大悲願寺は、あきるの市横沢にある真言宗豊山派の寺院で、本尊は大日如来です。山号は金色山、院
号は吉祥院です。寺伝によると創建は建久2年(1191)で、現東京都日野市平山の武将平山秀重が、醍
醐寺三宝院の僧を招いて開山したとされます。
江戸時代に幕府から朱印状を与えられています。1794年に観音堂を建立し、1824~1827年にかけ
て観音堂内陣に欄間彫刻や向拝を追加しました。1842年には彫刻や飾り板を観音堂内陣に追加しまし
た。1951年に観音堂を改修し、屋根を茅葺から本瓦葺きに変更、1978年に本堂が東京都有形文化財
に、1995年には観音堂があきるの市の有形文化財に指定されました。(写真Mr麹町)