小説「鬼平犯科帳」に登場する、鬼平の行きつけの店、本所二つ目の軍鶏なべ屋「五鉄」の場所は、「二
つ目橋の角地で南側は竪川」とある。鬼平とその配下の密偵たちは、ここに集まって軍鶏なべをつついて
いました・・・と。
墨田区緑1丁目の「鳥料理 かど家」、こちらも高札が出ています。江戸末期文久2年(1862)、初代の
弥八がこの角地に、しゃも鍋「角弥」創業、のちに屋号は「かど家」となります。八丁味噌仕立ての「しゃも
鍋」の味は160年経った今も堅く守り続けています。(店頭の高札)
池波正太郎さんもよく訪れたという名店で、鬼平犯科帳に出てくる「五鉄」のモデルと言われています。
時代劇大好き、池波さんの小説大好き人間の私は、その季節感と食べ物の美味しそうな表現がこたえら
れませんデス。