STP おやじ

スピード スリル パワーをテーマに生きて来たが時間が過ぎてもただのおっさんの生活を送っている。ぼやきかな?

トレモロブリッジの話

2020-03-02 12:27:26 | ギーター&アンプ
我楽多コンテナ発掘 エレキギターのビブラートユニットが入っている。

小生のポンコツギター収集遊びで余っているブリッジひとまとめである。

この機会に各トレモロブリッジのコンセブトでもまとめておこう。
フェンダー社がシンクロナイズドトレモロユニットをストラトキャスターに搭載した。
それはビブラート幅が大きく チューニングの狂いも少なく 演奏パフォーマンスが上がるものだった。

アーミングパフォーマンスは好評だが、若干チューニングがズレることが気がかりだった。
原因はアーミングで弦のテンションが緩んだ時に ブリッジ駒とペグ巻取り部で弦の位置ズレが起きるから。 それとシンクロナイズドトレモロの六点止め支点の位置ズレによるものと分析された。 余談だが、あんまり頑張ってアーミングすると アームが折れたりもする。

そこで、フロイド・ローズが ロック式トレモロユニットを考案、発売した。
初期のそれはチューニングの狂いをなくすべく ボールエンドを切り取った弦を使用し、ブリッジの駒で弦を固定、ロック式ナットで弦のペグ側を固定、トレモロユニットを2点ナイフエッジ支点にして 支点のズレをなくしたものだが 新たな問題が・・・

初期のフロイド・ローズユニットはファインチューナー機構を持たなかったのでチューニング自体が難しいかった。 それは弦が伸びてチューニングダウンした時や ロック式ナットを締めた時にチューニングアップが起きたら もう一度六本の弦全部を再チューニングする必要があったからだ。 この繰り返しは数回つづく。
そこで、ロック式ナットを締めた後でもチューニング微調整ができるファインチューナー機能が考案され、チューニングしやすさが向上 フロイド・ローズブリッジが普及した。 高価だったが、
ギターメーカー各社がそのパテントの下ブリッジとロック式ナットを製作使用した。
写真はSchaller社のもの アームも折れないように太くなり取付の構造が違う。

弦のボールエンドを切りブリッジ駒に取り付ける形式は 巻弦は表面が緩み音が悪くなると言われた。そこで登場したのが
ボールエンドを切らなくてもよい構造に変更したもの 弦交換も簡単


しかし、弦のボールエンドはブリッジ駒に固定されない構造(弦の位置ズレは・・・)

弦の固定機構はコスト高なので簡易にチューニングの安定を狙った 二点支持トレモロも出た

派生型も多数存在する。

まったく構造の違うKahler社のタイプも根強いファンがいる。

ブリッジ駒にはローラーが付いている。ボールエンドを動かしてアームダウン。チューニング微調整もボールエンドを動かして行う。
フローティングセットできないのでアームアップ機能は無い。

ロック機構を持たないフェンダータイプトレモロブリッジはすべて規格が同じかと言うと、違い 弦ピッチの種類も各社ギターでマチマチで 置換互換性がいつでもあるわけではない。

部品取りのつもりで買い集めたがサイズ違いで 持て余しているものもある

結果 お気に入りブリッジは、
フェンダーシンクロナイズドトレモロ型はフェンダーと取付寸法が同じで太いアームが付くもの
フロイド・ローズタイプは Schaller製が気に入ってるかな
コメント (2)