一ノ宮に大己貴命(だいこく様)、二ノ宮に少彦名命(えびす様)、三ノ宮に平将門命(まさかど
様)の3柱を祀ります。神田はもと伊勢神宮の御田(おみた・神田)があった土地で、神田の鎮
めのために創建され、神田ノ宮と称しました。江戸時代、江戸城増築に伴い慶長8年に神田台
へ、さらに元和2年に現在地へ遷座したものです。
江戸総鎮守として尊崇され、神田祭は江戸三大祭の一つです。山車は将軍上覧のため江戸
城中に入ったので「天下祭」と言われました。大正12年(1923)の関東大震災で焼失し、その
後、当時では珍しい鉄骨鉄筋コンクリート構造で権現造を模して再建され、昭和20年の大空
襲では境内に焼夷弾が落ちたが、本殿・拝殿などは焼失を免れました。(写真Mr麹町)