宝。
福生が舞台で、小道具もお洒落。
原作は山田詠美で、小説(短篇集)は読了済みのはずなのだが、どうしても思い出せない。
二人が旬の逸材であることはよく解る。
しばらく彼らを使った企画は続くだろう。
2人を見守る婆さん役に夏木マリ。他に大泉洋がコメディリリーフ。
2時間強は長いと思うが、不思議と退屈しなかった。
やはりラブストーリーは素材と設定が勝負どころか。

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出口のない海

2006-09-18 11:14:00 | 日記
9/17(日)曇りのち雨
不快な就寝・起床。
朝食後、バイクにまたがり高円寺へ。
親族の文化祭を見学に行く。
小さなホールでバンド演奏を聴く。
親類縁者とお友達しかいない。
節度ある不良たち。
女子6名編成、ヴォーカルの女の子は声量あり、まぁまぁ。
各プレーヤー自身の演奏で手一杯で音をはずすのはご愛嬌だが、アンサンブルが悪い。
校内一巡。体育館では合唱部の発表。
これは品行方正、優等生クラブなのだろう、訓練された歌声に感心する。
あれも青春これも青春。

一旦帰宅し夜のイベントの為に弁当を作る。験を担いでカツサンドである。
暫しうたた寝。雨降り出す。不安。
案の定、楽しみにしていた神宮球場の【ヤクルトVS広島】が、雨で中止との連絡はいる。悄然。

しょうがない。
ユナイッテッド・シネマとしまえんで『出口のない海』を鑑賞。
敗戦濃厚の日本軍。起死回生の人間魚雷“回天”とそれに乗り込む学徒兵を巡る物語。
監督・原作者は『半落ち』同様、佐々部清と横山秀夫。
戦闘シーンがほとんどない淡々とした造りと堅実な演出。
主演の市川海老蔵。
梨園の御曹司はさすがに育ちが良く上品である。
ヒロインは最近出番の多い上野樹里。
細部にこだわった丁寧な良い映画でした。
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河内山宗俊/丹下左膳餘話 百万両の壷

2006-09-18 00:38:00 | 日記
9/16(土)晴れのち曇り
平日と全く同じ時間にピタリと起きる。
休みにはへたばって昼近くまで寝ていたのは遠い昔。
朝食はいつものスペシャルサンド。
一服して池袋へ。
新文芸坐で『河内山宗俊』と『丹下左膳餘話 百万両の壷』を鑑賞。
1935~36年に作られた山中貞雄の現存する貴重な2本。(29歳で早世するまでに23本を撮るが、残っているのは前述の2本と『人情紙風船』の3本のみ)
16ミリで撮影された河内山~は、フィルムの状態が酷すぎる。特に音声はノイズのため科白がほとんど聞き取れなかった。
この作品は、原節子が映像化され現存する最も古い出演作でもある。芳紀まさに16歳。いやはや初々しい。
伊藤大輔と大河内伝次郎のコンビで有名な丹下左膳は、全くテイストの違うコメディタッチになっている。
大画面で観られることの僥倖。
帰路、書店で映画関係の書籍購入。
茶店で耽読。
夕刻、買い物をして帰宅。
夕餉は、これがシーズン最後か【スペシャル冷やし中華】。
スペシャル尽くめであるが、なに、自分で調理すれば全て【格別】である。
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幻遊伝/トリノ、24時からの恋人たち

2006-09-17 02:06:00 | 日記
9/5(火)晴れ
残暑厳しゅうございます。
午前、横浜・関内へ古い知り合いを尋ねる。一緒にランチ。重いとんかつを食す。

夕刻、横浜ニューテアトルにて田中麗奈主演の日本・台湾合作の【幻遊伝】を鑑賞。
高年層の夕涼みか、観客20名前後。
タイムスリップのSFもの?カンフーアクションあり時代劇でもあり、恋愛もあり、と随分欲張りな内容。
つまりは全部中途半端なのですが・・。
麗奈ちゃんも確か25~6になっている筈ですが、変わりませんなぁ、この子は。

口直しに渋谷・BUNKAMURAル・シネマで【トリノ、24時からの恋人たち】を
鑑賞。こちらもガラガラで観客20名弱。
イタリア映画発祥の地であるトリノを舞台に、全く性格の違う男女の三角関係を描いたもの。
トリュフォーの『突然炎のごとく』をはじめとした名作が引用され、監督の映画へのオマージュが横溢している。
繊細で不器用なマルティーノと無骨で力強いアンジェロ。
2人の男性に惹かれるヒロイン、アマンダを印象的に演じたフランチェスカ・イナウディはキリリとした眼差しでベリーショートがよく似合う個性的なミューズである。
ああ、欧州だな、オトナの映画だなと思わせる。
都市の景観、博物館、街並がこの映画のもうひとつの主人公であろう。
昨夜に続き、連日の佳作鑑賞にニンマリ。



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