天照大御神を祭神とし、単に「皇大神宮」とも称されます。横浜並びに横浜港の総鎮守とされ
「関東のお伊勢さま」「汽笛の聞こえるお伊勢さま」としても知られています。明治3年(1870)
一寒村であった横浜の港を開き、キリスト教を初めとする外来文化に接する横浜の精神的支
柱とするため、伊勢の森の山上にあった神明社を現在地の野毛山に遷座しました。
明治7年建立の伊勢山碑には「諸外国の商館が賑わうさまや、我が国の船の高い帆柱が
湾内に林立する様子が手に取るように見える。かかる文明開化の時に際して、この場所を
整備し神霊を祀れば、神もこの誠意をお受けになると思う」とあります。本殿は関東大震災で
倒壊しましたが、昭和3年(1928)再建し、平成30年(2018・来年)には新たなる本殿として
伊勢神宮から社殿が移築されるといわれています。(写真Mr麹町)