資源開発やエネルギー開発など多くの可能性を秘めているのが海です。海洋開発には、海に囲
まれた日本において重要な課題といえます。有人潜水調査船「しんかい６５００」の実物大分解展
示をはじめシュミレーターやタッチパネルを活用した展示を通して最新の技術や調査・研究を紹介
しています。
しんかい６５００は、海洋研究開発機構が所有する大深度有人潜水調査船です。日本で唯一大
深度有人潜水調査船となっています。１９８９年、三菱重工神戸造船所で進水式が行われ、一般公
募により「しんかい６５００」と命名されました。日本近海だけでなく、太平洋、大西洋、インド洋など
で海底地形、深海生物などの調査を行っており、２００７年には通算１０００回目の潜航を達成しま
した。主な任務は、地震、地殻を構成するプレートの沈み運動、マントル中のプルーム運動など地
球内部の動きの調査などを行っています。(写真Mr麹町)