荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

「ベロニカは死ぬことにした」

2012-02-01 21:43:34 | 日記
昔、声優の学校に通っていた時、演技の勉強はなんといってもいろんな人の演技を観て盗むことといわれていたが、当時の俺は演劇とか観る気にもなれんかった。

SDN48の解散が決まって、個々のメンバーは解散後に向けていろいろと個人的な活動をはじめた。
時間が許す限りは応援しようと決めているので、今日はSDN48のキューティジェミニの亜希子と奈津子が出演する「ベロニカは死ぬことにした」を観に行った。

場所は六本木の俳優座劇場。仲には喫煙もできる喫茶店があったり、中身をみるとわりと歴史のある劇場のように思えたが、その方面についての知識は全くないのでわからない。

だいたい、どんなストーリーかも全く知らない。主演の女優、男優さんの名前も知らない。ただ、この作品は小説としては世界で500万人が読んでいるものらしい(チラシのうたい文句)。そういえば、演劇だけじゃなく、文学作品というものも俺はとんと疎い。

この日記を書くために再度チラシを確認していたら、エドはるみが出演していた。観劇しながらエドはるみに似てるなぁと思たら本人だったようだ・・・。

ストーリーは自殺を試みた一人の女性がかろうじて救われ運ばれた先が精神病院。生とは何か、死とは何か、正常と狂人の違いとは、自由とは何か、そういったことを考えさせるものだったが、決して過度に深刻になるようなものではない。笑いが起こるような場面は皆無だが、シーンのひとつひとつが魅入られる。とても演出がうまいんだと思う。随所にBGMとしてピアノの旋律が流れるのだが、これが物悲しいメロディーでとても舞台に合っていた。

主演の女優がオールヌードになるシーンもあるのだが(性を扱うテーマでもある。そのためR15か18指定になっているようだ)、一番前の席なのでなにかとはっきりみえるのだが、テーマが重いためにHな感覚はしない。


水曜の昼間ということで客は6~7分の入りだった。2時間の上演後はトークショーもあったが仕事があるので撤収。
亜希子と奈津子は双子を生かした配役で、亜希子の落ち着いた性格と奈津子のアニメキャラのような性格がいい感じで役に合っていたと思う。
これは、もう一度観に行きたい。といっても観に行く時間はないが・・・。

来週、いよいよ、きゅるるんの舞台とノンティーの舞台。こいつも楽しみ。