レーベル:ROUNDER
マデリン・ペルーの4枚目のアルバム。2月新譜。全13曲、彼女が手掛けたオリジナル。
5月18日から21日までブルー・ノート東京に出演する。チャージが8400円。これにシート代、食事代を入れたら一体いくらになるの。
このご時世、ご多分に漏れず当方も厳しいのだ。で、涙を呑んでCDにしたという次第。もっとも、BNに行っても、CDは買うけどね。
ジャジーで、ブルージーで、アーシー。懐かしさと温かさ。素朴で地味。シンプルでナチュラル。
世評は、やれ"ノラ・ジョーンズ"だ、"ジョニー・ミッチェル"だと喧伝するが、そんなもんじゃない。ビリー・ホリディのレベルです。
ただ、熱狂的ファンとして、一抹の不安がよぎる。果たして彼女はジャズをやり続けるかということ。入念なサウンドも曲作りの才能も、天は彼女にニ物三物を与えた。なるがゆえに、彼女は今後、自身の領域を広げ行くのではないか。そんな兆しをこのCDに感じてしまった。
Dance Me To The End Of Love アルバム「Careless Love」収録曲(youtubeより)