散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

江戸六地蔵・霊厳寺

2013-05-28 06:57:33 | 日記
    

       

 江戸六地蔵といわれ、江戸の出入口の東海道(品川・品川寺)、甲州街道(新宿・大宗寺)

中山道(巣鴨・眞性寺)、奥州街道(浅草・東禅寺)、水戸街道(深川・霊厳寺)。千葉街道

(深川・永代寺)の6か所にそれぞれ造立されました。これは、深川の地蔵坊正元という人が

病気平癒を地蔵菩薩に祈願して無事平癒したので、宝永3年(1706)広く浄財を集めて地

蔵菩薩を造立したものです。記録によると神田鍋町鋳物師太田駿河守正義によって鋳造された

といいます。  

 霊厳寺の地蔵は第5番目で享保2年(1717)に造立されました。像高は2.73メートル

あり、鍍金がほどこされており、所々に金箔が残っています。江戸中期の鋳物像としては大作

であり、大正10年3月東京都指定有形文化財に指定されました。なお第6番の永代寺の地蔵

は明治の神仏分離で永代寺が廃寺になり取り壊されてしまいました。