Il film del sogno

現実逃避の夢日記

モーツァルトとクジラ

2007-02-28 01:39:00 | 日記
2/27(火)晴れ
同居人が風邪のようである。インフルエンザか。少し遅れて家を出る。
平和島で商用あり。マックでモーニングコーヒー。昼にけんちん蕎麦を食す。
午後、日比谷にある某素材メーカーの開発者と面談。
話題のHD-DVDとブルーレイディスク、どちらが優勢か?の技術的見地に立った御高説を賜る。
そのあと日本橋の同業他社訪問。
終わって18:00。
銀座に出てシネスイッチで『モーツァルトとクジラ』を鑑賞。場内ガラガラ。
ドナルドとイザベラは、それぞれ数学と芸術の天賦の才をもちながら、アスペルガー症候群(自閉症の一種)のため周囲になじめない。自分の居場所を見つけられずにいたふたりは偶然出会う。たがいに共感を覚え、たちまち恋に落ち、結婚。しかし、どちらも超個性的なために反発しあい、傷つけあうのだった......。
ノンフィクションが原作のインディー作品だそうな。大作への出演が続くジョシュ・ハートネットが難役に挑み好演。『サイレントヒル』のラダ・ミッチェルも魅力的なヒロインを熱演していた。
純粋であることはひとつの病気である。
しかし健常と障害との境ってなんだろう。才能とは紛れもなく個性のことであろう。
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守護神

2007-02-27 00:35:00 | 日記
2/26(月)晴れ
夕食後うたた寝をしたせいで遂に一睡も出来ず、辛い朝を迎える。
いつもと変わらぬ週明け。
終日デスクワークをする。
帰路、有楽町・マリオンにて『守護神』鑑賞。2割程度の入り。公開終了間近。
これは邦画『海猿』と『愛と青春の旅立ち』を足して特殊効果を掛け合わせたようなハリウッド大作。
ウォーター・ワールド以降、ヒット作に恵まれないケヴィン・コスナーが頑張っておりました。やっぱスターだね。共演はアシュトン・カッチャー。お話はベタで展開も読める。2時間中弛みもなく起承転結の按分もよし。友情と自己犠牲に素直に胸が熱くなった。
大劇場のど真ん中、大音響、圧倒的な映像に満足した一本。
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松ヶ根乱射事件/長州ファイブ

2007-02-27 00:21:00 | 日記
2/25(日)晴れ
午前は香典返しリストの整理。
相手と金額ごとに商品を決めてゆく。
これがなかなか難儀である。

午後、修理されて戻ってきた愛車で近所のシネコンへ。
『松ヶ根乱射事件』を鑑賞。公開2日目。13:00の回。観客10名弱。山間のとある田舎町を舞台にした滑稽でもの悲しいドラマ。監督山下敦弘の前作『リンダ リンダ リンダ』が良かったので若干の期待はしていた。しかしまだ20代というのにこの落ち着いた作風は大したものである。
時代は90年代初頭、バブル崩壊後の地方都市(ロケ地は長野のようだ)。主人公の警官には新井浩文。双子の兄に山中崇。全体のユルユル感は監督の持ち味であり、このリズムを受け入れられないと辛かろう。(現に3名が途中退出して戻ってこなかった)誰もが指摘するであろうファーストシーンや展開が、コーエン兄弟の『ファーゴ』に似ている。70年代のにっかつ作品群のテイストもあり、アングラの匂いがして興味深かった。これは邦画の伝統で良い面でもあり悪い面でもある。省略の妙あり、細部のリアリティもある。ちまちま貧乏たらしいところも好感が持てますな。
三浦友和、安藤玉枝、川越美和、木村祐一などの脇役陣が適役でありました。

続いてこれも単館系邦画『長州ファイブ』を梯子鑑賞。15:30の回。尊王攘夷の気運が高まる幕末が舞台。若き長州藩士(山尾庸三、野村弥吉、志道聞多、伊藤俊輔、遠藤謹助)は英国へ密航する。ロンドンでそれぞれの分野の技術や知識を貪欲に吸収していく・・・・。と、まぁ200年以上鎖国を続けてきた日本から、広い世界へ飛び出した若者たちを描いた美談。文科省推薦映画。プロジェクトXだな、これは。往時を再現したCGがややチープ。正月にやるTVのスペシャルドラマのようだった。ストレートな語り口にこちらが気恥ずかしくなったが、やはり幕末の志士たちは偉かった。

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青い山脈

2007-02-25 01:58:00 | 日記
1/24(土)晴れ
少し寝坊するも8:00起床。
地下鉄・JR・私鉄を乗り継いで相模原まで行く。
取引先の新社屋落成記念パーティ。
工場見学のあと日本閣で宴会。
豪華お食事に銘酒の数々。昼日中から酩酊する。夕刻、池袋に戻り新文芸坐にて『青い山脈』正続を連続鑑賞。観客は流石に高齢層中心。昼には池部良が来館したとのこと。
今井正監督、石坂洋二郎原作、井出俊朗脚本。主演は言わずと知れた原節子。主題歌(西条八十作詞、服部良一作曲)の歌詞と牧歌的なメロディが時代を感じさせる。1949年東宝製作。
これは後々の青春ドラマの雛形が全て詰まっている。美しい女教師、優等生と対立する同級生。戦後民主主義の啓蒙に一役買った名作、というのが大方の評価であろう。
女高生は今も昔も変わらない。
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小田急ロマンスカー

2007-02-24 00:32:00 | 日記
2/23(金)雨のち曇り
夜半から雨が降る。
午前、来客あり。定例会3回目。共同開発商品のアイデア。そろそろパイロットででも結果を出さねば。
午後、小田原へ。
バンザイ直前の中小企業主から開き直りとも言える金策を聞く。
人間失うものがないというのは強い。
夕刻、小田急ロマンスカーで新宿まで。
珍しく寄り道もせずに帰宅。
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入間川

2007-02-24 00:25:00 | 日記
不眠が続く。
明け方ようやく眠りにつく。
まどろみだすうちに朝である。
午前中はロジスティックとWebのお勉強。
午後、西武線に乗って仏子へ行く。
遠い。駅前は閑散としてのどかである。
バスもタクシーもない。
目的地へ向かって歩き出す。
2キロほどで交番あり。住所を聞くとあと2キロほどあるという。
結局4キロほど歩き、到着。
周囲を警戒し車のナンバーを控える。
隠密ミッション敢行。
帰路は流しのタクシーが捕まった。
入間市駅まで。ここは開発も進みさすが特急停車駅。駅前のミスドーでコーヒーを飲む。女子高生たちが姦しい。
表に出れば少しお湿りあり。
春の匂いがした。
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雀の定例会

2007-02-21 23:34:00 | 日記
2/21(水)晴れ
お昼までは穏やかな日常。
午後、穴守稲荷へ行く。所用は5分で済み、境内を散策する。
文化元年の頃(西暦1804年頃)鈴木新田(現在の羽田空港内)開墾の際、沿岸の堤防しばしば激浪のために害を被りたり。或時堤防の腹部に大穴を生じ、これより海水侵入せんとす。ここにおいて村民等相計り堤上に一祠を勧請し、祀る処稲荷大神を以てす。これ実に当社の草創なり。爾来神霊の御加護あらたかにして風浪の害なく五穀豊穣す。その穴守を称するは「風浪が作りし穴の害より田畑を守り給う稲荷大神」という心なり・・・。なんだそうな。小銭を放って鈴を鳴らし家内安全無病息災を祈念し合掌黙祷。

夕刻、京浜品川の駅ホームで緊急連絡。頭の固い交渉相手と延々詰まらぬ議論を重ねる。唾棄すべき下衆野郎の能書きを聴き脳味噌が沸騰する心地。

気を取り直して日本橋で商談を済ませ大門にて定例会。
半荘2回でややプラス。
駄洒落で騒いで毒(ストレス)を抜く。
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世界最速のインディアン

2007-02-21 02:08:00 | 日記
1/20(火)曇り
業務連絡省略。デスクワークに得るものなし。
夜、銀座テアトルで『世界最速のインディアン』鑑賞。観客40名程度。ガラガラ。
開演直前、前席に駆け込んできたお姉ぇ様の香水にむせる。
邦題は原題の直訳でセンスなし。
『老いらくの爆走』にすべし。
Net上の評価は上々。良い映画でありました。
まずお茶目な老人の夢をあきらめない姿。
ニュージーランドからアメリカへ。
レースの為にはるばる地球を半周してやってくる。
途中で出会う人々との交流。
エモーショナルにならずにサラリと流しているが、演出は手堅く、科白は練りこまれてシナリオも良く出来ている。
ゲイ、インディアン、帰還兵、南米人、いづれもマイノリティ。
本作は優れたロードムービーでもある。
またクライマックスのレースシーンには胸が熱くなり、思わず拳を握り締めた。
スターはアンソニー・ホプキンスのみ。
監督は『13デイズ』『リクルート』古くは『カクテル』のニュージーランド出身のロジャー・ドナルドソン。
年をとるのも悪くない。人間、夢をみなくなったら野菜と同じ。
口笛を吹いて夜の銀座の裏通りを軽やかに帰宅。
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河豚料理

2007-02-19 22:47:00 | 日記
2/19(月)晴れ
いつもと変わらぬ週明け。
午前にはミーティングと来客。
夕刻、有楽町へ河豚を食べに行く。
あぶく銭が入ったので気の置けない仲間とパァーっと散財してやろうというわけである。
皮の酢の物から、刺身、から揚げ、ひれ酒、鍋、雑炊・・・。
上品かつ滋味がある。
談論風発、お話も大いに盛り上がる。
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エクステ/unknown

2007-02-19 00:46:00 | 日記
2/18(日)雨のち曇り
早朝、空腹で起きる。
いつも通りひとりで残飯整理を兼ねて朝食を摂る。
一服後、地下鉄に乗って池袋へ出る。
サンシャインシネマにて『エクステ』を鑑賞。
数年前『自殺サークル』でノックダウン、昨年は『紀子の食卓』がそこそこ面白かった鬼才・園子温監督の最新作。
この特異な詩人にして稀代の映像作家はどこで資金調達をしてるんだろうか。
コンスタントに作品を発表している。
どこぞにパトロンがいるのかな。
今回は衝撃的なホラー。
エクステはextensionで直訳すると「延長、拡大」という意味から転じて付け毛のことらしいですな。
怨念がとり憑いた毛髪が人を襲う。
これだけで生理的不快指数は高い。
さらに体のそこかしこから生えて伸びる、膨大な体毛が特殊効果でこれでもかと迫ってくる。相当エグイ。
髪フェチを演じた大杉漣が怪演してましたなぁ。
ヒタヒタと迫るサスペンス仕立ての前半から後半はスプラッタへ。
これは監督お得意の展開。
ヒロインを演じたのは栗山千明で、この子も作品選ばない逞しさがあるなぁ。(笑)姉役のつぐみが悪女を演じて一番怖かった。

サテンで一休みし、続いて新文芸坐で昨年見逃した『unknown』を梯子鑑賞。
密室で記憶喪失に陥った5人の男が繰り広げるスパイラル・スリラー。
このうち3人は誘拐犯で2人は被害者。
自分は誘拐されたのか、それとも犯罪者なのか。誰が味方で敵なのか。自分自身も信じられない状態で、疑心暗鬼になっていく男たち・・・。
設定は『SAW』に似ている。
徐々に記憶を取り戻していく男たちにはどんでん返しが待っているわけだが、シナリオにやや難あり。
しかし大ラスのサプライズは楽しめた。
ジム・カヴィーゼルやグレッグ・ギニアが熱演。
ブリジッド・モイナハンが艶っぽく、こういうアクセントは大切だな。

いつも通り夕餉の食材を買って帰る。

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魂萌え!

2007-02-18 00:34:00 | 日記
2/17(土)曇り後雨
早朝から銀座で研修である。
朝から講和やら中計説明を聴き、午後、錚々たるキャリアの70になろうかという講師による人材育成の講義を拝聴する。
その活舌は古典落語の一編を思わせる名調子である。
全く退屈することのない有意義な3時間。
夕刻から懇親会あり。高級レストランでの立食パーティ。
途中で抜けて有楽町シネカノンにて『魂萌え!』の最終回を鑑賞。
観客3割。全席の中年夫婦の会話がうるさい。マナーを知らないのは若人ばかりではないですな。怒憮然。
肝心の映画の出来は、まぁ期待通り。
桐野夏生の原作は、刊行時読了。毒を売り物にする女流作家の作品にしてはおとなしい作品であり、歯応えがないと思った記憶がある。
元祖ヴィジュアル系アイドルの風吹ジュンも年齢を重ねました。芝居が上手いわけではない。これからこうした老人映画は、身につまされる者多く、増えるのだろう。
COBAと旧ユーゴ出身のヤドランカによる音楽が意表を突いてよかった。
細かなカットが極めて映画的で『顔』以来あまりパッとしない阪本順治のカット割りに少し感心した。
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らくだ

2007-02-17 22:24:00 | 日記
2/16(金)晴れ
やや寒し。
早朝から横浜へ出張る。
怪しき相棒と珍道中である。
会いたくもない相手や迷惑顔の取引先と埒のあかない商談。
中央林間のファミレスで遅い昼食。
田園都市線に乗って帰る。
銀座で寄り道してお買い物。
夕刻、お仕事をしているとお座敷がかかる。
繁華街から外れた日本蕎麦屋で、ほろ酔いセットなるサービスメニューで一献。
共通の天敵を肴に杯を重ねる。

帰宅後、八代目三遊亭可楽と五代目古今亭志ん生の『らくだ』を聴き比べる。
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その書類は不見当である

2007-02-15 23:15:00 | 日記
2/15(木)晴れ
昨日から一転、朝夕冷え込む。
終日巨大ビルの人となる。
書類整理に電話連絡。
ランチに喫茶。
また打ち合わせ。ダラダラするうちに日が暮れる。
軽度の鬱病にかかっている同僚がいる。
目は虚ろで表情も冴えない。
さてどう接する?
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聖ヴァレンタイン

2007-02-15 02:54:00 | 日記
2/14(水)雨
終日篠つく雨が降る。やさしい霧雨。
強風あり、春一番だそうな。
早朝から資料作り。
午後、銀座で中小企業の代表者と面談あり。予想に反して談笑のうちに終わる。
夕刻、池袋で特殊ミッション。
早くに帰宅。
テーブルに板チョコ。
ああ今日はバレンタイン・デーだったのだな。
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終電の文藝春秋

2007-02-14 00:50:00 | 日記
2/13(火)晴れ
連中明け、忌引き明けは辛い。
早朝よりミーティング。
営業不振者には特別面接。
昼までウダウダ会議。
午後、淡路町まで。商談。
交差点のカフェで喫茶。
夕刻、各種打ち合わせ。
資料作りに終始する。
深夜帰宅。
微かなチョコレートの香り。
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