学問・芸能の神様として心の通う「おのてるさま」と親しまれています。祭神は平安初期の
漢学者・歌人として著名な小野篁（おののたかむら）です。篁は上野国司の任期中から上野照
崎（現在の上野公園辺り）の風光を賞したとされ、仁寿２年（８５２）に亡くなったときに彼
の霊を奉祀したといいます。江戸時代になり、東叡山寛永寺創建の時に坂本村の長左衛門稲荷
社が鎮座していた現在地に遷座しました。
現在の社殿は慶応２年（１８６６）の建築で、関東大震災、東京大空襲などを免れました。
境内には富士浅間神社・御嶽神社・三峰神社・金平神社・織姫神社などが現存しています。
例大祭は三年に一度で、今年は１７日～１９日に本社神輿渡御が行われます。この神社の繭
玉みくじは有名で人気がある珍しいものです。３００円。
