処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

生きていてもいいかしら日記

2018-03-29 23:17:09 | 

 著   者 北大路 公子

 出版社 PHP文芸文庫

 定  価    278円(アマゾン) 

  

驚きの本。こういう書き方をする人がいるんだと。

さらに言えば、書いていることは、全部自分のこと。つまり、日ごろの生活を綴っているらしい。こんな有様で現代社会を生きて行けているんだ 、という驚き。その点、このタイトルはぴったしカンカン。

一転、これらがすべて嘘というか、フィクションだとしたら、恐ろしく緻密な頭脳と個性に満ちた文体をものする超一級のライターと言うことができるだろう。

それにしても、この著者を見出した編集者は偉い! 慧眼に心から敬服します。